奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

タンカン行政の本音と建て前

2022年01月30日 | 晴耕雨読
 新年早々の島でのコロナの爆発的感染と、それに伴う直売所の長期の休館に、いささか気力が失速しそうな気分だ。地方紙は、期待通りに、島の高校の甲子園出場をこれでもかと満載の記事を・・・しかも8強入りとフウ噺を。甲子園での一勝は、出場に次ぐ難関ではと思う。

 10代の頃、甲子園大会を2度ほど訪ねたことがあって、確か、玉龍高だったと思うが、応援席には関西の郷土出身者と近隣の高校の友情応援のブラスバンドだけがあったように記憶している。当時は、鹿児島や沖縄の高校は1回戦ボーイが当たり前の時代だった。20代の頃に移り住んだ北海道の高校も、やはり1回戦ボーイだった。

 夕方、今月ラストの市場出荷に向かうと、市場は明日からのタンカン入荷に備えて、大幅なレイアウトの変更をしていた。たぶんに、エリアの2/3はタンカンが占める。卸売市場と言うのは、市の管理施設で、タンカン行政の本音と建て前の縮図を観るような思いだ。

 タンカン選果場は30年前に建設されたなら、それなりの効果はあったのだろうが、ネット通販が当たり前の時代に、今更、品質の均一やブランド化と言われても・・・わけありタンカンも含めて消費者は承知で購入している。しかも、地元JAの取扱いは、ネット販売や通販で、わざわざ選果場を通して販売する意味がない。行政は選果場を推進した自身の面子に、生産者側は本音を隠してさもらしく、そのツケは全てが税金、そんなところかも知れない・・・と地元新聞に書いて欲しいのだが、国政がらみの反論しか書けない。

 三日間、日照はなく、明日は久しぶりに晴れマークがあって、収穫期に入ったトマトの管理作業をインプットしている。ミニキュウリの苗作りは、保温器の温度設定の誤りで再度の挑戦、何年やってもミスは日常だ。だればまた(@^^)/~~~

霧雨の中

2022年01月28日 | 晴耕雨読
 霧雨の中、想定した初の週4回の市場通いをクリアーした。露地野菜の収穫はお天道様次第、本日の天気は曇りの予報だったが生憎の雨、ビニールハウスのインゲンの収穫をしながら雨上がりを待ち、中々止んでくれないので、倉庫に戻って扇風機でインゲンの乾燥をしながら晴れ間を伺った。

 雨は霧雨に変わり、後は直感の赴くままにほ場に出向きスナップエンドウの収穫に取掛った。上下のヤッケから、冷たい雨水がしみたが、本降りもなく2時間ほどで収穫を終えた。倉庫に戻ると乾燥中のインゲンの袋詰めを行い、終わると、雨で濡れたスナップエンドウを乾燥でテーブルいっぱいに広げて帰宅した。

 午後はひたすらにスナップエンドウの袋詰め、2時間ほどで終わると2品目を積込んで市場に向かった。市場の掲示板には、今朝のセリ値がテロップで流れていて、立ち止まってスナップエンドウのセリ値に注視した。コロナで飲食店の需要が減少した分、セリ値は下がっている。

 今朝の地方紙には、隣村で建設中の交流施設の愛称を募集中とか・・・我が町(村)は、サ〇奄美とか、三〇郎の里とか、とてもじゃないが地元に愛されそうな名称ではない。だいたい、三〇郎氏は鹿児島の本土出身で、おそらく大正時代に流れ住み着いただけの御仁で、トンネルや祭りの名称、さらには建物の名称に祭りたてるほどの御仁かなと・・・素人の感想として。この手の名称は、地元に住み着いた地元出身者でもない文化人気取りの輩が・・・憶測だが。

 明日の地方紙は、地元高校の選抜出場で一色だろう。フウ噺が好きな島人には、世界自然遺産だの甲子園出場だの島人冥利に尽きるかも知れない。だればまた(@^^)/~~~

トマトの収穫

2022年01月26日 | 晴耕雨読
 本日も農作業には程良い好天、スナップエンドウの収穫から始まり、ビニールハウスのインゲン、スティクセニョール、トマトと続いた。好天の日のビニールハウス内は真夏の様相、二日置きのかん水をしながらの収穫を終えると倉庫に戻った。時刻は11時、午後イチには役場への用事があったので、インゲンの袋詰めをして帰宅した。

