奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

プチ旅に

2018年08月10日 | 徒然
 台風14号の接近に、昨夜プチ旅から帰島しました。九州や山陽新幹線に乗りたい、出来得れば混んでいなくて、しかも行ったことのない観光地と言うことで、思いつきのままに出掛けました。

  

 初日は、九州と山陽新幹線で広島に、まだ新幹線が出来ていない時分で36年ぶりに鹿児島中央駅からスタートしました。かつては西駅と言われていましたが、当時の面影はなく、新幹線車両も小生の知っている車両とはまるで別物でした。16歳で島を出て、初めて乗った電車が東海道新幹線、その後は東北新幹線も乗りましたが、機会があれば、上越や北海道新幹線を乗ってみたいなと思っています。

   

 広島市内泊で、翌日は定期観光バスで広島市内と宮島を一日周りました。広島城、平和公園、市内、宮島の厳島神社と周りましたが、広島市内の景観の良さには今までに見たことのない感動を、正に水の都でした。平和公園では、原爆の悲惨を痛感し、宮島では、これぞ世界遺産だと思いました。小生の島の世界遺産なんぞと言うのがおこがましくさえ思えました。バス有り、高速船有りで、乗り物の時間は短く、のどかな瀬戸内海を満喫して広島を後にしました。

  

 本日は、プチ旅の片付けをして倉庫や畑の見回りに出掛けると、早速、注文した肥料が港に着いた旨の電話が、倉庫の整理をすると、2往復かけて600キロの肥料を倉庫に移送しました。明日から、台風モードに入りますので、グッドタイミングでした。

 台風14号は明日の夜から最接近の予報、小型でさほどの影響はないと思いますが、倉庫の台風対策をして、本日の打ち止めになりました。明日は・・・明日考えましょうね。また明日(^_^)/~

頑張れ日本ラグビー!

2015年09月20日 | 徒然
 ラグビーW杯、日本対南アフリカの試合を観て、久しぶり熱い思いが込上げてきました。ラグビーほど愚直なスポーツはなく、アメリカ人はあっさりと前方へボールが投げれるアメフトを作ってしまいましたからね。
それにしても、24年ぶりの勝利に更なるエールを送りたいと思っています。

 予定作業もなく、義兄の実家の庭木のせん定を行い、ぷらっと食料の買出しに行き、暇つぶしにヒラアジ釣りでのんびりした一日でした。
キュウリは1本百円になっていて、ヒラアジ釣りは2匹、3匹目はあまりの引きにドラッグ調整をする前に切られてしまいました。

 台風の襲来がなく、例年にないのんびりムードで過ごしていますが、どの時点で秋カボチャのスイッチを入れるか、タイミングを見計らっています。
自然相手ですから、なるようにしかならないのも農業です。

送り盆

2015年08月28日 | 徒然
 送り盆、夕方から雨の予報に急きょ早めの夕食を摂り、提灯でお供をして墓地へ送りました。墓地から帰るとポツポツと降出し、天気予報がよく当たることに感心しました。
天気予報では秋雨前線が近づいていて、明日から、いつもの出たとこ勝負の農業になりそうです。

 午前は、暑さでバテたキュウリ苗の植替えを4、5本行い、終わると、カボチャの誘引棒作りに使用したススキの穂先の部分を、キュウリの敷き草として活用しました。自然界に無駄なものはなく、里山資本主義を地で行くような笑エネ農業になっています。
敷き草作業はまだ残っていますので、春カボチャのほ場のせん定したススキで対応しようと思っています。
  

 お盆が終わると本格的な農作業シーズンに入ります。
玉ねぎの播種が終わればトマトの苗作りに取掛り、秋カボチャの定植準備や苗作りも始まります。やがて、台風シーズンが終われば、パションハウスの準備とパッションとトマト、ズッキーニの定植、スナップエンドウの播種、玉ねぎの定植、ひと段落ついたところで、春カボチャの準備に取掛ります。一年で最も忙しい農繁期に入り、この頃から体重が落ち始めます。
そろそろ、アカショウビンの渡りの季節が近づき、身体のエンジンも全開にしなければ・・・。

