奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

玉ねぎの育苗開始

2016年08月31日 | 晴耕雨読
 終日、ラジオやテレビでは東北や北海道の台風害が報道されていて、台風常襲地帯の奄美としては早々の復帰をただ祈るばかりです。
  

 朝飯前にネットで天気予報をモニターすると明日から天候は下り坂、南洋には熱低がポツポツと・・・そろそろ台風の到来を予期しました。ならばと、昨日届いたばかりの玉ねぎの播種に舵を切り、2品種をプランタ15個に播種しました。
この時期、暑さで表土の乾きが早く、散水後は不織布を被せました。


 午後は、午前の片付けや一輪車の残骸を切断機で切って廃棄の準備をし、倉庫周辺の落木や刈取った草木の残さ物を集積して焼却しました。
帰途に浜に立寄ると秋の海、太公望がポツリと釣れない釣りに昂じていました。
誰もいない海・・・そんな歌が似合いそうな光景でした。

草刈君の1日

2016年08月30日 | 晴耕雨読
 台風10号が東北に上陸して猛威を奮っている様子ですが、艱難辛苦に強い北国の人たちに大過がないことをひたすら祈るばかりです。

 本日も爽やかな北風が吹き、クールダウンや給水タイムの必要もなく、午前で倉庫周辺の草刈を大方終わらせました。ただ、混合ガソリン作りに必要なエンジンオイルが在庫切れで、あとひと息のところで午前の打ち止めになりました。
  

 午後イチはオイルの購入にホームセンターを訪ね、ついでにスーパーに立寄り帰宅しました。倉庫に立寄る前に、ソルゴーの観察に秋カボチャのほ場を回り、上々の生育とイノシシの痕跡もなくホッとしました。
その後は購入したオイルで混合ガソリンを作り、午前の残務を仕上げました。

 今日はまた、懸案の1台目の車の処分が片付き、島に来た当初から乗っていたカーゴが倉庫から消え去りました。インターネットで鹿児島本土から購入した車で、故障もなく8年間健闘してくれました、お疲れさんと心の中で。

 さてと、明日は・・・久しぶりに明日考えましょうね!

誘引棒作戦の終了!

2016年08月29日 | 晴耕雨読
 昨夕から一転して気温が下がり、未明には肌寒くなって全開の戸を閉め、それでも寒くてタオルケットをかけてねました。夏の終わりに・・・このタイトルが冷たい霊・・・いや冷を呼んだのかも知れませんね。日中はミーニシ(新西風)に似たような北西の強い風が吹き、作業にはまたとない快適な一日でした。


 誘引棒作戦4日目、百姓の千時間も終わりが見えてきたのでモチベーションは高く、サンテナ1箱とバケツ1杯分のススキをカットして無事終了しました。カットを終えたススキの葉先は軽トラ2台分、これから育苗を行うキュウリの敷き草として活用します。

 懸案の予定作業を終え、午後は農機のメンテナンスで過ごしました。耕うん機の耕うん爪の交換、発電機とヘッジトリマーの燃料の抜取り、耕うん爪は在庫がないので使えそうな中古の爪で代用しました。発電機は1年ぐらいエンジン始動をしていないのでエンジンがかからず、プラグを洗浄して何とか復帰しました。トラクターも耕運機の爪も持って3シーズン、来季は新品に交換になりそうです。

 明日は倉庫周辺の草刈君、8月も残り2日、いよいよ本格的なシーズンインになりそうです。
それではまた明日!

夏の終わりに

2016年08月28日 | 晴耕雨読
 早朝から狂おしいほど鳴いていたアカショウビンの声がピタッと消えてしまいました。子育てを終え別の場所に渡ったのでしょう、梅雨期に飛来して夏の終りを告げるように奄美を去って行きます。ミーニシ(新西風)が吹くとサシバが飛来して奄美に秋の到来を告げます、もう少しですね。

 さてと、カボチャの誘引棒作成3日目、出畑の前にネットで雨雲の動きをモニターすると、正午前後に雨雲が近づいていて、11時を目途に3千本目の作成に取掛りました。誘引棒がサンテナ1杯になった頃にポツポツと降出し、間一髪で予定作業を終えました。

 午後は降ったり止んだりで、晴れ間を縫うように車中で雨宿りをしながら、4千本目のススキの採取に取掛り、一度は断念した百姓の千時間を何とか終える目途が立ちました。
倉庫の木陰に移送して、本日の打ち止めになりました。
  

 浜は台風の余波でまだ波が高く、サルスベリの花は盛夏を惜しむように日に日に少なくなってきました。台風10号は東北方面に進路の予報で、実りの秋目前で農家の心労は如何ばかりかと思うところです。
思いでのメロディーを聞きながら、それでも上を向いて歩こうと思うこの頃です。

百姓の千時間

2016年08月26日 | 晴耕雨読
 本日から4000本のカボチャの誘引棒作成に取掛りました。
朝と昼イチに通り雨があり、台風10号による影響もあって、猛烈な湿感の中、チマチマと百姓の千時間にも似たような時間を過ごしました。

 百姓の千時間、永遠と繰返される気の遠くなるような単純作業を総称するもので、忍耐とだけ向合う時間のように思えます。多分に、農業が若者に嫌われる一番の原因ではと思っています。国は若い人に農業を勧めようと躍起になっていますが、中高年の忍耐力に目を向けた方が現実的ではと・・・余談ながら。

 前日に採取したススキを、陽射しを避けながら木陰で押切を使ってチマチマとカットし、倉庫隣りですのでBGMも全開にして、3時間で1000本の作成を終りました。しんどい作業も要領ひとつと、また一つ賢くなりました。
  

 午後は陽射しが弱くなった頃に出掛け、昨日と同じ量のススキを採取して倉庫の木陰に移送しました。
ネットで注文した種も続々と届き、来週から播種に取掛ろうと思っています。
押切で黙々とススキをカットしていると、野鳥やセミの鳴き声、ヒカゲヘゴの上空にゆったりと広がる青い空、これもまた百姓の千時間かなと思うところです。