奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

よいお年を!

2021年12月31日 | 晴耕雨読
 2021年も残り数時間で終わろうとしている。島では、世界自然遺産登録や地元高校の野球での活躍などで明るい話題はあったものの、コロナ感染に振り回された1年だったような気がする。今朝の地元新聞の正月版を読めば、これでもかと新年の箱モノラッシュが載っていて、結局は箱モノ建設かと、そんな気もした。低迷している箱モノのタンカン選果場は、選果場の維持のために選果料金を税金で補填することになったらしい。

 昨日の好天から一転して降ったり止んだりの島の冬の天候に。隔週のスナップエンドウのPPヒモによる誘引を行い、姉夫婦に持たせるスナップエンドウを収穫してハウスに移動した。かん水をしながら三種の観察を行い、今朝はスティックセニョールの50円玉ぐらいの花蕾を確認して、摘果をインプットした。

 午後は時折の強風に雨、晴れ間を縫うように軽トラを洗車して帰宅すると姉夫婦が来宅していて、例年のように正月料理を山盛り持参していた。姉夫婦は墓参をして帰路に就き、後は録画した映画を観て過ごした。

 明日は新年とは言え、スナップエンドウの収穫とスティックセニョールの花蕾の摘果からスタートしそうだ。オミクロンが猛威を振るわない様な年にならない事を祈るばかりだ、だればまた、良いお年を(@^^)/~~~

ラストの卸売市場

2021年12月29日 | 晴耕雨読
 今年も残すところ二日、天候は相も変わらず晴れたり降ったり、終息していたコロナ感染はジワジワと増加の様相になってきた。感染も天候と同じように自然界の営みで、中々思うようには行かないようだ。今朝は、本年ラストの卸売市場への出荷からスタートした。

 市場からの帰路は、いつものようにコンビニで焼立てのパンとランチの弁当を買い、レトルトのポタージュで朝食を済ませた。天気予報を観れば午後からは雨、外は信じ難いほどの陽光だ。気象衛星の画像がなければ、この陽光を信じて出畑し、多分に午後は濡れネズミになっていたのだろう。

 午前の陽光にスナップエンドウの追肥を済ませ、ついでにハウスに移動してインゲンの追肥も行った。年明けからはインゲンの収穫も始まる、ハウスの中は汗ばむほどの陽気で、上下のヤッケも脱ぎ捨ててトマトの誘引で午前の打ち止めになった。

 午後は予想通りの雨、市街に買い物に出掛け、後は月末の経理で過ごした。ネットで、スナップエンドウの害虫防除を調べるついでに今朝の卸売市場のセリ値を観ると、予想以上の高値でホッと胸を撫で下ろした。トイレ以外に、キッチンやお風呂・・・いや玄関にも神様がいたようだ。今朝はまた、新年の卸売市場の荷受けカレンダーをもらい、新年5日からが市の開催だ。

 残り二日は、ビニールハウス周辺の除草剤散布やスナップエンドウの害虫防除ができればと思っている。だればまた(@^^)/~~~

モクズガニの噺

2021年12月27日 | 晴耕雨読
 さほど話題のないブログの中で、何故かアクセスだけは多くて不思議な思いにかられている。年末になると、島の世界自然遺産登録の番組が増えて、何だか美味しい画面だけがクローズアップされているような感がしてならない。国道の車窓から観る眺めは、貧相な景観しかないようにも思うが・・・。

 神奈川から帰省している同窓と話しをしていて、稲作や畑作が盛んだった頃が、山も川も海も自然の宝庫だったと・・・昨今は著名な動植物だけが島の自然の代名詞になっている。島はこの時期、モクズガニが産卵のために川を下って海に至る。同窓の話では、子供の頃、海で産卵をするモクズガニを狙うタコを目にしたと、今はそんな光景があるんだろうかと。

 モクズガニも随分と減ったらしくて、多分に堰堤で囲われた川を遡上した稚蟹が生き残るには厳しい環境なんだろうと思う。成長したモクズガニは普段は陸地で活動していて、産卵期に川を介して海に下り、その稚蟹は川を介して遡上して陸地にたどり着く。昨今は、本流だけでなく、支流までが堰堤で囲まれている。

