奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

トマトで乾杯!

2013年05月31日 | 晴耕雨読

 連日の高温多湿に、バテぎみで気力も萎えそうな日々を送っています。

 朝いちのパッションとトマトの収獲から汗だくで、一日の半分ぐらいの気力を使ったような気になります。収量は少なく、ボチボチと言ったところです。

 収獲の後はクールダウンを兼ねて2ヶ所の直売所のモニター、トマトは完売でパッションは僅か、急きょ倉庫に戻って出荷の準備をして直売所に届けました。トマトの売行きにはちょっと驚いています。

 酒飲みの視点で言うと、安くてボリュームがあって健康食品、しかも美味いとくれば、こんな今宵の肴はまたとないでしょう。主婦の視点では、安くて調理も入らない・・・と思います。

 そんなこともあって、夏の定番「冷奴」のように、毎晩完熟の桃太郎トマトにシーザドレッシングかけ、至福の乾杯をしています。

 さて、午後は、トマトの追肥とハウス内の除草を行いました。トマトは1段目の収獲が終わり、いよいよ2段目の収獲に入ります。今のところ、病害虫もなくビギナーズラックで進行しています。もちろん、青枯病らしき症状で、15株をハウス外に撤去しました。2割ぐらいの損耗率ですが、最近は、根の成長の悪い株に起こる事象でもあることを知りました。また、ハウス内の温度上昇にも関係があるようです。

 明日から6月、この月で収穫が無事終えることを祈念するばかりです。


パッションの糖度

2013年05月30日 | 晴耕雨読

 暑さがいく分か和らいだので、懸案の春カボチャのほ場の除草剤散布を決行しました。50aの面積の久しぶりの全面散布で、300リッタを使用しました。

 防毒マスクにゴーグル、そして上下のウインドーブレカー、完全防備で挑みましたが、いかんせん気温は30℃、熱中症ぎりぎりの作業になりました。時々、思考が停止して、散布した畝が曖昧になったりしました。

 午前に散布を終え、衣服は汗でびっしょりになり、倉庫で着替えて、クールダウンを兼ねてトマトの出荷を行いました。

 午後は、猛暑の中、パッションとトマトの収獲をし、クールダウンを兼ねて出荷準備をしました。早朝の涼しさは束の間、猛烈な暖湿気流による海霧が発生し、避暑に市街に食糧の買出しに出掛け、ついでにJAに立寄りました。

 帰宅して、再びハウスに向かう途中、直売店のパッションとトマトの完売が目に入り、急きょトマトとパッションの補充を行いました。口コミの威力を垣間見た気がしました。トマトはシーズンのピーク、市街のスーパーでも安値の傾向で、小生も4玉入りの袋で200円で販売し、みごとに完売しました。トマトは健康食品で、ビールのつまみにも合いますね。

 ハウスの戸締りを終え、帰宅してシャワーを浴び、一日の至福の時間でトマトを肴にビールを飲み、商売とは機知と痛感しました。そんな中、酔う前にパッションの糖度測定を行いました。2個測定し、食味の違いも比較して、糖度1度の相違は結構な甘味の違いでした。小生のパッションの糖度は16度前後、今後は、18度前後になるような施肥設計や土作りが課題になりました。糖度計は、果樹農家には必須のアイテムと認識しました。

 手前味噌ですが、小生のパッションは収獲中盤で十分に甘くなりました。


はげぇ~ふむきゅんや~!

2013年05月29日 | 晴耕雨読

 超~蒸暑いの島方言です。

 昨日と同様に猛烈な暖湿気流の流入で、気温と湿度が一気に上がり、身体も一気にヒートアップの状態です。熱中症になりやすいパターンですね。004

 大汗をかきながらのパッションとトマトの収獲、そして倉庫での出荷準備、暑さでモチベーションは一気に低空飛行になりました。

 猛暑の中の労働には中途半端な時間で、早めのランチを摂りながら午後の作業を思案しました。

 暑さでバテバテの中、JAより春カボチャの精算通知が届きました。価格は昨年より低いものの、全てを一番出荷しましたので、予想以上の精算価格にちょっとニンマリしました。 011来季は、5トンを出荷目標に奮闘したいなと思っています。

