奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

感謝!平成25年

2013年12月31日 | 晴耕雨読

 平成25年は本日で終わり、ふり返れば、奄美で就農して一番実りの多い年でした。

 今朝も気温は低く11℃、予定作業はなく、ハウス内の温度の様子観をしながら、トンネルハウスのプラ杭を打込むことにしました。ハンマーを車に積込み、育苗ハウスの苗を観察後、早速取掛りました。

 12月に入って長雨続きで、プラ杭は緩み、2、3日の好天のチャンスにプラ杭を丹念に観察し1500本を打込みました。これから収穫までの間、爆弾低気圧や春一番の強風に、幾度となく遭遇することでしょう。ちょっとしたん油断を自然は見逃してくれません。003

 午後は年末年始の食糧の買出しに出掛け、帰宅すると焼酎と鏡餅を積込んで畑に向かいました。ハウス3棟と畑5カ所を巡り、焼酎を振舞い、今年の安全と豊作に感謝し、新年にも同じ事柄を祈願しました。鏡餅は倉庫のトラクターに供えました。自然相手の職業ですので、人智の及ばない所は、ひたすら神の領域に祈るばかりです。

 来季からは、再び農協共販の秋カボチャ栽培にトライしようと思っています。
 拙い「奄美の農と暮し」のブログを見、また、エールを頂いた皆様にとって、新年が良い年でありますように祈願致します。


カボチャの散水風景

2013年12月30日 | 晴耕雨読

 年内の予定作業が終わり、ひと息ついたような安堵感の中で、001 年の締めをあれこれと思案しました。

 墓参を済ませ、ウラジロを取りに峠に向かい、2、3枚のウラジロを取り、帰路は育苗ハウスに立寄り、3回目の苗に散水を行いました。低温続きで発芽がそろわず、大丈夫かなと思いながらランチに向かいました。
ほとんどの店が明日から3日まで休みで、ランチの心配をしながらの農作業になります。

 午後は1回目に定植した苗の散水を行い、時間もありましたので、005 パッションの誘引を行いました。
帰路は倉庫に立寄り、カボチャを積込んで親戚まわりをし、帰宅して仏壇の清掃、そしてしめ縄で一日を終えました。

 画像は、本日の散水の様子と自賛の散水アイディアグッズです。廃車の一輪車を改造して作りました。ホースは高圧用ホースを使い、50mまで引き延ばすことができます。

そして、低温続きで、生育が小康状態になったパッションです。
009パッションもカボチャも3月が開花期で、受粉作業は、午前がカボチャ、午後がパッションです。
パッションは立ち仕事で、雨天やカボチャ作業の合間の息抜きみたいになっています。収穫は、カボチャの収穫直後から始まります。


作業納め

2013年12月29日 | 晴耕雨読

 久しぶりに晴れて、絶好の定植日和でした。002
育苗ハウスから苗を運び出し、2回目の定植を無事終わらせました。
4畝、600ポット、日照不足で生育は今一つでしたが、これで年内に計画した作業は全て終了しました。

 冷たい西風の吹く一日でしたが、陽射しは強く、定植したトンネルハウスの温度は一気に上がり、部分的にビニールを開けながらの作業になりました。

 画像は今日一日の作業風景、004車に積込んだ苗、各畝のトンネルに配置したトレイ、温度管理で開けたトンネルハウスです。

 明日から新年の2日までは、特に計画した作業はなく、陽射しが強ければ、温度管理でハウスを開閉し、必要に応じて散水を行います。生き物を扱っていますので、全休と言う分けにはいきません。

 そして、3日からは、3回目、4回目の定植が始まると思います。来年はうま年、飛躍の年にしたいものですね。

005


播種作業の終了

2013年12月28日 | 晴耕雨読

 雨空が恨めしく感じる昨今です。002
本日も雨、諦めにも似た心境で、昨日から保温中のカボチャの種を観、ほぼパーフェクトの催芽処理にちょっとニンマリしました。

 早速、育苗ハウスに向かい、昨日用意したポットに種まきを始めました。ハウスの外は降ったり止んだり、時には強い陽射しがあって、寒暖差が激しく、ワイシャツ姿になったり、ハウスのサイドビニールを開閉し、自然に翻ろうされながら、ラストの播種を終えました。
2700ポット、予定どおりとは言え、お疲れさんと自分を慰労しました。

 午後も外仕事は出来ず、家事で障子紙の張り替えを行いました。005中学以来の作業で、6枚の張り替えに思いのほか根気を使ってしまいました。
北海道は、ほとんどが洋間で、障子の内装を観ることがありません。寒冷地ですので、陽を遮り、さほどの暖房もない障子は無用の産物なんでしょう。

 障子紙の張り替えがひと段落して、育苗ハウスの戸締りに出掛け、帰路は菜園に立寄り、エンドウの誘引や今晩の鍋用に京菜とネギを収穫しました。
突然MRおばが来園して、近郊のお風呂の入浴券を頂き、新年にでも行こうかと楽しみにしています。ダイコンの種まきから不織布が話題になって、その活用をアドバイスしました。007保温と防虫にこの時期には重宝する手軽な資材の一つです。上手に使うと4、5年は使えます。

 画像は保温器から取出したラストの催芽処理、そして低温続きで遅れ気味の3回目の苗、最後はラストの播種を終え、保温でビニールをかけたポットです。
明日は2回目の定植を予定しています。出たとこ勝負の天候ですが、無事終えれば、年内に計画した作業はすべて終了です。


苗半作

2013年12月27日 | 晴耕雨読

 夜通し降り続けた雨は朝になっても止まず、いよいよ雨見大島の体を成してきたような様相です。梅雨明けから降雨がなく、どこかで降りそうな予感が当たってしまいました。同じ事柄は北国にもあって、2月頃までに少なかった降雪が、3月にどか雪となって、年間の降雪量は帳尻があってしまいます。

 南国と言うのは、どこかニライカナイの幻想があって、物事を楽観的に捉えがちです。もちろん、最善を尽くしての楽観論でしたら否定もしませんが。002

 余談はさておいて、悪天候の中での活動の選択肢は狭く、昨夜から始めているラストの催芽処理で、24時間の保温に取掛りました。カボチャの種800粒を保温器にセットし、育苗培土を積込んでハウスに向かいました。

 播種に用意するポットは800個、淡々と培土詰めをしながらポットの不足に気付き、あれこれと思案して、ホームセンターに購入に出掛けました。市街のホームセンターや園芸店には在庫がなく、北部のホームセンターまで足を延ばし、40個のポットを手に入れました。北部のホームセンターも希少の在庫で、所望の150個には程遠い数になりました。004

 往復1時間を掛けて40個のポットを入手し、再び育苗ハウスに戻って培土詰めを行いました。不足分は、手持ちの7.5cmポットで代用しました。7.5cmポットにすると、詰める培土の量が増えますので、培土の残量を気にしながら、何とか800ポットを準備しました。

 画像は、2回目の定植を待つ苗と本日準備をしたポット群です。苗は、低温続きで成長が緩慢ですが、ほぼパーフェクトの出来で、日曜日に定植を予定しています。育苗ハウスには、本日用意したポットを含めて、2200個が育苗台に載っています。

 苗半作は農業の基本、農政担当者は、苗作りの環境整備と言うものも考えて欲しいと思います。