奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

奄美市農業研究センター

2010年07月29日 | 徒然

 予報は終日雨マーク、アメダスも雨雲の途切れがない割には、時折小雨が降るぐらいの農作業には何と無く諦め難い一日でした。

 そこはもう開き直って、朝からパソコンに向かってカボチャ栽培の施肥設計やJAに提出する資材購入の申込を作り、午後はサポートを受ける奄美市農業研究センターに事業計画の変更を提出しに出かけました。Dscn4603 

 この二日間は、畑での肉体労働と違って頭と指先だけの労働、疲労感の割にはどこか身体が鈍ってゆくような気がします。

 画像は、今年から2年間、サポート受ける(財)奄美市農業研究センターです。昨年、リホームを行い、新規就農者のサポート以外に、野菜や果樹の栽培と講習、堆肥の販売や農業機械の賃借、ビニールハウスのリースを行っています。

 さて、奄美は、明日から八月にかけて夏祭り一色になります。明日の午前は、奄美大島南部のカボチャ講習会に参加し、夜は奄美祭りの花火大会を観に出かけようと思案しています。


晴耕雨読

2010年07月28日 | 晴耕雨読

 予期していたこととは言え終日雨でした。こんな日は、講習会や部会でもらった資料を整理し、秋カボチャを作付するほ場設計をCADを駆使して行います。ほ場は様々な形をしていますので、ほ場の条件に合わせてカボチャの畝間(4~5m)を割当てます。風向き、日当り、かん水設備、株間、防風対策などをパソコン画面でシュミレーションし、定植する苗の数や施肥設計も行います。旅行に行く前のプラン作りのようなもので楽しいひと時かも知れません。Dscn4492

 終日机に向かいますので、わずかな晴れ間を利用して、気分転換にほ場の計測や観察に出かけたり、菜園の様子を観まわります。気象によるほ場や周囲の変化、農家の対応など一日一回はほ場の観察に心がけたいと思っているところです。

 雨は作物に命の源を与えますが、農夫には静と貴重な読書の時間を与えます。

 画像は、昨年、開墾畑でジャングルに埋もれていた1本のバナナの木で、太陽と施肥の恵みを受けてすくすくと成長しました。今年あたり実がつくかも知れません。


奄美の夏

2010年07月27日 | 晴耕雨読

 ここ数日、スローライフを試みたり、奄美市からサポートを受けるビニールハウスの整備をしたり、日替わりメニューで過ごしています。今日はカボチャ部会に参加して、春カボチャの反省会と来る秋カボチャ栽培に対する準備など、初陣の農期が刻々と近づいていることを予感させるものでした。今季の春カボチャは、全般的に豊作で価格も安定との朗報もありました。

 午後はハウス整備に終始し、2連棟ハウスの4棟の内、3棟の整備を終えました。秋と春の二期作のカボチャ栽培を思い付き、思いのほか上手くゆきそうな予感がします。Dscn4576

 最近は、テナガエビの仕掛けを設置して早朝に回収したり、大潮と言うこともあって、夜釣りのぶっこみ釣りに出かけたり、朝から晩まで奄美の夏を謳歌し過ぎて、我ながら呆れた生活をしています。

 画像は、台風シーズンに備えてビニールを外し、来る秋カボチャ栽培に備えて整備中の2連棟のビニールハウスです。大きさは横が12m、奥行きが35mです。


夏の定番

2010年07月25日 | 晴耕雨読

 昨日は、午前中にハウスとその周辺の除草剤散布を行い、午後は1時間ほどの昼寝と、あとは涼を求めて川にタナガ(テナガエビの奄美方言名)を獲りに出かけました。

 シーズン最盛期、人の手をかいくぐってきたタナガ君たちはすばしっこく、悪戦苦闘しながら2時間ほどで両手いっぱいのタナガを獲り、帰宅早々にフライパンで生きたまま塩を振って炒り、ビールのつまみを作りました。Dscn4561

 ひと息ついて夜釣りの仕掛けを作り、夕方から浜でぶっこみ釣りを行いました。フエフキ、コアガラ、チヌ、ウツボが思いのほか釣れ、月光の中で悠久の時間を過ごしました。釣れた魚は、早々に菜園仲間のおば~にあげました。

 今日のような一日が「スローライフ」と言うのかなとビールを片手に自問しながら、、昼間獲ったタナガをつまみ、明日のミニ人間ドックに備えました。


ワールドカップ

2010年07月23日 | 徒然

 今日は早起きをしてキュウリを収穫し、浅漬けを作って大島支庁(県の出先機関)に出かけました。支庁では、新規就農の施設整備等に関する資料を提出し、その後は農業研究センターに立ち寄り、奄美市が新規就農者のために用意したビニールハウスの整備を行いました。整備は、前年からビニールハウスを借りているK君との共同作業となり、にわか雨の中、資材の片づけや草刈りを終日行いました。ハブがよく出るとのことで、ちょっと気合いが入りました。

 タイトルはワールドカップでしたね・・・・・

 ワールドカップ熱から覚めて日本代表の試合を見ると、代表の面々は、サッカー少年時代のようなサッカーをしている印象を受けました。自陣のゴールを守り、相手のゴールに点を入れると言うサッカーの本質、そこには必ず敗者と勝者が存在しますが、それは結果論にしか過ぎないと言うことを改めて見せられたような気がします。Dscn4563

 各言う小生は、25年近く子供たちにサッカーを教え、「勝敗が先にあるわけではない。」と子供たちを叱咤激励してピッチに送り出した時代がありました。決勝戦のPK戦で負けた時なんかは、何とも表現のしようがない感情がこみ上げてきたのを思い出します。

 「ALL FOR ONE、 ONE FOR ALL」、少年のようにボールを追いかける純真さが観る人に感動を与えるのでしょう。

画像は真夏に咲く近所の花、名称は不詳です。