 子供の頃の海は、海藻に覆われてトコブシやウニの宝庫だったが、今は見る影もない。20代の頃、北海道の海を潜った時、海藻に覆われた島の海を思い出した。夏になれば、浜は打ち寄せるホンダワラで覆われ、やがて海の栄養に変わっていたのだろう。今打ち寄せるのはゴミだけだ。そのゴミを観光の美化のために回収している。

 今朝のローカル新聞では来年度の奄振予算が・・・昨今ではインフラ整備が終わり箱物が・・・そんな中で、大学の誘致でもと、そんな噺なんだろう。いかにも文化人の考えそうな事で、多分に沖縄のOISTの猿真似なんだろう。こんなちっぽけな島に、ふう噺で大学誘致はないだろうと。

 小生の直感だが、徳之島あたりが、自然と人の生活がもっとも調和しているような気がする。島は観光に走り過ぎて、たぶんにミニ沖縄化しそうな、そんな気もする。だればまた(@^^)/~~~

 

大丈夫だ、絶対に!

2021年12月26日 | 晴耕雨読
 降ったり止んだり、日が射したり、お天道様にもてあそばれているような、そんな一日だった。それでも、大苗となったロメインレタスの植付けを何とか終わらせたいと、ネットやテレビの予報を何度も観て出畑しては雨に・・・午後は畑人の意地で強行して、何とか本年ラストの植付けを終わらせた。

 ラストの植付けは、ペーパーポットによる試験と効果を兼ねていたが、想像していたほどの効果はなく、むしろ、セルトレーの方が楽かな~と思った。たぶんに、セルトレーよりは控えめ散水と、500苗以下ならセルトレーが、そんな気がした。なによりも底のないペーパーポットによる育苗は、苗の根鉢が形成されない。

 小雨に追われるようにレタスの植付けを終わって帰路に就くと、同窓に出会い実家でのコーヒータイムにした。釣りにきた様子だったが、生憎の荒天に断念して菜園に立寄ったらしい。小一時間ほどコーヒーを飲みながらむん話をして散会になった。

 レタスの植付けが終わり、昨日はトマトの下葉の摘葉やインゲンの防除も行い、いよいよ、実家の清掃で今年も締めくくれそうだ。島の天候は相も変わらず日照のない冬の雨空、全国的には初雪で、オミクロンがジワジワと広がって行きそうな様相だ。今年の日本シリーズを制した球団のキャッチコピーではないが、「絶対に大丈夫だ~!」、そう信じたい気もする。だればまた(@^^)/~~~

夜通し降った様子に・・・

2021年12月24日 | 晴耕雨読
 夜通し降った様子に明けても降り続けて、朝イチの出畑を久しぶりに断念、昨日まで暖房を入れていたのが今朝は23℃、時々扇風機を回して過ごした。ほ場の周りからは、芙蓉やホワイトジンジャーの花は消えて、年明けに咲く緋寒桜を待つばかりの様相だ。

 午後は雨も上がり、猛烈な生暖かさの中で、多めのスナップエンドウとズッキーニを収穫して直売所に届けた。その後は、今夜半からの強風に備えて、いつもより早いスナップエンドウのPPヒモによる誘引を行った。隔週の誘引にこだわるあまりに、これまでに二度ほど強風による折損を受けた。

 帰路はハスウに立寄ると、育苗中のロメインレタスは定植の適期、インゲンは開花が増えて、年末のtotoリストに定植や防除をインプットした。ロメインは、明日に定植を検討している。トマトは草勢が強く、下葉の摘葉も必須かなと直感を。実家はキッチンと浴室の清掃が終わり、後は仏壇と玄関ぐらいだ。

 直売所の年末年始の休館日も把握したので、来週から卸売市場への出荷になりそうだ。相変わらず、直売所は殿様商売で、年末29日~新年3日まで休館、さほど娯楽施設のない島では行くところもないのにな~と・・・だればまた(@^^)/~~~