奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

奄美の森

2012年12月31日 | 奄美の景色・自然

 今年最後の日は小雨混じりの寒い一日でした。

 小雨の中ハウスに向かい、カボチャの受粉や子葉が展開し始めたカボチャの苗に散水を行いました。2回目の苗作りで、発芽は遅れたもののほぼ出そろい、催芽処理が思いのほか成功したのではと思っています。003

 その後は、鏡餅に敷くウラジロを取りに、旧国道を通って峠に向かいました。ここ1、2年の風水災害で、国道沿いは土石流や落石、地盤沈下、そして至る所で樹木が折れ、災害の凄さを改めて感じました。奄美に来た直後の風景から一変していました。

 当然ながら、目的のウラジロも中々なくて、有名な世界一大きな豆「モダマ」もまったくありませんでした。モダマは開花期に台風が来たために実をつけるチャンスがなかったのかも知れません。004

 峠近くでやっとウラジロを見つけ、持参した高所用せん定バサミで切取り持ち帰りました。一年に一度ぐらいしか訪ねることはありませんが、このような奄美の森の風景が来年は世界自然遺産の暫定リストとして申請されるのでしょう。

 紅葉とヒカゲヘゴの奇妙なコントラスト、国道直下に観る奄美の森は、映画のジュラシック・パークのような世界でした。


風雨の強い一日

2012年12月30日 | 晴耕雨読

 未明からの雨は大降りで、終日台風並みの風雨でした。

 予期していたこととは言え、あまりの風の強さにトンネルハウスが気掛かりで、風雨の中、朝いちに観回りに行きました。今年は台風の当たり年で、ビニールハウスは2棟つぶされ、風に対して否応なく過敏になります。

 午前と午後に2回巡回して、無事な様子に先ずは安堵をし、ハウスのカボチャの受粉や誘引まで行いました。屋外の作業は、まったく不可能な天候でした。

 年が明ければ確定申告の時期になりますので、経理で午後の後半を過ごしました。明日は大晦日、朝いちの受粉作業の他、予定はなく、鏡餅の下に敷く「ウラジロ」を取りに山へ出かけ、鏡餅やしめ縄を設置します。その後は、仏壇に供える正月料理を買出しに行き、夜は、紅白を見終わることもなく、就寝になると思います・・・たぶん。

 春カボチャの植付けが終わるまでは、なぜか年末年始が他人ごとのようなハテンチュ(畑人)の心境です。


T・ハウスの温度管理

2012年12月29日 | 晴耕雨読

 たぶん今年最後の好天になると思いますが、カボチャの受粉でほ場を巡回してもミツバチの活動が盛んで、いい感じで朝いちの受粉作業を終えました。このような日が少しでも続けばいいのですが、好天の後は決まって悪天候、明日は相当の荒れ模様の予報です。

 本日の予定は実家の年末清掃と墓参、天候を予想しながらの活動ですが、いい判断だったかなと自賛しています。002

 午後は慌ててトンネルハウスに向かい、案の定、定植したばかりの苗は高温で萎れ、一気にビニールの半開作業を行いました。育苗ハウスの温度計は、38度を示していました。

 温度管理でトンネルハウスのビニールを半開にしたついでに、生育の遅れで定植をしていない植穴に定植を行い、さらには、定植を終えた全ての株に散水を行いました。定植から5日目ですが、本葉1.5枚でいい感じで生育しています。

 夕方には集落の葬儀もありましたので、早めに作業を切り上げて墓地へと向かいました。


3回目の播種

2012年12月28日 | 晴耕雨読

 天候は昨日から一変して、生暖かい南風の吹く早春のような一日でした。
 朝の気温が高いとカボチャは正直で、雌花や雄花に元気があり、草勢も生き生きとして観えます。そんな中、受粉作業でほ場を一巡し、その後は3回目のカボチャの播種に取掛りました。001

 保温器での催芽処理は順調で、600ポットの播種は3時間ほどで終わりました。 また、低温期になりましたので、2回目の播種の反省を踏まえて、発芽するまでの間は透明のビニールで覆うことにしました。低温で発芽が長引くとポットの表土は乾き、小さなポットの世界でもいろんな難問が発生します。

 3回目の播種を終え、年内の主な予定作業は無事終わりました。本日はまた、2回目の播種の発芽が本格的に始まり、低温で2日ほど遅れましたが発芽の地割れも一斉に観られホッとしています。年明けの2、3日頃が定植になると思います。007

 降ったり止んだりの一日で早めに切上げ、年末年始の買出しに出掛けました。明日は、年末の掃除や墓参を行い、夕方には集落の方が亡くなったので納骨に参列します。

 画像は、2回目の播種の発芽と3回目の播種の様子です。ビニールの保温性は透明が一番で、次に紫とか黒が続くようです。


1回目の定植終了

2012年12月27日 | 晴耕雨読

 ブログの異常なアクセスに困惑しながら、日々のつぶやきであったり、ボヤキにも似たようなブログを飽きもせず書いています。 001

 ここ2、3日、10℃前後の寒い日が続き、畑の早朝出勤もさほどの意味がなく、朝ドラの「純と愛」を観て畑に向かいます。ドラマの「純」の挫折感が気になるところです。

 さて、本日の予定は明日からの天候の崩れを予期して、1回目の発芽の遅れた苗の定植、そして、春カボチャのほ場とハウス周辺の草刈りを行いました。定植は午前で終え、40ポットほどが不足になりましたが、2日遅れで1回目の定植を終えました。

 午後は草刈りを行い、早めの打ち止めになりました。定植作業で、久々に太ももと腰回りの筋肉痛に襲われ、意外に鍛えてないんだなと実感しました。004

 明日は、倉庫で催芽処理中のカボチャの3回目の播種(600粒)を行い、天候次第では、実証中のほ場の草刈りを考えています。年内は、カボチャの苗の生育を観ながら、ボチボチ作業になると思います。

 画像は、いつの間にか実がつき始めた実エンドウ、そして、らしくなってきた白菜とジャガイモです。