奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

島の冬の気候

2020年11月29日 | 晴耕雨読
 冬型の気圧配置となり、朝晩は冷え込み、日中は曇天で20℃以下の気温に断続的な小雨、島の典型的な冬の気候だ。島の冬は、曇天の日が多く、南国とは程遠い日照率の低さ、その低さは全国でもワーストクラスだ。今朝は、15℃の気温に暖房を入れた。2、3日前までは扇風機を回していたのに・・・。

 ズッキーニの接受と収穫が日課に変わりキュウリの収穫と続く。有難いことに直売所のズッキーニとキュウリは連日完売で、明日へのエールをもらっている。今季は、ズッキーニ栽培を増やして販売価格を下げ、若い人を中心にズッキーニファンが増えてくれれば念じている。ゴーヤよりは、ズッキーニの方がレシピは豊富だ。直売所に野菜を届けると月例の墓参に舵を切った。途中、小雨に見舞われたが大降りにもならず何とか終わりランチタイムになった。

 午後は降ったり止んだり、ヤッケを着て出畑し、トマトのホルモン処理を終わると、昨日からの残務でスナップエンドウの防鳥ネットを完成させて、ラストは明朝のズッキーニの接受対策で、本日も無事終了した。全国的にはコロナ感染の拡大で戦々恐々の様相だが、島は至ってのんびりだ。ただ、土日に立寄る定食屋さんで、関東方面からの観光客の大声での会話に一抹の不安が横切る。

 11月も明日で終わり、毎年師走の慌ただしい中で行う庭木のせん定を早めに行い、雨天で悪戦苦闘する春植えの準備を年内に終わらせようと思っている。ズッキーニ、オクラ、ゴーヤ、冬瓜・・・春から初夏にかけてのリレー栽培だ。だればまた(^^)/~~~

いい風呂の日に・・・

2020年11月26日 | 晴耕雨読
 本日は語呂合わせで「いい風呂」の日らしい。南国に住むと夏の蒸し暑さや夕方の爽快感がなくて、風呂は敬遠ぎみでシャワーで済ましてしまう。風呂はこれからの季節にいいので、命の洗濯を兼ねて出掛けてみようと思う。今朝は朝ドラの「エール」が終わって、また一つ何かが終わったような気がする。

  

 今日はまた稀に見る好天で、今年ラストの植付けであるスティックセニョール(茎ブロッコリー)の定植と露地の3品目の追肥を行った。スティックは前季のデータで播種から25日で定植期、根鉢の形成もバッチリで40株の定植を終えた。隣のインゲンは思いのほか害虫(ハモグリバエ)に苦戦していて、苗作りを思案している。

  

 週末から15℃以下の気温が予報されているが、ズッキーニは接受作業がピークになり日に日に着果が増え、スナップも花が咲き始めてPPヒモによる2回の誘因も行った。キュウリは解ってはいたことだが、株元の摘果を怠ったばかりに、後半の着果が遅れて中休み状態になった。帰路に直売所に立寄ると棚には何もなかった。

 昨夜は、20年来の懸案事項となっている国道バイパス建設の会合に参加した。行政の甘い見積もりで棚上げされた事案で、現国道の拡張に舵を切りそうな雰囲気だった。正直、今となってはどうでも良いような感が・・・だればまた(^^)/~~~

十年はひと昔

2020年11月23日 | 晴耕雨読
 夜明けと共に降出して、スロースタートの出畑となった。ズッキーニの接受は本格的になり、前日に雄花の蕾を採取して雨天に対処している。本日からは、前日に雌花の雨対策で蕾にプラコップを被せることにした。カボチャ栽培の何百と言う接受作業に比べれば、ズッキーニの接受作業はどうってことのない範ちゅうだ。キュウリの収穫と出荷で午前を終えた。

 十年ひと昔と言うが、小生がUターンした頃の奄美は皆既日食で賑わい、翌年には奄美豪雨災害があって、今程に観光業で賑わっている様子はなかった。Uターンから3、4年が過ぎ、国の観光業に対する後押しもあって、俄かに世界自然遺産の噺が再燃してきた。三度目の正直で、国も本気になって国立公園に指定し、インバウンドの需要もあって観光客は増えたものの、残念ながら遺産登録は見送られた。

