奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

スナップエンドウが最盛期に

2017年01月31日 | 晴耕雨読
 両日のモアッとした天候から一転してピキッとした冬らしい天気になり、微風でハテンチュ(畑人)日和の一日を過ごしました。
先ずは菜園のスナップエンドウの収穫、草勢が1mを超えると収穫の最盛期に入り4キロほどの収量があり、昨日収穫をしたナスやトマトに併せて直売所に届けました。
本日の予定作業は全品目の追肥とナスの防除、午前はハウスの追肥作業で終わりました。
  

 午後は菜園のスナップエンドウの追肥、肥料の入ったバケツを肩に掛け、右手には定植機を持っていて、定植機の先端をマルチに挿し込み左手で肥料を落とし込みます・・・マルチの裾をめくって・・・そんな面倒くさい追肥は露地栽培では嫌になります。
追肥が終わると、バインダー・ヒモによる誘引を行い倉庫に戻りました。
  

 背負動噴機と薬剤を積込むとハウスに・・・散布溶液を作って動噴機のタンクに入れてエンジンをかけるとうんともすんとも・・・イライラする自分を押さえながら倉庫に戻りました。倉庫では動噴機のプラグを抜き、汚れを拭取ってエンジン始動をすると、かかりましたね~、ホッとしました。プラグの予備は常備が必須と痛感しました。

 ナスの防除の散布は10分程度で終わり、後は育苗ハウスの苗を観て、明日の定植を予定しました。
明日は生育の遅れていた苗の2回目の定植を行い、JAのラストの秋カボチャの出荷も予定していて、後は臨機に対応しようと思っています。
それではまた!

早朝のほ場で・・・

2017年01月30日 | 晴耕雨読
 予期していた事とは言え、天候は終日不安定で出たとこ勝負の一日で過ごしました。
未明に寝苦しさで目覚めて温度計を見ると18℃、この時期に二度寝をすると夜明けが遅いので7時過ぎまで寝てしまうことがあります。それでも雨の日は二度寝が許容されますね。

 シトシトと降る中、遅めの朝食・・・ベーコンエッグにマカロニサラダ、もちろん野菜はマイレタスと甘さ抜群のマイトマト、パンはスナップ・スティック、そしてレトルトの焙煎ゴマスープ・・・畑仕事をしなければ太りそうなメニューです。

 ネットで雨雲をモニターすると南北に帯状の雨雲が二条、今降っているのが一条目の雨雲で、9時過ぎに二条目の雨雲が通過するだろうと・・・そんな事を思いながら着替えていると晴れ間が出てきて出畑しました。
昨日の続きでカボチャの2回目の定植、昨日と同様に猛烈な生暖かさ中、育苗ハウスから苗を搬出して植穴に配置すると、カートに腰掛けてチマチマと始めました。

 早朝のほ場で聞こえるのは、野鳥のさえずりと啄木鳥の木を叩く音だけ・・・これに強い北風の吹く日は野分が加わり、何とも言えない不思議な時間が流れます。妙に静けさを感じて山頂を観ると白い雨足が近づいていて、急いで車に戻り雨宿りをしました。二条目の雨雲が通過するんですね・・・30分ほどで雨雲は通過し、1畝の定植を仕上げて午前を終えました。

 午後は一転して北風が強くなり、ハウス作業に舵をきるとトマトやナスの収穫を行い、後は脇芽取りや下葉の処理で過ごしました。また、菌核病で萎れが著しいナスの枝は、切断して廃棄しました。
今夜から平年の気温に戻りそうで、明日は全品目の追肥とナスの防除をしようと思っています。
レタスの片付けも終わったので、そろそろキュウリの苗作りも・・・。
それではまた明日!

まっいいか~!

