奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

さらば、2015年

2015年12月31日 | 晴耕雨読
 2015年が6時間ほどで終わろうとしています。
振返れば、リレー栽培が上手く行き、秋、春のカボチャ栽培はそこそこの出来で、5月の台風でパッションの収穫はなく、それでも、初夏を冬瓜やキュウリで乗切り、北海道の孫の運動会も観ることができました。
還暦同窓会があり、仲のいい同窓の死、たくさんの身近な人たちが去った年でもありました。

 さてと、本日は大晦日、管理作業以外に予定はなく、ほ場を巡回すると、収穫したズッキーニを持参して、2ヶ所ほど年末の挨拶回りをしました。
ビニールハウスを無償で頂いたM兄と、2年連続空振りで会うことができないS姉に2年分の地代に併せてズッキーニを届けました。
昨夜の計画は今朝の雨でいつもの朝礼朝改、天候の回復待ちで、正月の食糧買出しに行きました。

 午後は陽射しも出てきて、トラクターの洗車で春カボチャのほ場に向かいました。洗車が終われば、トラクターに乗り、完成したトンネルハウスをバックにmy雄姿の撮影をイメージしていました。
ところが、走行中のトラクターの乗り心地が馬に乗っているような感覚、後部のタイヤを観ながら現場に着くと、嫌な予感は的中しました。
タイヤの空気圧が半分以下で、倉庫まで帰れるかなと急いで洗車を終えて帰投しました。

 トラクターの洗車を終えると軽トラの洗車を済ませ、換気で開けたハウスを閉めて、2015年の農作業は全て終了しました。倉庫に戻って、トラクターのタイヤ圧を測定すると、全般的に2/3~1/2程度の圧で、年1回ぐらいは、空気圧の点検が必要かなと思いました。

 朝礼朝改の「奄美の農と暮らし」、辛口コメントもありますが、新年も懲りずに来訪をお待ちしています。たくさんのエールも頂きました、みなさまにとって、新年が幸多い年でありますように祈願いたします。

 

ハウスの中の恋人たち・・・

2015年12月30日 | 晴耕雨読
 久しぶりの好天で、イメージした作業は予定どおり終わりました。
朝イチのズッキーニの受粉は15℃以下になると雌花が未熟で、着果は厳しいかなと思いながら、ハウスと露地を回りました。収穫も5、6本あって、ネギの収穫の後に併せて直売所に届け、本年ラストの出荷になりました。
  

 Sセニョールは病害虫もなく、年明け早々に1回目の追肥を行い、勘ピュータによると1月末から収穫ができるのではと思っています。ハウスの遅植えのズッキーにも生育は順調で、1月中旬から収穫になりそうです。この頃は、露地のズッキーニが寒さで終わりになりますので、良い繋ぎになるかなと思っています。
トマトも何とからしくなってきて、裂果も日に日に減少し、後はかん水の調整による甘味が課題の一つで、それでもトマトの収穫は新年の楽しみの一つです。
一通りの管理作業を終えると、2ヶ所の墓参で午前を終えました。


 午後は実家の庭木のせん定、昨年、防風林の半分ほどを大伐採しましたので、今年は1/3程度の伐採にとどめ、来年の今頃には伐採を完成させようと思っています。
伐採の後は残さ物の処理を行い、併せて小生と義兄の実家周辺の掃除をして、予定作業を終えました。

 倉庫に刈払機を格納すると換気で開けたハウスを閉め、帰宅すると玄関を掃いてしめ縄を付け、本日も無事終了しました。
明日は、朝イチの管理作業を終えるとトラクターや軽トラの洗車を行い、午後は買物で年末を締めくくりたいと思います。

2015年、予定作業の終了!

