奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

春カボチャの準備、あれこれ・・・

2015年11月30日 | 晴耕雨読
 昨夜は夜通しシトシトと降っていたような・・・久しぶりの爆睡で6時に目覚めました。
気温は19℃で寒からず暑からず、昨夜作ったカレーをカレーうどんにし、トマトとレタスの野菜サラダで朝食を摂りました。
  

 雨上がりの初夏のような陽射し、河口菜園の滞水状況を観、露地のズッキーニの受粉を行い、カボチャをチラ見するとどうやらべと病の様子、2ヶ所のほ場の全畝を観て回りました。べと病は湿度が高くなるとかかりやすく、農薬散布が近々の課題になりました。
ハウスに移動して日毎に増えるズッキーニの受粉、終わると育苗中のSセニョールの散水、ラストは疫病対策中のトマトを観察しました。トマトは一進一退の状況ですが、5日前に播種したズッキーニがポツポツと発芽を始めました。
小1時間の作業を終えて帰宅すると久しぶりの掃除機がけ、終わると月末の経理で午前を終えました。
  

 午後イチは港から春カボチャ用の化成肥料の移送、終わると、春カボチャの耕うんに備えて免税軽油の購入に出掛け、霧雨の中、ほ場に殺そ剤を補充して本日もまた無事終了しました。
天候が目まぐるしく変化して農家泣かせの中で、朝令朝改ならぬ、臨戦態勢で準備をしているところです。

 本日はまた、春カボチャの資材や農薬の在庫を調べ、両日中にはネットで注文しようと思っています。
農家の味方であるはずのJAの肥料や資材、農薬が他の店よりも高いことに、何のためのJAかなと素朴な疑問を持つところです。

外堀農業の終了!

2015年11月29日 | 晴耕雨読
 11月も明日で終わり、秋カボチャの準備から始まって、この2ヶ月間駆け足できたような感慨でいます。後ひと月で新しい年を迎えますが、リセットの歳である還暦もあっという間に過ぎて行きそうです。

 本日は外堀から攻める農業の仕上げ、ただ、午後から雨の予報で、ズッキーニの受粉をしながら一日の作戦を練りました。受粉を終えて倉庫に向かう途中、すれ違った車の直後に、何やらドンと言う音がしてバックミラーを見ると、T字路での正面衝突、あ~あ、ついに起こったかとそんな思いでした。島は交通マナーが悪くて、T字路で何回もブレーキを踏み、最近は減速することにしています。集落内は40キロに減速すると、追い越し禁止線にも係わらず、どんどん追い越しをかけられて、道路標識なんかあってないようなものじゃんと・・・島の警察が甘いんでしょうね。
覆面で取り締まって、少しはお灸をすえるといいんじゃないでしょうかね。

 倉庫に戻ってイタリアンの播種の準備、先日の教訓から、積込む前に背負動力散粉機のエンジンをかけるとうんともすんとも、種を保管している冷蔵庫を見ると種の在庫は1キロ袋1個、だめだこりゃと、キュウリ畑の片付けに舵を切替えほ場に向かいました。
キュウリ畑のマルチやかん水ホースを回収しながら、イタリアンの手播きが閃き、種は、畜産農家のIさんを訪ねると在庫があって、春カボチャのほ場と河口菜園のイタリアンの播種を手播きで終わらせました。何とかなるものです。
  

 午後は何とか天気が持ち堪え、もうひと頑張りと、河口菜園のスナップエンドウ、玉ねぎ、ネギの株元の雑草取りで過ごしました。作業は3時に終わり、外堀も埋まり月末のいい区切りになりました。
春カボチャのほ場のえん麦は条間がくっきりとし、玉ねぎは今一つですが、ネギがいい感じで成長しています。
明日から、春カボチャ・モードに入りますよ!

若い人に農業は厳しい・・・

2015年11月28日 | 晴耕雨読
 いつもの朝令朝改の農業で、昨夜イメージした予定作業は、ズッキーの受粉の後、カボチャの最終のシート敷きと摘果、そして、今季作付をしないほ場の耕うん作業に変わりました。
明日から天候は下り坂、できるところから優先的に片付けているところです。

 ハウスのズッキーニの受粉に続いてトマトの観察、2株ほど疫病の兆候が出ていて、かん水を止めて脇芽取りと誘引を行いました。トマト栽培では、病害でさほど悩んだこともなく、ビギナーズラックだったのかも知れませんね。
やるだけはやってと開き直りの精神もありますので、後はトマトの生命力に期待するだけです。
カボチャの最終のシート敷きと摘果は小1時間で終わり、河口菜園の耕うんの途中で午前を終えました。

