奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

晴耕雨眠

2015年09月30日 | 晴耕雨読
 前線が停滞して終日雨の一日、昨日の作戦変更は良い判断でしたが、あまりの降り様に、これからの定植準備が難しくなってきました。

 夜明けと同時にザっと降り、ネットで衛星の雨雲の動きを観れば、そんなに大降りはないだろうと楽観的な観測で出畑しました。
キュウリの収穫を終えて直売店に届ける頃合いからポツポツと降り始め、定植準備の肥料散布や耕うんを断念して、せめて農機の移送でもと、軽トラに耕運機を積込んでほ場に向かいました。

 ほ場に耕運機を降ろすと俄かに本降りの様相になってきて、車内で雨宿りをしながら、耕運機にシートを被せるタイミングを図り、強雨の際にマイ畑がどんな様子になるのかを目の当たりにして、排水対策の重要性を再認識したところです。

 帰宅してネットで天気予報を観ると島は雨雲が被われ、その内にTVの気象予報や携帯のエリアメールには大雨注意報が入り、予想外の一日になってしまいました。
ランチには役場の同窓M君とカツカレーを食べ、後は昼寝と、今後の農戦計画を練って一日が終わりました。

 晴耕雨眠、こんな一日もあるんですね・・・まっいいか~!

 

カボチャの播種

2015年09月29日 | 晴耕雨読
会う人会う人が、この蒸し暑さを挨拶替わりにしていて、具合が悪くなるぐらいの暖湿感で、朝からまったく食欲もなく、それでも気分転換にと出畑しました。

 昨夜から一晩水に浸けたカボチャの種を保温器に入れて温度を30℃に設定。保温器はまったくの無反応、設定温度より外気温が高過ぎて作動しないだけで、「君は偉い!」と思いました。これで、催芽処理のための24時間の保温はいらなくなり、さ~てと・・・キュウリを収穫しながら考えることにしました。

 キュウリは小康状態で収量が減り、週末あたりからは1日50本ぐらいの収量ペースになりそうです。少な目のキュウリを直売店に届けて午前を終えました。受付の若い女性が朝獲りのキュウリは甘くて美味しいと、農家冥利に尽きるコメントを頂きました。

 帰宅して着替えるとクールダウンで週1の買出しに出掛けました。台風で欠航していた船が今朝は入港し、スーパーはいつもの活気に満ちていました。何とか食欲を誘うような食材を求めていると、週1の寿司バイキングの日で、15貫買ってランチに頂きました。
  

 午後は朝イチの作戦を変更して、昨日土詰めをしたポットにカボチャの播種を行いました。500ポットの作業は1時間半ぐらいで終わり、後は、玉ねぎ苗の葉先のせん定や補植したキュウリの誘引で過ごしました。
明日から、秋カボチャの定植準備に取掛ろうと思っています。

豊年祭

2015年09月28日 | 晴耕雨読
 台風21号は石垣島や与那国島で風速80mを記録していて、あんなものがまともに来たらたまったものじゃないと、他人ごととしてホッとしています。
台風の影響で先週から猛烈な暖湿感に見舞われ、不快感を忘れるために逆療養で動き回っています。当然ながら、大汗をかいて洗濯物は増え、洗濯しても乾かず、台風はいろんな事件を起こしてくれます。
  

 昨日は、終日、集落の豊年祭行事で過ごし、終盤の八月踊りには例年にない人の多さで、盛況の内に幕を閉じました。ただ、八月歌や踊りを知る人は年々少なくなり、この辺りが今後の課題になりそうです。
  

 さて、朝イチはキュウリを収穫して、週2の注文がある弁当屋さんに届け、その後は、秋カボチャの苗作りの準備に取掛りました。今季は1000ポットの苗を2回に分けて作り、本日は500ポットの土詰め行い、帰宅すると、早速カボチャの種を水に浸けました。
一晩水に浸けた種は、明日保温器で催芽処理を行い、明後日に播種を予定しています。

 いよいよ、秋カボチャ栽培のスイッチが入り、後は、来年の6月まで農の道まっしぐらの世界です。まだまだ、今季の台風の動向は分かりませんが、人事を尽くして天命を待つしかありませんね。



豊年祭の準備

2015年09月26日 | 晴耕雨読
 終日薄曇りで蒸暑く、水分を取れば滴るような大汗をかいて、蒸し風呂にいるような一日でした。
朝イチはキュウリの収穫と出荷、終わると、明日行われる集落の豊年祭の準備で一日の大半を過ごしました。

 豊年祭の準備の前半は公民館周辺の清掃から始まり、後半は、女性は料理や当日の飾付の準備に、男性は土俵作りに取掛りました。
山から運んだ赤土で土俵表面の補修を行い、これが結構な力仕事で、周囲を観ると50代以下の青壮年中心の作業になっていました。
昼食は公民館で、これもまた恒例のおにぎりに冬瓜の豚汁、大汗をかきながらの昼食になりました。
  

 昼食にビールが出たせいか、午後は少人数になり、残った2、3人で土俵の飾付の準備に取掛りました。先ずは、山に出掛けて椎木と椿の枝、竹にソテツの葉、そして、帰途は芭蕉の幹を切って公民館に運びました。
椎木は土俵の4本柱にくくり、椿は芭蕉を丸太に切って挿し、ソテツは豊年の瓶に飾り付けます。そして、芭蕉に挿した椿には、女性陣が作った紅白の紙の花を飾付ます。
作業は、3時頃で大方終わり、残りは明日の午前になり散会しました。

 明日は、キュウリの収穫と出荷のほか、終日豊年祭の参加になります。天候は曇りと雨マーク、何とか夜の部の八月踊りまで持ちこたえて欲しいと願うばかりです。

キュウリの収穫

2015年09月25日 | 晴耕雨読
 陽が射し始めて海辺に目をやると雲一つない青天、思わずデジカメを手に外に出ました。
どうやら、台風21号は超スローペースで中国の方に向かいそうです。
  

 本日から待望のキュウリの収穫、前季は台風の襲来で10月中旬の収穫でしたが、今季は暑さで株数は半減したものの、順当な収獲期になりました。値段も市場価格で1キロ500円、スーパーで1本100円で販売されています。
本日は、予てから注文のあった弁当屋さんと直売店に届けました。2本100円で届けましたので、開口一番「安い!」の連呼でした。
直売店から足を延ばして図書館で本を返却し、帰途はJAに立寄りカボチャの育苗養土とキュウリの収穫鋏を購入しました。

 倉庫でひと息付くと、トマトやタマネギ、クレソンに水を撒き、この機にと玉ねぎは陽の当たる場所に、クレソンは小川の日陰から倉庫わきに移動しました。クレソンは気温が高いせいか、生育が今一つで、昨日は液肥を散布し、本日は新たに、プランタに播種を行いました。
  

 午後は台風の影響で猛烈な暑さになり、台風接近前の買出しや月末の経理で過ごしました。今日はありがたい日で、海ブドウの差入れがあり、徳之島の友人からはアヤビキの唐揚げとマリーネがクール便で届き、夕方は隣りのおば~から天ぷらを頂きました。ありがっさま、ありょうた!(奄美の方言:ありがとうございました。の意)

 明日からの週間予報は雨マーク1色、キュウリの収穫をしながら出たとこ勝負の日課になりそうです。気掛かりは、天気予報図が奄美豪雨と類似しているとのことで、大過がないことを祈るばかりです。