2015年12月29日 | 晴耕雨読
 天候は曇り時々陽射し、今日こそはトンネルハウスの完成を、そんな思いで出畑しました。ズッキーニの収穫を終えると直売所をモニターし、倉庫にズッキーニを降ろして春カボチャのほ場に向かいました。
風も無く、前季より3日遅れでトンネルハウスは全て完成し、春カボチャの第2弾は終了しました。
  

 トンネルハウス完成の余韻に浸る間もなく、新年早々の準備で農協に向かい、カボチャの育苗用土と殺そ剤を購入し、用土は育苗ハウスに降ろし、ついでにトンネルハウスの余剰の資材を片付けて午前を終えました。

 午後イチはネギを収穫し、朝イチに収穫したズッキーニに併せて直売所に届けました。後は、河口菜園のスナップエンドウや玉ねぎの防除を行い、移動して遅植えのズッキーニの防除も行いました。
防除資材の洗浄を終えると午後3時、さてと、えん麦の追肥まで行うか迷いながら、やっちゃいました。
これで、2015年に計画した農作業は全て終り、本当にお疲れと自分を慰労しました。

 早めに帰宅して着替えると、市街に住む姉にお歳暮替わりに野菜一式を持参して届け、その後は葬儀場に向かいました。今朝の新聞で、中学時代の先生の訃報を知り、また、今年の5月には小生の畑にも来られて元気な御様子でしたが・・・突然の訃報にただただ驚きました。

 今年は還暦同窓生の死、いつも顔を合わす元気なNおば~の突然の死、そして先生・・・生と死は隣り合わせの関係のような・・・だから生きている限りは今を精一杯生き、そんな思いで今年も暮れて行きそうです。


 明日、明後日は、墓参や実家の庭木のせん定・・・雑草抑制で播種したイタリアンが、薄っすらと緑の絨毯ぽっくなってきました。来年も頑張らなくちゃ~!

新年の作業見積もり

2015年12月28日 | 晴耕雨読
 終日日照はなく、朝から小雨が降り続いて肌寒い一日でした。
ポンチョに傘の出で立ちでズッキーニの受粉と収穫をすると、直売所に届けて本日の農作業は終了になりました。
雨で屋外作業は望めず、月末の経理と支払で午前を終えました。

 午後も雨はなかなか止まず、年明けから3月までの作業見積もりで過ごしました。春カボチャの植付けと秋カボチャの収穫、そして春カボチャの誘引と受粉期、スケジュールは自転車操業の状態で、その合間には、全ての秋作の収穫と出荷が目白押しです。
トマトやスナップエンドウは年明け早々から収穫が始まり、1月末にはSセニョールと遅植えのズッキーニの収穫、2月には葉玉ねぎが収穫になりそうです。

 自分で描いた収穫のシナリオですので、収穫の楽しみを活力にしようと思っています。もちろん、寸暇を惜しんで秋カボチャのほ場の片付けを行い、3月には夏作のキューリや冬瓜の植付けも行います。
来季は時間があれば、玉ねぎの種ネギも作りたいなと思っています。

 島の農業は単作がほとんどで、その根本的な理由は「楽だから・・・」、そう言ったところでしょう。
パッション・フルーツはハイリスク、ハイリターンの農業ではありますが、島で大成した農家を観たことがありませんね。お隣の沖縄のIターン者の農業は、インゲンを中心とした冬の農業が主力で、南国のトロピカルフルーツのような甘い農業は妄想の世界のようです。

春カボチャ、1回目の播種

2015年12月27日 | 晴耕雨読
 本日も朝礼朝改の農業で、自分を褒めたいぐらい奮闘の一日でした。
いつもより早めに出畑して、ズッキーニとネギを収穫すると早々に直売所に届けました。年の瀬になると、ちょっと高級感のあるズッキーニが人気のようです。値段は25cmサイズで150円で販売されています。

 直売所から倉庫に戻ると、昨日から催芽処理で24時間保温器にかけたカボチャの種を持参して育苗ハウスに、一昨日育苗用土を詰めたポットに608粒の播種を行いました。催芽処理はほぼパーフェクトで、種は割れて出根し、大晦日から元旦にかけて発芽の予定です。
播種を終えると散水を行い、保温と表土の乾燥防止にビニールをかけ午前を終えました。
  

 終日日照はなく、無風で時雨れるものの大降りはなく、やれるところまで行くか~・・・そんな思いでトンネルハウスのビニール展張に取掛りました。残り4畝の内2張りができれば御の字と思いながら、昨日からの勢いで3畝を仕上げ夕暮れになりました。
春カボチャ栽培の第2弾は残り1畝のビニール展張になり、「よっしゃ~!」と自分を鼓舞しながら帰宅しました。


 明日も雨の予報、何とか第2弾を仕上げて、墓参や新年を迎える準備をしたいなと思っています。