奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

絶妙な天の恵み

2012年05月30日 | 晴耕雨読

 本日の夜半からしばらくは愚図ついた週間予報。

 さほど作業の選択肢はなく、秋カボチャのほ場の除草剤散布、カボチャの敷き草育成を専用に検討しているほ場の整備など、天候と時限を勘案しながら、やれるところからやるか~と除草剤散布から始めました。

 除草剤散布が終わると、昨日収穫したパッションとインゲンの出荷準備をし、ランチ前には三ヶ所の売店に配送しました。配送中に個販の注文も受け、午後は、再度インゲンとパッションの収穫と出荷準備に終始し、本日は10キロのパッションを出荷しました。

 夕方には曇天になり、いつもより早めのハウスの戸締りと帰宅になり、忙しさと充実感、そして軽い疲労感を感じながら帰宅しました。どこの直売所に行っても、あなたの作ったカボチャとインゲン、トマトは美味しいと言われ、生産者冥利に近いものを感じました。Dscn7071

 本当は小生の力ではなく、奄美の日照が野菜や果物を美味しくするのでしょう。絶妙な奄美の日照を捉えるコツをつかみたいな~と思うこの頃です。

 画像は、昨日Kさんからもらった島バナナ、倉庫の天井に逆さに吊るし、小腹の空いた時におやつにしています。都会の人が見れば、何とワイルドな世界かなと思うでしょう。これが、バナナ本来の食べ方でしょう・・・たぶん!


ルビースター

2012年05月29日 | 晴耕雨読

 日の出前のハウスの換気、その後の朝食、このパターンにも慣れてきました。

 本日は秋カボチャのほ場の土作りで、トラクターによる耕うんとソルゴー(緑肥)の播種と覆土・・・そんな事をイメージしながらパッションとインゲンの収穫に取掛りました。

予想以上に収量が多く、土作りの予定作業は午後にすることにしました。収獲したインゲンやパッションは早々に売店に配送し、バタバタした午前でした。

 午後はトラクターに燃料を給油し、2ヶ所の秋カボチャのほ場の耕うんを行い、ソルゴーの播種の準備をしました。しかしながら、ソルゴーの種の在庫が少なく、急きょ農協に種を注文し、午後の作業が徒労に終わりました。まっ、いいか~! Dscn7069

 帰宅にはまだ時間があったので、夕暮れまで再びパッションとインゲンの収穫を行い、午前よりさらに収量がありました。

 画像は午前に収獲したパッション、理想に近い完熟のルビー色になってきました。品種はルビースター、卵型でルビー色が特徴です。その他の品種には、現在、奄美では、大玉で黒色系のサマークイーンが栽培されています。食味ではサマークイーン、栽培のし易さではルビースターと、各々にメリットとデメリットがあります。


ミニ冬瓜の収穫

2012年05月28日 | 晴耕雨読

 曇天で小雨混じりの朝、朝ドラの「梅ちゃん先生」を観て、ゆっくりとハウスや倉庫に向かいました。トマトやパッションを収穫し、ミニ冬瓜のほ場に向かいました。果実が繁茂した冬瓜の葉や雑草に覆われ、予想以上に収穫がありました。

 ランチの後に冬瓜の拭取りと出荷準備を行い、その後は、防風林のせん定を行った秋カボチャの畑に向かい、せん定の後の残渣物の焼却を行いました。

 焼却を行いながら、隣りのバナナ園で手入れをしているKさんから島バナナを一房頂き、一本もぎ取って久々に濃厚な島バナナを味わいました。Dscn7066

 夕方までかかって焼却作業を終え、倉庫に戻って冬瓜を積込んでK・ハウス「まりまんま」(弁当屋さん)に配送しました。ミニ冬瓜の初出荷です。

 明日は秋カボチャの土作りで、ほ場の耕うんと緑肥(ソルゴー)の播種・覆土を計画しています。もちろん、その合間にはインゲンの収穫や冬瓜の配送を予定しています。

 画像は拭取りを終えたミニ冬瓜、これで今年計画した野菜はすべて収獲までこぎ着けました。後は本格的な赤毛瓜の収穫を待つばかりになりました。今宵の黒糖酒は、一段と美味しく感じます。


毎日が日曜日

2012年05月27日 | 晴耕雨読

 定年後の生活をモチーフにした城山三郎氏の小説でしたね。「毎日が日曜日」とは、きっと退屈極まりない生活なんだろうと、小生とは程遠い生活に羨望と若干のジェラシー。

 本日は朝方だけ陽射しがあって、終日小雨混じりの一日でした。

昨日せん定した秋カボチャほ場の防風林の焼却を予定していましたが、生憎の雨に、インゲンやパッション、トマトの収穫を行い、早々に三ヶ所の売店に配送しました。出店した農産物はほとんどが販売好調で、明日への活力になります。

 新作のインゲンが競合しながら意外にも奮闘していて、止めるに止めれない状態で収穫しています。今回の品種には、インゲン嫌いな小生でも甘味とプリプリの食感にはまっています。

 配送の帰路はホームセンターで買い物をし、今日は日曜日で早上がりと帰宅しましたが、夕方になってハウスの戸締りに行き、ついでにパッションのせん定作業を行いました。

 「毎日が日曜日」には馴染めない、本日の日曜日でした。


梅雨の花「サネン」

2012年05月26日 | 奄美の景色・自然

 今朝は梅雨空で小雨、早起きしてハウスの換気の必要もなくスロースタート・・・洗濯から始めて、自家製のトマトで朝食を摂り、さて本日はと思案を巡らす・・・。Dscn7060

 ハウスに出かけ、少なめにサイドビニールを開け、ついでに落果したパッションを収穫して倉庫に向かいました。倉庫では、昨日収穫したインゲンの袋詰めとパッションの拭取りを行いながら、本格的なパッションの出荷を検討しました。

 先ずは、追熟中のパッションの試食を行い、本日は3キロの出荷を行いました。1個百円はいかにも高価だと思いながら、せめて4個で300円ぐらいの販売を検討しています。マンゴーやパッションは高級感に便乗しているようで、庶民の味覚とは程遠く、奄美の初夏の味覚ぐらいにはしたいなと思っています。

 午前は、小雨の中、売店にインゲンやパッションを配送し、その後は経理や資材のネット注文を行いました。Dscn7062

 午後は、秋カボチャのほ場の整備に取掛り、すっかり荒れ果てた防風林のせん定から始めました。二度の自然災害で、今一つモチベーションが上がりませんが、三度目の秋カボチャにトライしようと思っています。

 画像は奄美の梅雨の花「サネン」、秋カボチャのほ場に毎年咲いて、小生にエールを送っているような気がします。

 さて、もう一枚は突然変異なのか、3千株の春カボチャの中に全く違う色のカボチャが出現しました。雪化粧と言う品種に似ています。試食して種を採取し、秋や春に播種を検討しています。美味しくてうまく育つようでしたら、「あまみ」とでも命名しようかなと思っています。