奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

招かざる客

2011年09月30日 | 晴耕雨読

 サスペンス劇場のタイトルみたいですね。

 今朝は日の出前に早起きをして、久しぶりにティダ(奄美の方言:太陽)を見ました。予報は午前が晴れ、午後から雨でした。Dscn6112

 昨日と同じように、作業の優先順位をあれこれ思案しながら、刈払機を車に積んで畑を巡回しました。3番目の畑を観て再度の畝立てが可能かどうか、1番目の畑では、遠慮がちに侵入していた「招かざる客」・・・ちょっと大型のイノシシが無遠慮に畑を荒らし始めた痕跡、2番目の畑ではカボチャの苗の疫病らしき症状・・・一気にストレス感が上昇しました。

 とは言いながらも、準備した予備苗の種をまくためにビニールハウスに向かいました。セルトレイに種を播きながら、3番目の畑の再度の畝立てから始めることにしました。作業は、連日の雨で難航しながらも、何とか播種ができるように仕立てました。Dscn6114

 3番めの畑から再度1番目の畑に移動してイノシシの害を観察し、あれこれと対策を検討しながら早めに作業を切り上げて帰宅しました。帰宅するや否や市街に向かい、先ずは、ホームセンターでイノシシ対策にキューリネットを200m購入し、帰路は散髪で気分転換を図り、ついでに食料品の買い出しを行い帰宅しました。

 画像は、イノちゃんが耕した痕跡と予備苗作りでセルトレイに並んだカボチャの種です。台は昨日作成した育苗台です。


育苗台作り

2011年09月29日 | 晴耕雨読

 予報はまったく当たらず、終日、霧雨と高温多湿の一日でした。どうやら、奄美は、台風19号の湿った空気と秋雨前線の真っただ中にあるようです。雑草の生育に、これ以上の好条件はありませんね。

 天候不良で特段の農作業もできず、畑周辺の草刈りでもと思案しながら、刈払機を車に積んで、いつもながらの畑巡回から始めました。Dscn6104

 播種から5日目、発芽しない畝の種を掘ると種は腐敗し、また3日目以降に発芽した苗は、小型で生育が今一つでした。原因は、豪雨と長雨が発芽の条件を厳しくしたものと思われます。

 予備苗としてセルトレイに撒いた種も発芽せず、草刈りから予備苗作りに切り替え、ビニールハウス内に育苗台作りから始めました。育苗台は春カボチャからと思っていましたが、3番目の畑の播種も考え、早々に作りました。

 育苗台には雨よけのビニールをかぶせ、先週播種したセルトレーの培養土を捨てて新たに培養土を入れ、散水して明日の播種の準備をしました。発芽した数少ないトレーの苗はポットに移植し、3枚葉ぐらいまで育て移植したいと思います。Dscn6105

 失敗したセルトレーの苗作りは、トレーの苗の根の巻き具合を実地に検証でき、移植の適期をつかみました。

 画像は、ビニールハウスとトンネル資材を活用して作った育苗台です。一度に1300苗ぐらい作れますますが、倍ぐらいは作れる広さを検討しています。春カボチャは、2重のビニールハウスの中で苗作りをしたいと考えれています。 


カボチャの発芽

2011年09月27日 | 晴耕雨読

 週間予報から晴れマークが消え、ここ両日農作業ができなくなりました。また、昨夜も雨が降り続き、昼間の束の間の晴れに畑を巡回し、排水の手直しや、豪雨で表土が流れて露出した種に培養土をかけたり、予想外の作業に奔走しております。Dscn6095

 そんな中で、1番最初に撒いた種が発芽をはじめ、ちょっと感動しました。明日あたりから本格的な発芽が始まると思います。

しばらくは、1番目、2番目の畑の発芽と欠株の補植を行い、天候の回復をみながら、3番目の畑の種まきに取り掛かる予定です。最終期限の10月10日頃までには、すべての畑の種まきは終わるだろうと楽観しています。

 とは言いつつも、南洋にはすでに台風の兆しがあり、先の事はわかりません。運を天に任せ、黙々とやるだけですね。Dscn6096

 午後はログハウスの立面図を作成し、気分転換にホームセンターに出かけて、農具や釣り具、身のまわりの用品を購入しました。

 画像は、豪雨の中で発芽を始めたカボチャです。その生命力には、「あっぱれなり」と褒めてやりたいぐらいです。


一難去ってまた一難

2011年09月26日 | 奄美の景色・自然

 昨夜の雨は、昨年の豪雨災害を彷彿させる様相で、集落の低地部が再び災害に遭Dscn6090うのでと悪夢が横切りました。幸いにも2時間程度で小降りになり安堵して眠りにつきました 。

 朝のニュースで奄美の北部が集中豪雨の災害に遭ったことを知り、小雨の中、畑の巡回に出掛けました。

 昨日、植付けの準備で仕上げた畑は無残な様相で仕切り直しが必須となりました。カボチャの種をまき、ここ両日には発芽を予定していた畑は表土が流出し、仕切り直しかDscn6086なと思いつつも、カボチャの生命力にかけてみることにしました。

 昨日は自然に感謝をし、今日は自然を恨むと言う、人智では計り知れない出来事にただあきれるばかりです。沖縄風に言えば「なんくるないさ~」と自問しています。

 画像は、仕切り直しとなった祖父「大熊」の畑と、今日塩焼きにして食べたヒラアジです。ヒラアジは、おば~たちの穴場でぶっ込み仕掛けで釣りました。


お天道様に感謝!

2011年09月25日 | 晴耕雨読

 予報は終日雨マーク、出たとこ勝負で三番目の畑の植付け準備を敢行しました。Dscn6089

先ずは、倉庫から2種類の化成肥料を畑に移送し、トラクターのローラリーをコンポキャスターに交換し、30分で15aの畑の肥料散布を終えました。

その後は再びロータリーに交換し、化成肥料のすき込みとを行いました。

 午後は耕運機を移送して、畝の作成とまくら地の補修をして最終仕上げを行いました。

雨が降らないことをお天道様に祈りながら、祖Dscn6080父「大熊」の畑を30年ぶりに作物の植えれる畑に復活させました。

その後は、カボチャの種を播いた畑に移動し、散水を行い本日は打ち止めにしました。

 画像は、今日仕上げた祖父「大熊」の畑と予備苗の72セルトレー、そして、昨日種まきにはせ参じた教頭先生です。72セルトレーは春カボチャの育苗を想定しています。

 余談ながら、種まきの前日は、教頭先生宅に呼ばれ、Dscn6082_2

集落の青壮年と深夜まで杯をかたむけました。 種まきは二日酔いで播いたので、随分種が余ったような気がします。