 北海道に居た頃、世界自然遺産に登録された知床を訪ねて、車は乗入れ禁止で、数人の観光客が徒歩で2時間ぐらいツアーガイドの引率を受けた。内心、自然相手の商売だからそんなもんだなと納得した。ところが、島は自然遺産の噺が再燃すると、車によるナイトツアーなるもの出現して、「えっ」と言う疑問が生じた。この連休間、ナイトツアーの是非や運用についての試験が行われているらしい。

 広大なアフリカのサファリパークじゃあるまいし、小一時間もあれば足りるツアーなんぞは、ガイドによる徒歩引率にすればいい。だいたい、自然遺産なんだから、ツアーの対象となる動植物が居なくなればツアーと言う商売もなくなる。自然に対する尊崇の念がないと、多分に一過性の商売になるような気がする。こう言う時にこそ島唄の格言でも思い起こせば良いような気がするが、所詮、酒宴の戯れから生まれた格言?・・・「海は山のお陰、人は世間のお陰・・・」、だればまた(^^)/~~~

同窓の葬儀に

2020年11月20日 | 晴耕雨読
 沿道には、島の晩秋の花「ツワブキ」が咲き出した。ツワブキは、島の年越しには欠かせないソールフードだ。大晦日に、骨付きの塩豚に大根とツワブキを煮込み、それを食べて新年を迎える。子供心に、一年で肉が腹一杯食べれた日でもあった。いつものように5時に起きて、新聞に目をやると同窓の訃報が載っていた。島にUターンして二人目の同窓の死だ。

  

 天候は猛烈な生暖かさと湿感、午後は雨の予報で、今週から始まったズッキーニの接受から始まりキュウリの収穫と続いた。帰路はハウスの野菜の観察と換気、トマトの脇芽取りをインプットして倉庫に戻った。同窓の葬儀への参列は午後に、キュウリを直売所に届けるとトマトの脇芽取りをして、後は買出しで午前を終えた。

  

 午後はポツポツと降出して、傘を持参して同窓の納骨に参列した。3年ぶりに訪ねる同窓の集落で、3年ぶりの再会は同窓の葬儀になった。安らかに眠ってくれることを祈るばかりだ。

 明日からは冬の気候に戻りそうな予報、晴れマーク一色だが、これと言った大きな作業計画はない。久しぶりに浜でのんびりと釣りにでも興じるかと思っている。だればまた(^^)/~~~

スーパーよりは低価で!

2020年11月18日 | 晴耕雨読
 全国的に季節外れの暑さ、コロナは第3波の様子を呈していて、先行きが読めないような感が横切る。ラニーニャ現象は突如寒くなるらしくて、コロナについては、第1波の頃を思い出して自己防衛に徹するしかないのかも知れない。第1波の時と違うのは、コロナに対しての医療がほんの少し向上したのかも知れない。

 生暖かい南風の吹く中でズッキーニの接受作業に取り掛り、終わるとキュウリの収穫と出荷と続いた。キュウリは4年目で新たな栽培方式に変えて、今のところ収穫物の形や収量は、そこそこのできかなと思っている。スーパーよりは低価格を設定しているので、販売の滑り出しは上々だ。

 昨日はスナップエンドウの1回目の誘因と防除、生長点にアオムシが散見されて突如の防除作業になった。後は、キュウリとズッキーニの追肥を行った。キュウリの追肥は10日間隔で少な目に、ズッキーニは雄花の開花期とマルチの外に根が張る頃を追肥の目安にしている。ズッキーニは来週から収穫になるだろう。

 本日は終日曇天の中で、畑に置いてあった耕運機と管理機の洗車を行い倉庫に格納、午後はポツポツと降る中で、ビニールハウスの漏水の修復を行った。作業は早めに終わり、後は食料の買出しでスーパーに出かけて、ついでに現在栽培中の野菜の価格をモニターした。インゲンは高値で、キュウリは特売日以外はまだまだ高値の様子だった。「スーパーよりは低価で!」、これが零細農家の細やかな抵抗だ。だればまた(^^)/~~~