 実家に居ても暑く、この際、さらなるヒートアップにビニールハウス周辺の草刈りに取掛りました。刈払機にナイロンカッターを取付けますので、猛暑の中、ウインドーブレーカを着ての作業になり、熱中症対策に適度な塩分と水分の補給は必須のものでした。

 Tシャツを4枚取替える一日となり、夏モードにはまだまだ慣らし運転不足で、早めに切上げて帰宅しました。013

 画像はここ数日の暖湿気流による海霧、そして出荷前のパッションと桃太郎トマトです。夕方糖度計が届きましたので桃太郎の糖度を測定しました。桃太郎の平均糖度6度でまぁまぁのできのようです。パッションは明日測定してみます。パッションは、3番果以降が熟期となり、色あいが一段と良くなってきました。

 明日は、猛暑の中、除草剤散布を予定しています。


ハテンチュのクールダウン

2013年05月28日 | 晴耕雨読

 南からの湿った風で一気に気温は上昇し、終日30℃と湿度たっぷりの中、逆療法で大汗をかきながら活動しました。

 朝いちのパッションとトマトの収獲はサウナ状態で、それでも、隔日の収量の多さに暑さをしばし忘れました。トマトは第1花房の収獲が終わり、摘葉をしながらの収獲でした。ビギナーズラックとは言ったもので、よくぞ販売までこぎ着けたなと思っています。

 収量の多い日は、10時頃まで倉庫で出荷準備をします。果柄を切り汚れをふき取り、その後は袋詰めを行い、多からず少なからずの数量で直売店に届けます。特に、観光バスが立寄るとあっと言う間に品切れになるそうです。小生は、直売店の近隣に倉庫を構えていますので、5分もあれば完売には対応できます。

 小生の地域は、なるほど世界自然遺産候補地の中心地ではありますが、ホテルや飲食店があるわけではなく、観光客が押し寄せても地元には何のメリットもないと断言しています。そんな中、訪れた観光客に地元の特産品を買ってもらい、地元で食べてもらうことが地元に潤いをもたらすとものと確信しています。行政主導のY委員会も地元の活性化を総合的に考えて欲しいものです。

 さらに、特産品や食べ物を法外な値段で提供すると、観光客は一見さんになってしまいます。北海道特産のカニやメロンは地元に行けば行くほど安くなります。くれぐれも鶏飯店の真似はしないことが肝要です。

 予報では晴れで、除草剤散布を計画していましたが、海霧とあまりの天候の異常に、倉庫周辺の整備や実家の防風林のせん定に変更しました。相変わらずパッションは販売好調(単なる安さが売り??)で、本日も直売店に届けました。トマトも隣り市町村のT農園と勝負をかけて届けました。

 暑い時は汗をかいて、クールダウンするしかないハテンチュ(畑人)の一日でした。


梅雨の中であれこれと

2013年05月27日 | 晴耕雨読

 九州本土が梅雨入りの様相、今年は例年にない季節の変化のスピードに困惑をしながら、相も変わらず徒然の日々を送っています。

 天気予報は日めくりカレンダーのように変わり、その日の作業予定もまったく立たなくなりました。5カ所のほ場を観、その対応に苦慮しながら、あれこれと今後を思案しています。

 本日も朝から雨、ハウスのパッションとトマトの収獲以外にこれと言った作業もできず、市街に農資材の購入に出掛けたり、ネットで収集したパッションの資料に目をとおしたり、来るシーズンに思い巡らしました。

 パッションについては、糖酸比の高い、収穫から5~7日後に出荷を計画し、その間の保管に場所と数個のカゴを用意しました。

 雨の日はパッションやトマトの収量が一段と減り、近郊の直売店の客足も減るようです。そんな中、近郊の直売店に、営業時間の延長(夕方5時から6時まで)を進言したところ、2、3日前から時間延長をしているとのことでした。今後は、生産者と直売店の連携、組織化、販売網の拡大(ネット通販)など、そのようなことが実現できたらと思っています。

 明日から天候は回復の様相、来季に向けてほ場の整備に取掛りたいと思っています。先ずは春カボチャのほ場の除草剤散布、そして秋作に向けての緑肥の播種などを計画しています。

 梅雨空を眺めながら、気持ちだけは来季に向けて先行しています。