奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

今季はイノシシとの戦いか!

2017年09月30日 | 晴耕雨読
 今朝の気温23℃、思わずタオルケットを引っ張り出し、起きると上下のジャージに着替えました。いつもの朝食前の予報のモニターと一日の活動のイメージ、昭和感たっぷり朝ドラが最終で、半年があっと言う間に過ぎたような、そんな気がしました。大正生まれの父が、生前、「大正は遠くなりにけり」と放言していましたが、昭和もだんだんそうなって行くのかも知れませんね。

 抜けるような青空、先ずは育苗トンネルハウスの隔日の手かん水、終わればキュウリの手かん水でほ場に移動、キュウリは秋カボチャのほ場の一角に植えていて、昨日のマルチングを横目に移動していると、「やられた~」、予感が的中してしまいました。マルチの上をイノシシが歩いた痕跡があって、至る所に穴が散見され、カラスの悪さと併せてダブルパンチでした。

  

 作業の優先順位をあれこれと思案しながら、先ずはカラス対策でマルチの上にテグスを張り、終わると、電柵設置の準備で、ボチボチ予定していたズッキーニや玉ねぎの施肥と耕うん、畝立てを仕上げました。電柵を設置すると、農機を入れることは困難になりますので苦肉の選択でした。

 午後は電柵資材を積込んで出畑、臨時で設置したキュウリの電柵を撤収し、ほ場全体を電柵で囲みました。作業は午後いっぱいまで掛り、第2ほ場に耕運機と管理機を移動して、本日も何とか終わりました。午後イチは、抜けるような青空からサシバの鳴き声が聞こえ、第一陣がきたなと、夏の終りを感じました。

 明日の午後は集落の敬老会・豊年祭、第2ほ場の定植準備を終えて、ぎりぎり参加できるかなと思っています。それではまた明日(^_^)/~

心地良い疲労感

2017年09月29日 | 晴耕雨読
 両日のハードワークに久しぶりの筋肉痛、でも心地良い疲労感です。天候は太平洋高気圧から移動性高気圧に変わり、このまた高気圧が気分屋みたいなところがあるので、ここぞとばかり老骨に鞭を打って奮励の一日を過ごしました。畜産農家もここぞとばかり、飼料草の刈取りに奔走していました。

 作業は、昨日の残務で管理機による畝立て、その後はレーキによる畝の均しで、このひと手間が・・・願掛けにも似たような心境で仕上げて午前を終えました。



 午後は8畝のマルチングとかん水チューブの設置・・・気温29℃、陽射しは強くて風はなく、暑さに加えてやぶ蚊と戦いながら完成しました。自分を褒めてやりたいぐらい奮闘の一日でした。
作業を終えてひと息付くと、カラスの集団が骨休みに立寄り、悪戯をしなければと念じながら帰路に就きました。

 明日はまた集落の豊年祭の準備、何とか第2ほ場の定植準備も終わらせたいなと思いながら、どのような形で参加できるか模索したいなと思っています。小生が島に居た頃は稲作が盛んでしたが、今は見渡しても豊年を祝う面影はなく、形ばかりの世界かなと思っているところです。

 昨日、島の北部でショチガマと言う豊年を占なう行事が行われ、国の無形文化財にも指定されているとか・・・ほとんど形式だけが残った世界ですから、参加者のTシャツ姿と言うのは、自然に対する畏敬の念とかを軽んじているような気がしますね。農業も知らない人間が豊作の何を祈願するのですかね。

 くどくなりました、また明日(^_^)/~

カボチャの定植準備

2017年09月28日 | 晴耕雨読
 9月も残り2日になり、TVでは衆院解散が報じられていて、なにやら「希望の党」なるものが脚光を浴びているようです。政権交代の夢がしばし消え、選挙が消去法化していましたが、どうやら今回の選挙はそうでもなさそうな様相になってきました。

