奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

さらば、2014!

2014年12月31日 | 晴耕雨読
 好天に恵まれ、両日穏やかな年の瀬の中でほどほどの活動で過ごしています。

 秋カボチャのほ場から丹念に観察すると、諦めていたラストに定植した畝のカボチャが、意外にも肥大して、ひょっとしたら、沖縄に近い栽培ができるのではと、そんな楽観的観測もちらっと横切りました。10月初旬までに播種したカボチャは、順調に推移していて、病害の兆候もなく、ちょっと元気をもらっています。
  

 パッションハウスに移動してかん水とズッキーニの受粉、ズッキーニも順調に生育していて、隔日の収穫が定例化しつつあります。年末年始で、近郊の直売店が休業していますので、青果市場への出荷を思案しています。

 午後は、何とか年内にと思っていた作業があって、春カボチャのほ場のえん麦の播種を決行しました。えん麦の播種は、11月に終わっていますが、今季は作付面積を減らしたために、季節風対策が中途半端になり、この好天に意を決しました。
作業はトラクターでの耕うんから始まり、終わると種まきごんべえを使用して4条ほど播種しました。これで、春一番対策が無事終わりホッと一息付きました。
  

 ラストは、トラクターや耕運機の洗車を行い、ついでに軽トラもささっと洗車を済ませ、年越しソバ用の九条ネギを収穫して帰宅しました。

 新年は還暦の歳、失敗と成功の作物を少しずつ集大成しながら、奄美の農を総括できればと思っています。ほとんど、ストレス解消にも似た拙い綴りですが、引き続き「奄美の農と暮らし」にエールを頂ければ幸いです。
読者の皆さまにおかれましても、新年が良い年でありますように祈念いたします。

一年の総括

2014年12月30日 | 晴耕雨読
 ちょっと気が緩むと、体調が異変を起こし、ほどほどのテンションがあるか、伸びっぱなしのゴムのような精神状態が健康には良いようです。一度でいいから、伸びっぱなしのゴムのような精神状態になってみたいようなあこがれもあります。

 いつもの秋カボチャの見回り、移動してのズッキーニの受粉と収穫、小一時間ほどの活動と夕方のパッションハウスの戸締りが年の瀬の作業で、充電時間にも似たようなひと時です。
作業の合間には、JAから年末年始の休業の連絡があって、急きょ、育苗用土の購入に出掛けました。年明けの5日から、1回目のカボチャの播種を計画していて、ポットの土詰め等を考えるとタイムリーなJAからの連絡だったかなと思いました。

 午前で家事を終え、午後は名瀬市街に買物に出掛け、所望の鏡餅は売り切れで、適当に晦日と正月の食料を購入して帰宅しました。先週までは、山下達郎の「クリスマスイブ」が流れていて、なんだか商業ペースに流されているような・・・年の瀬ですからいいのでしょうね。

 帰宅するとパッションハウスや倉庫の戸締りを行い、ラストはしめ縄で一年を総括しました。

スナップエンドウで乾杯!

2014年12月29日 | 晴耕雨読
 夜半には降雨があって、朝方もポツポツと降り・・・ただ農作業の予定がないのだけがせめてもの救いのような、そんな心境から一日が始まりました。

 本日の予定は実家の防風林の伐採、作業に取掛る前に、秋カボチャのほ場を巡回し、終わるとズッキーニの受粉と収穫を行いました。ここ両日気温が上がって、ズッキーニの生育は旺盛で、果実の肥大が早くなっています。

 ほ場から帰ると、早速、防風林の伐採に取掛りました。10年ぐらい放任状態でしたので、屋根の高さを超え、脚立の最上位に載って、手ノコ一つでチマチマと切落としました。歳のせいか、高所作業のバランス感覚が悪くなったような感があります。
作業は午前で終え、軽トラ5台分の伐採の残渣物を処分しました。

 午後は、資材の片付を終えると年内の経理を行い、終わるとパッションハウスの戸締りのついでに、峠まで足を延ばしウラジロを取ってきました。角松の材料やウラジロを取りに山奥に入ると年の瀬を感じます。
誰に教えられたのでもなく、新年を迎えるためにウラジロや角松の材料を採取することが、子供の時分の領分だったような気がします。

 山からの帰路は、菜園に立寄り、実エンドウとスナップエンドウを収穫して帰宅しました。スナップエンドウは、早速茹でて、マヨネーズと少々の醤油で頂きました。サクッとした食感と独特の甘味があって、今宵は、黒糖焼酎の杯が進みそうです。

家事にあれこれと

2014年12月28日 | 晴耕雨読
 農納めもあって、いつもの気負いもなく、秋カボチャの電気柵の補修から始まり、ズッキーニの受粉や少な目のかん水で本日の農作業は終わりました。

 本日から30日まで家事に専念、午前は2ヶ所の墓参を行い、午後は、実家と義兄の実家の庭木のせん定と残さ物の処理を行いました。
家事は、45mのマルチ張り作業に比べればどうってこともなく、軽トラ2台分の庭木を処理して早めの打ち止めになりました。

 明日は、実家の防風林の伐採と処理を行い、時間があれば、ズッキーニやエンドウの収穫をして、年末年始の黒糖酒の肴にと思っています。
降りそうで降らない暮れの天候に感謝しながら、新年への準備を進めています。

農納め

2014年12月27日 | 晴耕雨読
 春カボチャの植付け準備に一気呵成の状態で来ましたので、さすがに気が抜けたような疲れが来て、今朝は二度寝でのスタートでした。
本日は今年の農納め、ネットで注文した動力散布機の部品や防草シートも届いていて、年内に計画した農作業を納めるために奮励の一日を過ごしました。

 先ずは、届いた部品の試運転も兼ねて、ズッキーニの防除から始まり、終わると菜園に移動してエンドウの防除を行い、ラストは秋カボチャの電柵の周辺に除草剤を散布して試運転は無事終了しました。
ズッキーニやエンドウの防除は10日ぐらい遅れていて、ズッキーニは灰色カビ病がポツポツと発生し、エンドウは、ハモグリの跡が散見されるようになりました。ズッキーニにはダコニール水和剤を、エンドウにはアファーム乳剤を散布しました。

 午後は、秋カボチャのヘタのコルク化が始まりましたので、野ネズミ対策でほ場の周辺に殺そ剤を設置しました。殺そ剤は、直径50mmの塩ビ管の中に入れ、カラスの悪戯に備えて肥料袋に砂を詰めて重しにしています。
  

 ラストは、雨漏りで泥はねの多いハウスの畝間に防草シート敷き、ついでに、ズッキーニの下葉を除去し、パッションの誘引を行い、年内の農作業は全て終わりました。
もちろん、生き物を相手にしている職業ですので、受粉やかん水、換気、収穫、イノシシやネズミへの警戒など完全OFFと言うわけには行きません。
農業は、収穫が終わるまで気が抜けいない職業です。