2017年01月29日 | 晴耕雨読
 予報に反しての雨、まっいいか~と経理で午前を過ごしました。
この時期になると歩こう会なるものが盛んになり、昨日は高校生が国道を歩いていて、本日は地元の峠を歩く会が開催されていました。参加者は、生憎の雨と蒸し暑さに精彩を欠いていました。

 奄美は今春に国立公園に指定され、このようなイベントも奄美の自然の醍醐味である新緑の頃に開催してはと提言したいところです。井の中の蛙、井の中を知らず、陳腐なヒカンザクラを愛でるよりは何と言っても広葉樹の新緑ではと思います。新緑の時期は気候も良いですからね。
  

 ネットで雨雲をモニターすれば午後には何とか外仕事が出来そうで、休養にしようか迷いながら出畑しました。
生暖かい南風に蒸暑さ、ワイシャツを脱ぎTシャツになって、一輪車で苗を畝に運びました。途中雨になり、車中で雨宿りをしながら2回目の定植を2畝ほど終えました。
この時期の好天は持って二日、これが島の農業だと痛感するようになりました。

 来週も近郊では集落主催の歩こう会なるものがあって、どうしてもヒカンザクラから逃れられないようです。桜の良さは散りぎわの潔さ、その点ヒカンザクラにはその微塵もありませんからね。島人が桜を愛でるのは、多分に大和(本土)への憧れなんでしょう。

 てなことでまた明日!

墓参日和と一草三効

2017年01月28日 | 晴耕雨読
 彼岸のようなポカポカ陽気、墓参に畑に奔走の一日でした。
最近は早めに就寝しますので5時起床になり、天気予報のモニターと同時に調べ事は朝イチに行っています・・・早起きは3文の得ですかね。今朝は、ナスとレタスの病害と対策をあれこれと調べ、どうやらナスは菌核病、レタスは軟腐病の兆候かなと思いました。
ナスは近々トップジンMを散布し、レタスは早々の収穫にしました。

 気温が高くて好天が続くと定植したばかりの苗の手かん水が新たな作業になり、トンネルハウスを開けて1時間掛けて手かん水を行いました。気温はぐんぐんと上がり、ハウスのサイドビニールの開放とトンネルハウスの部分開放、この時期の栽培はハウスの温度管理に尽きます。
倉庫に戻ると、2軒の直売所と弁当屋さんにレタスとカボチャ、スティックセニョールにスナップエンドウを届けました。
ランチにはまだ1時間ほどあって、秋カボチャのネズミ対策で使用した塩ビ管を回収して午前を終えました。
  

 午後イチは月例の墓参から始まり、両親、叔父、義兄の親族と母方の親族、新年の挨拶と安らかな眠りを祈願しました。彼岸のような錯覚に陥りそうな墓参日和でした。
墓地から倉庫に戻ると、刈払機と燃料を積込んで秋カボチャのほ場に、収穫の後のお礼肥ならぬ片付けで、防風対策で最後まで頑張ってくれたソルゴーを刈倒しました。防風に敷き草に、ラストは鋤き込まれて土作りに寄与するんですね・・・一石三鳥・・・いやいや一草三効ですね。

 秋カボチャのほ場は、残すところマルチの回収と粗耕しだけになり、春カボチャ栽培の合間を見ながらと思っています。ラストは換気で開放したビニールハウスとトンネルハウスのクローズで本日も無事終わりました。
明日は2回目のカボチャの定植を予定しています。それではまた明日!

空と海の碧が・・・

2017年01月27日 | 晴耕雨読
 気温が10℃ぐらいからぐんぐんと上がって、ヤッケを脱ぎ、最後はTシャツになって奮闘の一日でした。
本日の予定は、生育の遅れていた1回目の苗の定植と2回目の定植、2回目の苗は生育が今一つで、生育の遅れていた苗の定植で終わりました。2回目の定植は日曜に変更しました。
  

 汗ばむほどの気温になったところで、トンネルハウスの部分開放とハウスの換気を行い、隔日のハウスのかん水を終えると秋カボチャのほ場に移動しました。
ほ場では電気柵の回収に取掛り、第1ほ場の回収で午前を終えました。
  

 午後イチは、明日(旧正月)の墓参に供える花を買いに出かけ、その後は午前の続きで第2ほ場の電気柵の回収で過ごしました。電気柵によるイノシシ対策の効果は抜群で、イノシシ害が皆無になりました。
回収した器材を倉庫に移送すると、もうひと頑張りとスナップエンドウを収穫し、帰路は浜に立寄りました。
西日がポカポカと背中を射し、この時期に空と海の碧がこんなにもマッチングする日があるんだな~と、ほんの少し時間が止まりました。

 明日は墓参をして・・・あとは明日考えるばい!だればまたあしゃ。