奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

ピンチとチャンス

2015年06月30日 | 晴耕雨読
 北海道滞在中は、連日、鹿児島の大雨のニュースが報じられ、帰島しても相も変わらず大雨の毎日です。
昨日、隣りの徳之島では50年に一度と言われる大雨が降った様子です。豪雨をもたらす雨雲の形跡をネットで観ると紙一重のところにあって、自然界のさじ加減一つの感がありました。

 昨夜は禁酒で、夜遅くまでかかって、地元直売店関連の規約案を作成しました。一つは、施設管理者サイドの「特産物販売所運営規程」、もう一つは生産者サイドの「出荷者協議会規約」で、話題になりそうな条項については、朱色で表示をして、販売所の指定管理者の渡しました。
帰路は直売店をモニターし、月末の経理で午前を終えました。

 午後イチはすっからかんになった直売店に、少ないキュウリと冬瓜を収穫して届けました。異常気候で、青果が全国的に品薄で高値の様子、農業は自然相手の仕事ですのでピンチとチャンスが表裏にあるようです。
いよいよキュウリの収穫は終わり、冬瓜は作式の変更で収量が少なく、第2弾の秋のキュウリや冬瓜の収穫を検討しているところです。


 直売店から帰宅すると形成外科に通院し、帰路はスーパーで買物をして本日の打ち止めになりました。
明日から、ボチボチと河口菜園の草刈でもと思っています。

お迎えボクロ?

2015年06月29日 | 晴耕雨読
 梅雨前線が南下して未明から大降りで、北帰行の時から懸念していた病院行きに意を決しました。オフシーズンならでは通えない症状で、瞼の下のホクロらしきものを除去してもらいました。
かみさんが言うには「お迎えボクロ」らしく、還暦と言う年齢もあって妙に納得しました。

 軽い気持ちで形成外科を訪ねましたが、麻酔だの抜糸だの、病理検査など意外に緊張してしまいました。目の近くで、除去の時は歯以上に神経過敏になり、1時間ぐらいで除去は終わりました。本日は禁酒で、抜糸まではアルコールを控えるように言われ、手持無沙汰でいます。

 帰宅すると、昨日資料収集をした「直売所規約」関係をプリントアウトし、地元直売店の規約案作りを始めました。また、市の条例を調べ、箱物の建設に際して中身のないことを痛感しました。

 箱物の指定管理者を指定すれば後は丸投げで、指定管理者もたまったものじゃないなと同情の念が沸きました。直売店と言うのは、施設管理者と出荷者協議会の両輪で動くようで、農政は出荷者協議会に重きをおくべきじゃないかなと素人なりに思いました。毎年の直売店関係の現地研修は、管理者サイドの慰安旅行化していますからね。

 そう言えば、北帰行の往路、飛行機の中で「田舎力」の本を読み、1次産業のない6次産業が算数的には成り立たないことが解りました。1次(農水産)+2次(加工)+3次(販売)=6次産業のようで、さしずめ、我が田舎は5次産業で走っているようです。

 明日は通院・・・帰宅したら販売所規約と出荷者協議会規約を作り上げる予定です。

取り留めのない休養日

2015年06月28日 | 晴耕雨読
 北海道から帰島すると、夜温は29℃前後でなかなか寝付けず、すっきりしない頭で奮闘の日々を送っています。
寝付けないまま朝を向かえて、テレビをつけるとナデシコ・ジャパンのシュートシーンが入り、ぼやっとした頭が一瞬すっきりしました。
天候は終日雨の予報、特に予定作業もなく、2件の書類作成を仕上げるとぶらっと買物に出掛けて、のんびりと午前を過ごしました。

 午後は、出荷に際して必要な納品書や資材をネットで注文し、農産物直売店の運営規約関係をあれこれと調べました。シマンチュ(島人)は「欲」を「楽しみ」と表現し、規約で縛らない事を一種の美徳のように思っています。古き儒教の風習が多分にあって、小生はこの欺瞞に満ちた感性を苦手としています。

 北帰行の5日目には播種したラディッシュが発芽し、6日目には近郊の農場地帯や大型量販店に出掛けました。小生の滞在した千歳市は、北海道の空の玄関千歳空港を有し、市街を出ると北海道有数の農業地帯が開けています。畜産、養鶏、畑作、米作りが盛んで、商業都市の札幌や工業都市の苫小牧市に隣接しています。
年々おしゃれな住宅が建ち並び、住宅街の近郊には大型量販店が増えて、少子高齢化とは程遠い勢いがあります。
  

 7日目はいよいよ帰島、千歳空港発8時、気温14℃、羽田・鹿児島空港を経由して2時半に奄美空港に着きました。東京は晴れ、鹿児島空港は雨で、折しも鹿児島発屋久島行きの便が、大雨で飛行中止の放送が入りました。
奄美空港に着くと、ねっとりとした湿感たっぷりの空気と帰路の景色に何とも言えないな安息感を感じました。
  

 さてと、明日からは天候と相談の出たとこ勝負、出来るところからボチボチと始めようと思っています。

キュウリと冬瓜に乾杯!

2015年06月27日 | 晴耕雨読
 本日もまた湿感たっぷりの猛暑の一日でした。
帰島から天候にも恵まれ、懸案の冬瓜とキュウリの収穫と出荷が粗方終わりました。今朝の直売店のモニターでは、小生の帰島を待っていたかのように昨日届けた野菜は完売していて、午前は収穫と出荷に奔走しました。強大キュウリの人気には意外でした。

 さてと、しばらく北帰行の記事になりますが、3日目は映画を観に出掛けました。近郊の映画館は閉鎖になり、隣り街まで足を延ばし、総合ショッピングモールのイオンで「海街diary」を観ました。祖父母が残した古い家に住む4姉妹の物語で、姉妹を取巻く人間関係や代々家族に伝わる梅酒作りが、忘れかけていた古き良き時代を思い出させてくれました。
  

 4日目は、支笏・洞爺国立公園からニセコ方面まで足を延ばし、5日目は近郊の農業地帯や温泉巡りで過ごしました。北の農業は植付けが始まったばかりで、道の駅の直売店にはハウス物と葉野菜が中心に陳列されていました。ラベンダーがポツポツと咲き始めて、ビニールハウス栽培が一段と増えたような印象を受けました。

 明日は、前線が南下して終日雨の予報、梅雨前線の一掃には台風の発生が一役買いそうです。

北の風物詩

2015年06月26日 | 晴耕雨読
 歳をとると環境への順応は遅くなります。
北海道滞在中はやたらと眠く、帰島するとその逆で頭がテンパっているようで何とも言えない体感です。北へ行くと身体は体温の上げるために、南へ行くと体温の下げるために機能するのでしょう。

 テンパった頭の中、冬瓜とキュウリの収穫から始めて、1週間ぶりに滴るような大汗をかきました。冬瓜もキュウリも大ぶりで、キュウリにいたっては45センチ前後の大きさになり、半信半疑で直売店に届けました。夕方には、直売店から完売の連絡があってホッと胸を撫で下ろしました。
 

 さてと、北帰行2日目は孫の運動会を見、その日の夕方には娘夫婦とバーベキューで楽しみました。
北海道の運動会は、早朝の花火の開始で父母の席取り合戦があって、親族の一大イベントになっています。小生も、子供が小学生の頃、早朝の席取り合戦に出掛け、大人げない父母のやり取りに嫌気がさして、後方で子供たちの運動会を見ることにしました。運動会は、短い北の夏の風物詩なんでしょうね。

 午後は、エアコンを効かせて元職への提出書類作りで過ごしました。