奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

第2回「たんかん祭り」

2020年02月16日 | 晴耕雨読
 5時起床、本日は昨年から開催した「たんかん祭り」があって、昨夕に収穫したクレソンの袋詰めに早めに倉庫に向かった。クレソンは、鮮度維持のために水槽に入れ、試行錯誤の中で期待通りの鮮度を保っていた。ロメインレタスがヒヨドリの食害で出荷が出来ず、何とか「2回目のたんかん祭り」のメイン野菜になればと、そんな思いでの出店だった。

 開始時間の30分前には多数の来場者があり、7品目の野菜をテーブルに並べるや否やお客さんが殺到して、1時間で粗方完売してしまった。「ファーム〇〇さん」ですよねと言われ、また新たなエールを頂いたような気がした。お客さんが殺到する中で、自分でも何を言ったか分からないような地元TVの取材も受けた。

 予期したように10時頃には天候が急変して大荒れになり、雨の中、会場の撤収に奮闘している役場職員の労に感謝をしながら会場を後にした。ただ、イベントが年々盛況になって行く半面で、地域振興とは程遠くなって行くことに一抹の不安を感じた。要は、良いとこ取りや身内引きがかっ歩しては本末転倒になってしまう。初心忘るべからずで、そこん所は、行政がしっかりと舵取りをして欲しいと思う。

 販売と天候の急変に追われてデジカメは撮れなかったが、老体のメモリーにはしっかりと残っている。でも来年のマイ出店はないだろうと思っている。だれまた(@^^)/~~~

春一番を彷彿させるような・・・

2020年02月12日 | 晴耕雨読
 春一番を彷彿させるような生暖かい南風、気温は24℃まで上がり、終日Tシャツでの農作業となった。スナップエンドウの収穫をスタートにインゲンと続き、クレソンと葉ネギを収穫して倉庫に戻った。出荷準備の袋詰めをしながら気温の上昇に気付き、急遽、トンネルハウスとビニールハウスの開放に急行した。

  

 直売所の野菜は相も変わらずの人気で、従業員からは、スーパーの野菜とは明らかに違うと嬉しいコメントを頂いた。本土からの野菜は、7~10日ぐらいの輸送日数が掛かっているかも知れなくて、小生の野菜なんぞは、朝イチに収穫した野菜がお昼頃には消費者の手に届き、時折、お客さんと直売所で鉢合わせとなる。その時は、今朝の野菜ですと正直に答えている。

 獲り立ての野菜に併せてトマトを2軒の直売所に届けて午前を終えた。午後は、ビニールハウスのかん水からスタートして、春カボチャのかん水を行った。1回目に定植したカボチャは昨日脇芽取りを終え、2回目に定植したカボチャは水不足を直感して、チューブかん水と並行しながら、2時間掛けて手かん水を行った。野菜は手を掛けた分を裏切らない・・・ひとり農業10年でなんとなく会得した。

 明日は前線が近づき、しばらくは雨模様の天候、いつもの出たとこ勝負で行こうと思う。そろそろ、島らっきょうと葉玉ネギの収穫の時期、ボチボチやってみるかと思っている。だればまた(@^^)/~~~

終日日照はなく・・・

2020年02月08日 | 晴耕雨読
 終日日照はなく、時折時雨れる中で、直感の赴くままに過ごしている。遅めに咲く倉庫の緋寒桜が咲き始めて、沿道の緋寒桜は日に日に葉桜の様相になってきた。島の緋寒桜はおまけみたいな世界で、ポツポツと新緑が息吹き始めていて、3月の奄美の新緑は圧巻、人工的な植樹が陳腐にさえ見える。
イノシシ害でひと月遅れとなった春カボチャのほ場のえん麦はようやくらしくなってっきて、春カボチャは本葉5枚になり、来週からは1回目の防除に加えて誘引作業が必須だ。そんな中、リレー栽培品目は、良く売れて明日への活力をもらっている。

  

 TVでは、連日新型肺炎の動向が・・・世界遺産登録、クルーズ船の来港・・・愚鈍な小生でさえも観光などと言う地に足のつかない産業の危うさを感じる。煽る地方行政やローカル新聞は沈黙だ。たぶんに、何十万人と言う人が流行り病で亡くなると言う歴史があり、近年では人の移動が地球的規模で容易になり、いち地域の流行り病では済まなくなるようなそんな気がした。