カラス対策と農業論

2015年08月23日 | 徒然
 台風15号は明日の午後から暴風域の予報、本日は終日薄曇りで蒸暑い一日でした。
パッションハウスの台風対策を確認すると、秋カボチャのほ場に回り、再播種したソルゴーが発芽していて、今朝の雨が恵みの雨になったようです。
ただ、カラス対策をしたはずのマルチは至る所に穴が開き、「やられたな」とそんな思いで、急きょ倉庫に戻りました。
  

 テグスとCD作戦をあれこれと考え、トンネル支柱と対策グッズを軽トラに積込み、再びほ場に向かい、畝に支柱を設置するとテグスを張り、さらにCDをぶら下げました。開いた穴はガムテープでふさぎ、台風に備えてカラスのイミテーションは取外しました。

 午後の大半は読書で過ごし、農業は技術職で作業技術と栽培技術に大別され、体で覚えることが要諦のようです。さらには志と健全な価値観、適正な利益を追求することが肝要で、共感することの多い文言だなと思っています。

 6次産業のバックボーンは、著名な経済学者が唱えるペティーの法則を根拠にしていて、経済は1次~3次産業へ発展し、就労人口や所得の増大もまた1次~3次産業へ推移して行くようです。当然ながら所得の格差も生じて行くようです。
なかなか含蓄のある言葉もあって、アメリカの農夫が息子に家業を譲る時に「挑戦せよ!ただし、結果責任は君にある。」、農業の本質のような気がします。

 販売戦略の「3:3:3:1」の原則も興味深いものでした。リスク配分も兼ねていて、「直売所:市場(契約栽培):農協共販:新規栽培」の割合を表しています。その配分は個々の実情に合わせても問題はないようです。ちなみに小生の配分は、「2:2:5:1」の割合かなと思います。

 夕方には、倉庫のガレージに強化バーを取付け、キュウリに散水を行い本日の打ち止めになりました。明日は、午前にキュウリ苗を倉庫に入れ、実家の台風対策を行い、後は両日台風籠りになりそうです。

雑感

2015年08月21日 | 徒然
 台風15号が刻々と近づいているものの、嵐の前の静けさを彷彿させるような青空と強い陽射しが降注ぐ一日でした。
倉庫の前の公園では、先週から準備をした祭りの灯篭が台風の接近で撤収され、1日にして閉さんな姿になっていました。

 台風前の予定作業はなく、倉庫を換気で開け、そのまま図書館を経由して、お盆の買出しに出掛けました。船便の入港は明朝まで、3、4日は欠航になるだろうと思います。スーパーは同じような思いの客でいつもより混んでいました。
図書館では来週返却予定の本を返し、新たに地方創生関係の本を借りました。
  

 ランチを摂ると、早速「地方創生」の本に目を通し、6次産業が地方創生のカギであることを新たに認識しました。筆者は6次産業の提唱者で、近年は、「1次+2次+3次=6次」ではなく「1次×2次×3次=6次」と唱えているようです。掛算では、どちらかが0では6次産業そのものが成立たなくなるようです。また、1次、2次、3次の順番も重要とのことでした。お隣の中国では、3、2、1の順番で6次産業が進行しているようです。

 小生は6次産業を「2次×3次」のような産業のように捉えていましたが、1~3次産業を総称した考えを6次産業と言うようです。地方で農林水産物を産し、それを地方で加工し、販売までもって行くことによって、地方に雇用を創出し、活性化に繋がって行くようです。
  

 よく農政担当者が口にする言葉は、「販売は行政の最も苦手な分野」、逆に行政が最も力を入れなければならないところは、販売の分野では思います。
たぶんに、小生と同様に、農政担当者も加工・販売担当者も6次産業を「2次×3次=6次」と誤解していると思いますので、一読あれと懇願するばかりです。

 夕涼みに散策すると浜はサーファーで賑わい、盛夏を惜しむように南国の花々が咲いていました。暑さもお盆までですから。