 ほ場の乾燥は今一つで、菜園の耕うんを終わると、春カボチャの作付をしないほ場の耕うんに取掛りました。河口菜園と似たような土壌の条件で、2時間ぐらいの予定が3時間かかって仕上げの耕うんまで終わりました。
水平をキープする最新鋭のトラクターが欲しいなとつくづく思いました。波を打ったようなほ場をトラクターで耕すと表土はさらに大波状態になり、最新鋭の機能ないマイトラクターは、逆回転の耕うんで表土を均します。ほ場にバック走行で頻繁に入りますので、頸痛と肩こりが生じてきます。

 耕うんを終わると日の入は間近、換気で開けたビニールハウスのサイドを閉め、粘土がたっぷりと付いたロータリの土を除去し、倉庫にトラクターを格納すると軽トラに乗換えて、ズッキーニの雄花の採取に向かいました。

 今朝のローカル新聞によると、若い人の就農人口が減り、就農年齢がさらに高齢になったようです。
親から代々受け継いだ農業ならまだしも、右も左も知らない若い人たちが、夢や希望だけで取組むには、農業は厳しいのではと思います。行政も希望的な観測ではなく、現実的な農業政策をして欲しいものです。

 明日は、天候次第では本日耕うんしたほ場に雑草抑制でイタリアンを播種し、キュウリ畑の片付けまで終わらせたいなと思っています。
外堀から攻める農業も終盤になってきました。

ズッキーニの収穫

2015年11月27日 | 晴耕雨読
 薄曇りで気温は低く、体力の消耗も少なく農作業には程よい一日でした。
カボチャの受粉作業から開放され、気温も低くなったので早朝の受粉作業の必要もなく、久しぶりに8時の出畑になりました。
  

 露地のズッキーニの受粉と収穫を終えるとハウスのズッキーニの受粉、通常は雄花の後に雌花が咲いてきますが、寒くなるとその逆になり、今季は露地のズッキーニの雄花でハウスのズッキーニの受粉を始めました。嬉しい誤算で、ハウスのズッキーニも来週から出荷になりそうです。
ズッキーニを直売所に届けると、外堀から攻める農業の続きで育苗トンネルハウスを撤収して、終わると中途になっていた倉庫周辺の草刈に取掛りました。
  

 午後も草刈の続きで、3時頃に終わると露地のズッキーニの追肥を行い、その後は携行用ガソリンの購入のついでに市街まで足を延ばし、買物をして一日が終わりました。
今日はまた、播種したえん麦が発芽していてホッとしたところです。

 外堀農業も残すところ2件、キュウリのマルチの回収と植付け予定のないほ場の耕うんとイタリアンの播種だけになりました。明日から取掛ろうと思っています。
体重も3キロ減り、この機にメタボの血液検査をして、役場の福祉担当者に届けようかなと思っています・・・γGTPについては大目に見て欲しいところです。
黒糖酒~はお好きでしょ・・・♪

Sえんどうの防除と誘引

2015年11月26日 | 晴耕雨読
 2、3日前まで高温多湿に悩まされて扇風機をまわしていましたが、本日は一転寒が入り、冬の様相になってきました。北国では大雪で大荒れしている様子で、あの厳しさを思い浮かべると、奄美の冬は北国の春みたいなものです。
北風の強い中、上下のヤッケを着て臨機な農業に奮闘しました。

 最近は、カボチャに替ってズッキー二の雄花を夕方に採取していて、カボチャの受粉と同じ要領で朝イチにズッキーニの受粉をしています。20株程度の受粉ですので5分ぐらいで終わり、これもまたカボチャと同じように時雨に備えてプラコップを被せます。露地のズッキーニは明日から4、5本ほど収穫ができそうです。

 本日は、スナップエンドウの1回目の防除とカボチャの畝間の除草剤散布を想定していましたが、ハウスでズッキーニのかん水を終えてトマトハウスに入ると、入り口のドアーは壊れ、2、3日前から注視していた疫病が散見され、ついにきたかと、疫病対策を念頭に倉庫に戻りました。

 倉庫で防除資材を積込むと再びハウスに出向き、疫病対策でリドミル銅水和剤を散布し、動力散布機の洗浄を終えると、今度はアディオン乳剤の薬液を作り河口菜園に向かいました。
河口菜園のスナップエンドウに1回目の防除を行い、再び動力散布機の洗浄を行うと除草剤液を作り、2ヶ所のカボチャ畑の畝間に散布しました。


 午後イチはトマトハウスのドアーの交換、先ずは腐食したドアーパイプをハウス本体から取り外し、倉庫に戻って、研磨機で鉄管パイプをカットしてドアーの骨組みを作りました。
ドアーの交換作業は2時間ほどで終わり、倉庫に資材を格納すると再び河口菜園に向かいました。
1回目の防除を終えたスナップエンドウのPPヒモによる誘引を行いました。エンドウは20cmぐらいに成長し、PPヒモでキュウリネット側に押さえると言う、比較的単純な誘引ですが、成長に応じて20cm間隔でPPヒモを張って押さえます。

 帰宅には時間もあって、時雨の中、カラスの悪戯で欠株になった玉ねぎにネギを補植して本日の打ち止めになりました。