奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

ハテンチュのため息!

2013年06月30日 | 晴耕雨読

 パッションの収獲前に天気予報のモニター、予報は雨マークがあって、耕うん作業には無理かなと思いながら早朝の収獲に出掛けました。

 収穫は僅かなもので、倉庫で降ろし、帰宅して朝食、日曜で朝ドラはないので再び倉庫に戻りました。パッションの果柄切りや拭取りを終え、「行けるかな」との判断で、耕うんを決行することにしました。001

 今季は時間がある時にと、トラクターの逆転ロータリによるほ場の前後や四隅の土寄せを行っています。小生の地域は、水田を畑に改良したために沈殿が起こり、その補修もされないまま年を重ねるごとに排水には苦慮しています。

 耕うんは表土しか乾いておらず、泥をこねる状態で最悪の土塊を作るはめになってしまいました。中断するわけにもいかず、荒耕しの状態まで仕上げ、後日、土の乾燥を待って再度の耕うんをすることにしました。002

 気温は、32、3℃を超え、昼食のあとは、定番の川エビ獲りに興じました。不思議なことに、同じ場所でも、降雨の後は新しい川エビが集まり、ビールの肴には事欠かないくらいに獲れました。

 エビ獲りの後は、再び出畑してハウス周辺の防風ネットを撤収し、それでも店仕舞いには時間もあったので、収穫を終えたパッションの枝の切り落としを行いました。

 画像は、粘質系の強い奄美の土質、耕うんには天候と土の乾きの見極めが肝要です。


パッション完売!

2013年06月29日 | 晴耕雨読

 早朝のパッション収獲も止めて、朝ドラを観てボチボチの出畑でした。パッションの収獲はわずかになり、パッション物語の終わりを告げるようなものでした。002 個販注文の5キロを届け、今季の販売は終わりました。残りは、北海道の土産やハウスを譲渡してくれたI兄に届けたいと思います。

 暑さは猛烈で、トラクターによる耕うんにはまだ土の乾きが悪く、義兄の実家の庭木のせん定を行い、午前は打ち止めにしました。

 午後は若干の昼寝をして、昨日焼却処分をした松の残渣物の再度の焼却を行い、倉庫に戻って、周辺に植えたパパイヤの雑草取りや追肥を行いました。 008防獣ロープの効果があって、イノシシのチョッカイが皆無になりました。

 そう言えば、30本ほどパパイヤ苗を購入して定植したK兄は、イノシシ害で全滅でした。あらゆる栽培で、幼木期のイノシシ対策は必須のようです。

 画像は、播種から三日目で発芽した河口菜園のソルゴー、そして、2ヶ月前に定植したパパイヤ、ラストは帰路に立寄った浜辺、018梅雨明けとルアーフィッシングの到来を告げているようでした。

 明日からは、耕うんとその後のソルゴー播種ができるかなと、梅雨明けに期待しているところです。


松喰い虫の害

2013年06月28日 | 晴耕雨読

 昨夜の酒が残り、キレの悪い一日でした。

 昨日は、県農政主催の新規就農者サポートの第1回検討会に参加しました。カボチャ生産者5名と市町村の研修センター関係者で構成され、リアルで中身の濃い議論になりました。研修センター側からの意見は皆無で、当事者意識の低さに「なんぼ農家が頑張ってもな~」とそんな思いでした。最も簡単な栽培作物であるパッション・フルーツを研修の主力におき、後の品目は机上でお茶を濁すと言う・・・早い話が計画性もなく指導者もいないのが実情のようです。002

 検討会の後は懇親会に移り、二次会、三次会と久しぶりに夜の街を徘徊しました。ホテルに帰った時間の記憶もなく、二度寝、三度寝して、10時頃に出畑しました。

 毎日のようにパッションの個販の注文が入り、断りながら、本日は、今季ラストのパッションの納品準備をしました。これで、1月半続いたパッションは完売になりました。

 午後は、松喰い虫の害で畑に倒れた松の処分を行いました。004 作業はチェンソーを駆使し、切断の後はその場で焼却処分を行いました。

 奄美では、松喰い虫による害が深刻で、至る所に立ち枯れ状態で林立し、時の経過と共に朽ちて倒れ、この処分が大きな問題になってきています。


来季の栽培構想固まる!

2013年06月26日 | 晴耕雨読

 先の読めない天候が続き、二の足を踏むような思いで出たとこ勝負の日を過ごしています。
 作業は、秋作の準備とパッション・ハウスの撤収だけになりましたが、秋作準備のソルゴーの播種ができず、参ったな~と天を仰いでいます。

 それでも、午前は突如のスコールの中、河口の菜園のソルゴー播種を終えました。秋作の冬瓜と赤毛瓜の栽培を念頭に、台風で壊滅するのであれば、秋カボチャに切替えようとダブルスタンダードで臨むことにしました。いずれにしても、防風や敷き草対策は必須で、種まきごんべえによるソルゴーの条撒きをしたところです。

 来季の栽培構想はほぼ固まり、後は淡々とその時期の準備を進めるだけになりました。来季はパッションの面積拡大とフルーツパパイヤへの挑戦、その他にはミニ冬瓜や島らっきょ等、これまで得た知見をより具体的な販売に繋げていければと思っています。もちろん、主力作物はカボチャで、えびすの他にクリユタカやクリヒロなどの品種を増やし、収量アップに取組みたいと思っています。

 そのためには、ほ場の土質、風水害、獣害などの自然を巧みに捉え、消費者のニーズに応えれるような適切な価格設定と販売網の拡大が肝要と思っています。

 午後は海老採りに興じ、買出しに出掛けると市街は強雨、帰宅すると地元も雨で、早上がりして経理をしました。感ピュータが冴えた一日でした。


無題・・・だす!

2013年06月25日 | 晴耕雨読

 気温が高い割には、強い西風が吹き、いく分か過ごし易いこの頃です。
 終盤になったパッションの収量はグッと落ち、オフシーズンの準備にとはやる気持ちは、天候の不安定で空回りしています。

 夜半には結構な降雨があって、日中は突然の雨で、耕うん作業には惨憺たる一日でした。めげそうな気持に喝を入れ、午後は再び河口の菜園の耕うんに取掛り、途中猛烈なスコールにあって、木陰で風雨をしのぎながら耕うんを終わらせました。河口の菜園には防風用のソルゴーを播種し、秋作に備えます。

 農地を借りて欲しいと言う依頼が多く、カボチャの規模拡大か、新規作物の導入か、あれこれと揺れています。最近、風水害だけでなく、イノシシ害が拡大の傾向で、その判断に躊躇しています。

 今日はまた、鹿児島本土から、農業資材販売のT君が訪ねてきて、円安後の近況をあれこれと談話しました。輸入肥料は相当値上がりしている様子で、値上がり後の見積もりを依頼しました。

 天候に翻ろうされた一日で、せっかちな小生には、こう言う日の過ごし方が課題となりました。