奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

パッションの定植

2013年10月30日 | 晴耕雨読

 この三日間、ハウスのビニール展張から始まり、パッションの定植準備、そして本日、40株(4畝)の定植を終えました。台風と研修の狭間で一気呵成の作業になり、オーバーワークぎみでどっと疲労感を覚えました。005

 もちろん、その合間では、カボチャや河口菜園の観察と散水を行い、カボチャはうどん粉病の発生もなく、近日中には、果実シート敷きが必須になりました。

 画像は、定植と誘引を終えたパッション・フルーツ・・・根鉢の形成も良く、例年同様に良い苗でした。営農支援センターのYさんにはその技術に感謝したいと思います。

 作業は定植だけでなく、防草シートの敷設やかん水ホースの設置まで行いました。来年の7月までのパッション物語の始まりです。


畝立てとパッションの苗

2013年10月29日 | 晴耕雨読

 最近は5時前に目が覚め、まったく眠気がないのでそのまま起きることにしています。002

 朝ドラは再放送を観ることにして、7時半には出畑しました。カボチャの受粉作業はほとんどなく、ミツバチが花を求めて忙しく飛び回っていました。ここ両日の乾燥に散水をし、パッション・ハウスに向かいました。

 午後からは島の北部へパッションの苗の受取りを予定していましたので、早速、ハウス内に配合肥料を散布し、耕うん後管理機による畝立てを行いました。途中、管理機の培土爪を片培土爪に交換し、ハウスのサイド面を仕上げました。畝は4畝、午前中いっぱい004かかり、ランチの買出しのついでにJAに立寄り注文したスタークル粒剤を受取りました。

 ランチの後、猛烈な睡魔に襲われながら北部へ向かい、途中居眠り運転に近くなってきましたので、コンビニの駐車場で10分ぐらい仮眠をとりました。

 営農支援センターでは、定植時期を逸した秋カボチャと平張りハウスの電照菊、そして新調のミニトラクターが目を引き、パッション・ハウスは手を付けていないようでした。7月から入った研修生との雑談に耽って長居をし、4時頃に地元に着きました。 006_2

 40本のパッション苗を育苗ハウスに入れ、4畝のマルチングをして本日は内止めにしました。

 画像は畝立ての様子と購入したパッション苗です。管理機の扱いにも慣れ、良い畝ができたと自画自賛しています。そして、白黒マルチによる畝のマルチングです。明日は2m株間で穴を開け、定植後、苗の先端部を誘引ヒモで吊り上げます。


一気呵成

2013年10月28日 | 晴耕雨読

 今朝は15、6℃まで冷え込み、カボチャの葉は朝露でびっしょりに濡れ、いく分か草勢がおとなしくなった様な印象を受けました。今月いっぱいで受粉作業は終了し、後は自然交配に委ねることにしました。

 本日の予定は、昨日の続きで3棟目のハウスのビニール展張、東風にビニールが大きく膨らみましたが、予定より早く午前で作業を終えました。002
ランチに帰宅すると、JAから月末の鹿児島研修のメール便が届き、研修の最終日が夕方空港着で、予定していたパッションの苗の購入日を再考しました。

 営農支援センターに調整の電話を入れ、急きょ明日の午後からパッションの苗の受取りに行くことにしました。その後は、30日のパッションの定植に向けて、耕運機や管理機をハウスに移送し、名瀬市街のJAに配合肥料の購入に出掛けました。 004

 帰路は、月末で期限切れとなる免税軽油チケットで軽油を購入し、来月早々から始まるえん麦の播種に備えました。
帰宅するとすっかり夕暮れで、この時期の日暮れ早さを痛感しました。

 明日も好天の予報、パッションの定植準備をして、午後は島の北部にある営農支援センターに苗の購入に出掛けます。一気呵成・・・この勢いで春カボチャの植付けまで行きそうな気がします。

 画像は、ビニール展張を終えた2棟のパッション・ハウス、そして、奥の育苗ハウスに運び入れたパパイヤの苗です。パパイヤには厳しい外気温になってきました。


パッション・ハウスのビニール展張

2013年10月27日 | 晴耕雨読

 台風27号の通過後、冷たい北風が吹き、一面はススキの穂が出てすっかり秋の様相になりました。006

 昨日は、河口の菜園にエシャレットとソラマメを植付け、本日は、満を持してパッション・ハウスのビニールの展張に取掛りました。

 昨年の農業日誌から、ビニール展張は一日一棟の作業と見積もって始めましたが、微風で条件が良く、オーバーワーク覚悟で2棟目の展張まで作業を敢行しました。帰宅して、ひと息付くと疲れがどっときて、寄る年波を痛感しました。

 今日はまた、隣り集落の若いおばや恩師夫妻の来畑があって、009 帰宅して疲労で動きたくないなと思う中で、頂いた差し入れがあって、ちょっと元気をもらったような気がします。若いおばの手作りのパンは美味しく、朝ドラのごちそうさまの様でした。

 パッション・ハウスのビニール展張が二日間で終わりそうですので、月末の鹿児島研修までには、パッションの定植の準備ができそうです。後は、季節外れの台風が発生しないことを祈るばかりです。

 画像は、昨日植付けたエシャレットと本日ビニール展張をした育苗とパッション・ハウス・・・エシャレットはCDでカラス対策をし、展張した2棟のハウスはビニールを新調しました。


農業は幸せに一番近い産業てっか~!?

2013年10月25日 | 晴耕雨読

 夜半から明け方にかけて風雨は強くなり、爆弾低気圧を思わせるような強い北風の一日でした。吹替えしが始まる時分を見計らかってほ場を巡回し、さほどの被害もなく胸を撫で下ろしました。002

 終日、風は強く、することもなく、手持ちの現代農業の月刊誌を片っ端から読返し、エンドウやソラマメ栽培をあれこれと調べました。また、明日からの農作業をいろいろとイメージしながら一日を過ごしました。

 現代農業に、「農業は幸せに一番近い産業である。」と書かれ、複雑な心境でこの真意を考えました。農業に就くとこれ以上の趣味が見当たらないような気がし、これかなと思うところです。

 明日からの天候はしばらくは晴れマーク、カボチャの受粉から再開してエシャレットの植付け、台風後のカボチャの防除(殺菌)、そして、パッション・ハウスのビニール展張・・・月末には鹿児島本土への先進農業の研修、一気に農繁期モードです。

 台風で失った時間を一気に取り戻さなければ、次に続く春カボチャの準備に遅れが出そうです。11月から始まる土地改良剤散布と耕うん、えん麦の播種、マルチング、トンネル・ビニールの設置・・・天候が作業の決め手になります。

 その合間には、免税軽油の継続申請、ごぼうの播種やパパイヤの定植・・・幸せに一番近い産業とは程遠いような気もしますが、身近な創造と言う営みが自分を叱咤激励するのでしょう。

「すっとごれ!あしゃからキバランバいかんが!!」・・・(なにくそ~!明日から頑張らなければ!!)の意です。