  

 午後イチは、義兄から依頼のあった地籍調査の図面での確認に役場に出向き、30分ほどで終わった。帰路は、換気で解放したビニールハウスをクローズすると、倉庫に戻って残務のスナップエンドウの袋詰めで過ごした。今夕か明朝の市場出荷か迷いながら、2回目のロメインレタスが収穫時期になったこともあって、再びほ場に向かった。

 レタスを収穫して出荷準備を済ませると、「行くか~」と意を決して市場に向かった。定休日の市場は開門していなくて、16:00までの開門まで、スーパーで買物をしながら時間を潰した。入門して、いつものように荷車に出荷カゴを積むと、納品書の忘れに気付き、急きょ、市場で納品書を購入して記入した。たぶんに、疲れで集中力を欠いたのだろう。

 今朝は、緑の野菜ばかりの中で、真っ赤なミディートマトを収穫した。今季は黄色のズッキーニ栽培もしていないので、緑以外の野菜の色にほっこり気分になった。品種はいつものフルティカだが、甘くて、トマト好きの小生にはやめられない一品だ。しばらくは、ロメインレタスにスティクセニョール、そしてフルティカの朝食になりそうだ。だればまた(@^^)/~~~

緋寒桜の季節

2022年01月25日 | 晴耕雨読
 昨日はこの時期にしては21℃まで上がり、インゲンやスナップエンドウの収量は普段の1.5倍ほどあって、忙しい一日を過ごした。また、夕方には、本日2回目の市場出荷も行った。早朝の市場通いは、ウオーキング者が多くて、交差点の横断歩道で、突如、歩行者に遭遇することが多い。無灯火に無反射、さらには黒いウインドーブレーカーで、小雨交じりの日は特に気が抜けない。

 本日は久しぶりにカラッとした好天、収穫は一休みで、先ずはスティクセニョールの追肥をしながら一日を巡らした。真っ赤に色づいたトマトを試食用に獲ると、倉庫に戻って周辺の竹を採取した。スナップエンドウが伸びて防鳥ネットに絡むようになったので、採取した竹でネットを押上げることを思い付いた。

   

 10数本採取して、ネットを押上げながら、隔週のスナップエンドウの誘引が必須で、PPヒモを取りに倉庫に戻った。防鳥ネットの押上げもスナップエンドウの誘引もあっさりと終わり、帰路は、近郊の桜の名所を訪ねた。

 午後は、久しぶりの好天に好機と判断して、インゲンとスナップエンドウの防除を行った。インゲンは菌核病と灰色カビ病、スナップエンドウはハモグリバエ対策だ。防除は小一時間ほどで終わり、早めの店仕舞いになった。

 島の感染者は一桁台になったが、県本土は500人台になり、27日~2月20日までまん延防止が発出され、長い防止期間になりそうだ。明日は収穫を予定していて、気力があれば、夕方に市場出荷を考えている。

沿道の緋寒桜は・・・

2022年01月23日 | 晴耕雨読
 沿道の緋寒桜は満開になり、日に日に葉桜の様相になってきた。夜通し降った雨は終日降り続けて、することもなく録画した映画やドラマを観てのんびりと過ごした。

 ネットの情報によると、鹿児島県もまん延防止の適用になりそうで、2月中頃までの期間になりそうだ。たぶんに、島の公共施設は2月中頃まで閉館になり、当然ながら、直売所もそうなんだろうと、早朝の市場通いはしばらくは続きそうだ。

 小雨の中、退屈しのぎにスーパーに出掛けると、小生の出荷したインゲンが店頭に並んでいて、島の経済を垣間見たような気がする。セリ値の2~3倍が売値のようだ。夕方、希少な晴れ間があったので、倉庫に出掛け、明朝の出荷準備をしてきた。そう言えば、スーパーには、出荷したばかりの徳之島産のジャガイモが並んでいて、昨年他界した、徳之島の友人を思い出した。

 明日からは晴れマークがあって、トマトの収穫やミニキュウリの鉢上げ、後は収穫と出荷の日々になりそうだ。コロナと言う黒いベーールからいつ抜け出るのか・・・だればまた(@^^)/~~~