 井上陽水の「傘がない」ふうに言うと、それでも問題は秋カボチャの定植準備・・・経験値で午後の乾燥を想定していたので、取敢えず、昨日準備をしたカボチャの2回目の播種を行いました。580ポット、作業は2時間ほどで終わり、併せて、1回目に播種した苗の根締めの散水、それから玉ねぎ、移動してキュウリの手かん水と続きました。

  

 午後は早めの出畑、2種の化成肥料に有機肥料を積込んで、ほ場に着くとソルゴーの条間にバケツでチマチマと散布しました。施肥は1時間ほどで終わり、続いて耕うんと畝立てと続き、5時のチャイムと同時に予定作業を終えました。生乾きで土が付着して農機は重く、これ以上の条件を望めば後手に回りそう予感がして、いつもの勘ピュータを信頼して動いているところです。

 しばらく好天の予報ですので、この機に秋カボチャの定植準備を終わらせようと思っています。
だればまたあしゃ

誰もいない海

2017年09月27日 | 晴耕雨読
 夜半に雨で目覚めると、明日の作業があれこれと浮かび、風がないのを幸いに雨戸も閉めないで、朝になってしまいました。当然ながら猛烈な湿気で、予報を見れば天候が回復しそうな兆し、よしっ!、と見切り発車に意を決しました。

  

 倉庫に立寄ると播種から4日目でカボチャは発芽し、表土の乾燥防止に被せた遮光ネットを取外しました。隣りに目をやれば、プランタの玉ねぎもポツポツと発芽をしていて、ネズミやカラスの悪戯もなく、先ず先ずの出だしかなと安堵しました。

 ほ場の乾きは昨夜の雨で諦めていましたが、定植したキュウリや電柵のバッテリーの点検で巡回しました。キュウリに異状はなく、バッテリーは切れていて8本の電池セット取外して倉庫に持ち帰りました。この後は、定植準備もしていない、2回目のカボチャの播種の準備に取掛りました。2回目の播種は580ポット、3時間ほど掛けて用土のポット詰めを終え、ランチタイムになりました。

 午後は遅めの出畑、午前の残務で電柵の電池交換を行い、帰途はビニールハウスに立寄り、ネズミ対策の塩ビ管を積込み倉庫に戻りました。前季の苗作りは、ことごとくネズミに食害されたので、育苗トンネルハウスの周辺に殺そ剤入りの塩ビ管を設置しました。災難は忘れた頃にやってくる、前季の教訓です。

  

 倉庫で作業をしていると、この時期には決まってラジオから流れる曲が・・・トワエモアの「誰もいない海」、帰途は浜に立寄りしばし黄昏ました。時折、カメがプカリプカリと顔を出して、それなりの「誰もいない海」でした。明日は、午前は2回目の播種を行い、午後は定植準備に取掛ろうと思っています。それではまた(^_^)/~

キュウリの定植

2017年09月26日 | 晴耕雨読
 昨日の午後の雨でほ場の乾きは悪く、数少ない作業の選択肢の中、キュウリの定植に舵を切りました。先ずは、ほ場に苗を移送する前に、散水や定植用の資材をほ場に運びました。農業用水の蛇口にリールホースを取付けると異物や放水の確認をして、散水ノズルを取付けました。

  

 再び倉庫に戻るとキュウリの苗を積込み、後は、やぶ蚊対策を万全にして30株の定植を終えました。マルチに穴を開けるポンポンカッター、定植期のウエラック、仕上げはネキリムシ対策のダイアジノン粒剤の散布と続いて、簡易の散水チューブによる試験も行いました。

 午後はトマトの播種、セルトレイに60粒ほどを播き、仕上げは表土の乾燥防止に新聞紙で被いました。本日もまた、蒸暑い一日、キュウリの畝は泥コネ状態で、それでも少々の悪条件でもやらなければならず、秋雨前線が遠のくをひたすら待つばかりです。

 明日も出たとこ勝負ですが、秋カボチャの定植準備に取掛れればと思っています。
もう、前線はいいぞ~(^_^)/~