奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

大浜サマーフェス

2019年07月14日 | 奄美の話題
 昨日は、島の反対(東シナ海)側で開催される「大浜サマーフェス」を訪ねてみた。昨年は午後イチに訪ねて、ほとんどノイズに近いバンドの楽曲に閉口して早々に退散した。今年は、夕陽や夕なぎの黄昏感を期待して遅めに訪ね、前半は期待どおりの黄昏コンサートの雰囲気に、北国の孫と食べれなかったかき氷を食べながら聴いていた。

  

 ところが、マニアックな素人楽曲から一変して、それを盛上げようと黄昏とは縁遠い「鮭とニンニク」なるグループがさらに黄昏感をぶち壊してしまった。もはや聴くに耐え切れず、夕陽の沈む前に会場を後にした。

  

 素人なりに思う高揚感には「静と動」があって、人は黄昏の時分に「動」の高揚感を求めるだろうかと。島の六調や沖縄のカチャーシみたいなノリが、所構わずあっては疲れるだろうなと。朝陽や夕陽の前で、人が荘厳な気分に浸るのは、人間の動物としての本能みたいなものでは、そんな気がします。

 今日は夕方に訪ねてみようと思っている。

台風24号の中で

2013年10月07日 | 奄美の話題

 台風24号の対策は昨日の内に終えましたので、特に急ぎの用もなく、ボチボチと朝食を摂り、ほ場の巡回に向かいました。昨日の防風ネット作戦は変わった様子もなく、倉庫に戻って、パパイヤの葉を粗方切り落とし、せめてもの強風対策にしました。

 帰宅してテレビをつけると、台風がパワーアップしている様子で、昨年の悪夢が横切り、ビニールハウスの損壊に一抹の不安を感じました。

 風速50m、瞬間風速70m、想像したくない風に、ビニールハウスの両側に巻上げたビニールと防虫ネットの回収をあれこれと考え、再びビニールハウスに立寄りました。
昨年との台風の相違はそのスピード、昨年はのろまで2日間荒れに荒れて惨憺たるものでした。台風24号は比較的高速で、確信のない勘ピューターがたぶんに大丈夫と背中を押しているようで、特段の対策もせずに帰宅しました。

 午後3時頃から風雨が強くなり、実家の雨戸を閉めきって台風籠り作戦に入りました。意外にも風雨は弱く、停電もなく、特産物販売所のブログ更新で時間をつぶしました。


天高く馬肥ゆる秋

2013年10月01日 | 奄美の話題

 天高く馬肥ゆる秋、そんな事を彷彿させるような快晴の朝、何時もよりいく分か003気負って畑に向かいました。

 定番の秋カボチャの散水を終え、倉庫に戻ってトラクターに乗換え春カボチャのほ場に。ソルゴーの傍にトラクターを並べると意外にも成長していて、ポツポツと出穂していました。まさに今がすき込み時期です。

 25aのソルゴーをバック走行で踏み倒すこと1時間、後方をふり返り過ぎて首が痛くなるほどでした。その後は、踏倒したソルゴーに直交に入り耕うんを行い、ロータリーで切りきざみます。007
耕うん法は隣接耕から周回耕、周回耕を残して午前を終えました。

 午後は周回耕で3周し、30分ほどですき込み作業は終わり、洗車して倉庫に戻りました。
その後は、秋カボチャの誘引を行いました。この時期、秋カボチャは1日10センチぐらいのペースで伸び、今月20日頃から受粉期になるだろうと思っています。

 誘引作業は2畝で内止めにし、011倉庫のガーデンや冬瓜の追肥と散水を行いました。 冬瓜はウリハムシの大量発生で花芽が食害され、着果が厳しい状況になってきました。最悪は、ゴボウやラッキョウに植え替えようと思い付きました。

 帰宅して天気予報を観ると、週末あたりに台風23号がオンコースの模様、明日は、もう一カ所のソルゴーのすき込みを加速しようと思っています。

 画像はソルゴーのすき込み作業、手前味噌ですが満悦しています。


いよいよ動くかな・・・

2013年08月04日 | 奄美の話題

 北海道から帰って10日、降雨がまったくなく、いよいよこのまま待ちの姿勢でいいものかと昨年の作業日誌を見ながら思案しています。春作の土作りについては、天候ともう少し根競べをしてみようと思っています。062

 午前はイノシシ対策の電気柵を注文しました。取り敢えずは、ほ場の周囲200m規模で、その運用方法を試してみたいと思います。ちなみに、価格は、34、000円でした。

 午後は、手持ちの種や肥料などの在庫確認を行い、その後は刈払機のメンテナンス、そして相変わらずの倉庫の景観整備で汗を流しました。 画像は、秋作の防風や敷き草対策に播種したソルゴー、良い成長ぶりですが干害でロール現象が出てきました。026

 奄美では先月末から各市町村による夏祭りが始まり、昨日は、奄美市の祭りで船漕大会を観に名瀬市街に出掛けました。年々大会への参加チームが増え、1日がかりのイベントになってきました。

 また、昨日の午後は、島の南部の祭りを観に足を延ばしましたが、途中で気が変わり、南部の訪ねたことのない集落やビーチを観ました。043かつての集落の原型があって、海水はどこまでも透明で人生の楽園の様相でした。

 小さな島の中で、まだ未知の世界があることにちょっとした感動を覚えました。最果てのビーチの砂の白さも印象的でした。次は西古見と言う未知の集落を訪ねようと思っています。夕陽が絶景と聞いています。


台風一過

2012年09月17日 | 奄美の話題

 昨日と打って変わって静かな朝を迎え、夜明けと共に巡回に出掛けました。

倉庫の外でシートを被せて保管していた資材はものの見事に飛散し、倉庫の後ろの山では小さな崩落と倒木がありました。007 その後、ビニールハウスに向かい、遠くから見るハウスの様子に安堵し、近づくとほぼ無傷で胸を撫で下ろしました。それから、春カボチャのほ場から秋カボチャのほ場を巡回し、緑肥や防風対策用のソルゴーの倒伏はほぼ想定どおりの様子でした。

 春カボチャのほ場については、期間もあるのでほぼ再生するだろうとの見通しを得、秋カボチャのほ場については、防風林の倒木の他、荒れた様子もなく、今後の台風の発生動向を観ながら植付けを行おうと思っています。021

 帰路は敷き草用の飼料畑と墓地に立寄り、飼料畑の生育は順調、墓地は前回と同様に浜から飛散した砂とゴミに覆われていました。

 朝食を摂りながら今日一日の活動を巡らし、実家の片付けから始めて、倉庫の飛散物を収納し、午後は墓の清掃を行い、その後は倉庫の後ろの倒木の伐採を行いました。倒木の処理でチェンソーが思った以上に活躍しています。013

 夕暮れにはまだ時間もありましたので、台風前日に届いたハウスの部材と現物との調合を観るために再生を検討しているハウスの建設地に向かいました。

 台風でアーチ支柱の接合部(屋根)が変形し、だめもとで金槌で変形の修正を行ったところあっさりと接合ができ、心の中でニンマリしました。これで全壊した2棟のハウスで1棟を再生する目途が立ち、帰宅して早々にシャワーを浴びて乾杯しました。やれやれです・・・

 画像は、無傷のハウスと秋カボチャのほ場、そして春カボチャのほ場です。ソルゴーはいずれも倒伏していますが、結構再生力が強く、何とかなるだろうと思っています。