 薄曇りの中、スナップエンドウの収穫を終えると菜園に移動してクレソンと葉ネギを収穫、後は2軒の直売に収穫物を届けて午前を終えた。午後は、霧雨の中、スナップエンドウとトマトに追肥を行い、少なめのインゲンを収穫して直売所に届けた。インゲンも人気野菜になっていて、昨日、スーパーで見た量と価格にはビックリぽんでした。

 明日は・・・明日考えるかなと思う、また明日(@^^)/~~~

 

ヒヨドリの来襲

2020年02月04日 | 晴耕雨読
 両日、曇天に午後は決まって雨に。この時期、北国では雪祭りが開催されていて、一年で一番寒かったように記憶していて、寒さも来週あたりまでがピークかなと思っている。

 昨日は、春カボチャのかん水設備を設置して達成感に浸ったのも束の間、スナップエンドウのほ場に移動すると、ヒヨドリがスナップエンドウに群がっていて、追い払うとスナップの先端部に食害の後が。ヒヨドリは、スナップの先端部の葉と花を好んで食べ、1週間ぐらいで食べ尽くしてしまうほどの悪食だ。



 早速、倉庫に戻り防鳥ネットの在庫を調べ、不足分を購入にホームセンターに出掛け、帰宅すると昼休みも返上して防鳥ネットの展張に取り掛った。生憎の小雨に、ネットのからまりと苛立ち、作業している小生を無視しているように飛来するヒヨドリ、「焼き鳥にして食っちまうぞ~!」と一喝した。雨は本降りになり、天井部だけの展張で明朝の残務にして、ハウスに立寄りトマトとインゲンを収穫して店仕舞いになった。

 今朝は脇目も振らずに昨日の残務からスタート。天井部を覆ったのでヒヨドリの飛来はなく、側部を展張してランチタイムになった。帰路は2カ所の直売所をモニター、日曜のイベントでほとんどが完売していて、午後の出荷をインプットした。

 午後は、カボチャにトマト、スナップエンドウ、インゲン、レタスを各々の直売所に届け、後は、ハウスの野菜を観察して本日の店仕舞いになった。ヒヨドリは、何年かおきに大量に発生して、この時期のタンカンや野菜が見るに忍び難いほどの食害になる。今年はその年かも知れない。あるタンカン農家が、下はイノシシに上はヒヨドリに食べられてと・・・嘆いていた。だればまた、あしゃ(明日)!(@^^)/~~~

ミディートマト「フルティカ」

2020年02月02日 | 晴耕雨読
 この時期にしては稀に見る好天、いつもの朝礼朝改で臨機応変に過ごした。先ずは、直売所がオープンするまでの間に墓参を済ませ、終わると昨夕に準備した野菜を2軒の直売所に届けた。本日のイベントで出店の準備をしていた朝市のメンバーに、直売所に卸すトマトをカゴごと購入されてしまい、直売所には平謝りをした。直売所にブロッコリーを卸していたNさんも小生のトマトとスナップエンドウを買って行った。ミディートマト「フルティカ」、種袋には糖度が高く、肉質の美味しいトマトと記載され、作り安くて確かに甘いトマトである。



 強い陽射しに気温は上がり、トンネルハウスの部分開放をしながら本日の作戦変更を練り、ハウスの野菜と育苗中の苗に水をまくと、春カボチャのほ場周辺の除草剤散布に舵を切った。明日からの雨の予報にこの好機を逃すと作業が後手になるのを直感した。後は、インゲンの追肥にキュウリの鉢上げと続き、ラストは収穫後にほ場に放置しているカボチャ・シートを回収した。

  

 明日は懸案の春カボチャのかん水設備を設置し、雨の日が続くようであれば、キュウリのネット張りをしようと思っている。本日は小春日和のような陽光の中、峠を歩こう会なる御一行が目前を過ぎて行った。集団でのウオーキングと言うのも、島ならではのイベントかなと思うところだ。帰路は終盤になった緋寒桜を観ながら帰宅した。それではまた(@^^)/~~~