奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

徒然

2011年05月31日 | 徒然

 梅雨を忘れさせるような爽やかな天気が続いています。

昨日の日Dscn5590焼け対策でカボチャの作業はほぼ終わり、来週からの最後の収穫を待つばかりになりました。

 今日は無計画で倉庫に向かい、とりあえず、カボチャ畑にネズミの駆除剤の補充から始めました。その後は、バナナ菜園に行き、台風で折れたバナナの葉の伐採や倒木の処理をしました。

 いつものように倉庫でランチを済ませ、午後は倉庫周辺の倒木の処理や除草剤散布を行い、再度畑に出かけました。畑では、来春に備えて畝の長さを計り、その後は台風対策で使用した防風資材の撤収を行いました。Dscn5592

 帰り際に、散水をしながら冬瓜を観察すると、10センチくらいの果実が日に焼けて白くなり、先人の知恵を拝借して、ソテツの葉で日焼け対策をしようと考えています。明日の急務となりました。

 夜は集落会があり、浜下れ(はまおれ)などの年中行事が話合われましたが、盛上りに欠けて中止になりました。集落の過疎と高齢化は年々集落が閉さんとし、齢寄りが老人化しないで欲しいと思うばかりです。

 今日は早朝の浜辺とDscn5593台風の後の菜園を撮りました。浜辺は流木があふれ、菜園は夏野菜が壊滅的な状態でした。

N夫妻やO親子の労が台風で一瞬に吹き飛ばされたような感想を持ちました。


台風一過

2011年05月30日 | 晴耕雨読

 朝から強烈な陽射しと心地よい北風、農作業日和の一日でした。

朝一にひん死の冬瓜の受粉に出かけましたが、蜂の活動が盛んで、今後は蜂による自然交配に委ねることにしました。

 塩害でカボチャの葉はなくなり、日焼け対策に新聞紙でカボチャを包む作業で終日を過ごしました。途中、台風直前に収穫したカボチャをJAの集荷場に運びました。集荷場もまた、台風2号で被災し、2ヶ所のシャッターが無残にも破壊されていました。Dscn5582

 予定作業を終え、名瀬市街に買出しに行く途中で、農研センターのハウス群を観て唖然としました。

ハウスの中は落下した果実が飛散し、葉は塩害でしおれ、画像におさめるのも気が引け、無念としか表現ができない様子でした。その他のハウス栽培野菜もほぼ全滅の様子でした。 

台風2号の影響(特に塩害)で、地場産の夏野菜は壊滅的な被害を受けたに違いないと推量しました。

 買出しの帰路、「なご海」に立寄り、取り留めもなく黄昏の海を撮りました。


一難去って

2011年05月29日 | 晴耕雨読

 台風2号は土曜の夕刻から吹き荒れ、夜中に台風の目に入り、そして朝方まで吹き替えしが猛威をふるいました。予想よりも強さは感じませんでしたが、速い速度と北上につれての勢力の低下Dscn5581_5が幸いしたようです。真夏の台風ならば、その猛威は計り知れないものになったのでしょう。

 遅めに起きて雨戸を開け、朝食前に倉庫や畑の巡回に出かけました。倉庫は、周囲の飛散物のほか異常がなく、畑は塩害の影響で葉が枯れたような状況で、とりあえずは大過がなく、安堵しました。

 朝食後は、小雨の中、道路いっぱいに強風で飛散して堆積した木端やアダンの枯葉を処理しました。集落総出の作業になりました。

 午後は、倉庫の台風対策を通常の状態に戻し、周囲の飛散物を片づけて、その後は畑に行きました。カボチャは塩害で葉が枯れて露出し、冬瓜はひん死の状態でした。大型のDscn5579_2台風は海水を巻き上げて吹き降ろし、あらゆる植物が除草剤散布を受けたような状態でした。

 防風ネットは、防風対策としての効果はありましたが塩害に無力でした。無駄なあがきとは知りつつも、冬瓜のマルチをはがし、かん水ホースを露出させて、散水による塩の洗い流しを行いました。その後は冬瓜にシートを敷き、カボチャ畑を再度巡回して、明日からのカボチャの日焼け対策を思案しました。

 画像は、塩害に散水中の冬瓜と明日出荷予定の倉庫のカボチャです。


はげぇ~・・・ば~どぉ~!

2011年05月27日 | 徒然

 奄美の方言で究極の溜息を表します。直訳すると・・・「はぁ~あ、もういやだね~」・・・かな?

やっぱり、昨年の豪雨災害から自然が怒っているような気がしますね。風速55m、最大瞬間風速70m・・・4、50年前(小学生時代)以来の大型台風の予報。家がグラグラと動き、柱のきしみと軒天が持上る様子、車道を木の葉のように転げまわる車・・・今でも子供の頃の大型台風のイメージは脳裏に焼付いています。

 さて、今朝は雨の予報を搔い潜って、朝食前に冬瓜の受粉を済ませ、帰宅して朝食を摂るや否や再び倉庫と冬瓜の台風対策に出かけました。倉庫はシャッターに特注の補強鉄骨を取付け、冬瓜は整枝と摘芯を行い、先端部を防風ネットで覆いました。正直なところ、風速50mに耐えれるのか天声を待つばかりの心境です。Dscn5577

 台風対策が一段落したところで、昨日拭取りと階級分別をしたカボチャの箱詰めをしました。45箱の箱詰めを終え、1回目の出荷と合わせて100箱に達しました。6月初旬に3回目の最終の出荷(50箱)を予定していますが、台風の影響がないことを祈るばかりです。

 画像は、台風1号に続いて2回目の防風対策をした冬瓜です。1回目と違い、4m近く成長した冬瓜は先端部を覆うのが精一杯、効果の程は未知です。着果した冬瓜は、こぶしぐらい大きさになっています。明日は実家の台風対策に奔走します。


だいばん台風、接近中!

2011年05月26日 | 徒然

 だいばんとは、奄美の方言で「大きな」の意味します。このDscn5560時期にしては・・・と言うよりは、ここ数年大きな台風の奄美直撃を聞いたことがありません。

この時期の大きな台風の直撃は、ハウス栽培の農家にとっては、壊滅的な被害を受けます。特に、マンゴーやパッション・フルーツ農家が大変です。

 昨日は1回目のカボチャ出荷を行い、JAの集荷場から帰宅するやDscn5574否や台風に備えて、雨の中をカボチャの収穫を決行しました。

 今日は朝から晴れ模様、冬瓜の受粉を早々に済ませ、昨日に続いてカボチャの収穫を行い、拭取りと計量、階級分別まで一気に終わらせました。夕方には二の腕が張り、夢にカボチャが現れるぐらいカボチャ三昧の一日でした。来週の火曜日に2回目の出荷を予定しています。

 明日は冬瓜や倉庫の台風対策に専念します。画像は冬瓜の草勢とカボチャの2回目の出荷準備の風景です。冬瓜は、台風に備えて摘芯や誘引をして防風ネットをかけます。カボチャの出荷準備も大分馴れてきました。