奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

いよいよかな・・・

2017年08月31日 | 晴耕雨読
 8月が終わりとなると何と無く夏が終わるような、涼のある北西の風が吹き、日影は長く、夕方には赤とんぼがいっぱい飛んでいました。午前は、姪から頼まれた地籍調査の立会いの委任状を役場に提出して午前を終えました。ちょうど、昨日電話のやり取りをした若い職員が対応してくれて、その傍らには2人の上司のサポート態勢がおかしくもありました。

 ランチを終えるといつものDVD態勢に入りましたが、ふと、北西の風でほ場の乾燥が良いのでと思い立ち、着替えて春カボチャのほ場に向かいました。ほ場の乾燥状態は良く、倉庫に戻るとトラクターに乗換え、耕種防除の耕うん作業を開始しました。

 2つのほ場を一気に終わらせようと奮闘しましたが夕暮れが迫り、2番目のほ場の途中で打ち止めになりました。農協から野菜部会の役員会の案内も届き、いよいよカボチャ・シーズンの到来・・・ちょっこし気合が入りました。日曜から旧盆入りですので、明日で耕うん作業を終わらせ、草刈君や除草剤散布をしながら注文した種を待ちたいと思います。

 明日から9月だぞ~ん!それではまた(^_^)/~

負のレガシー

2017年08月30日 | 晴耕雨読
 ふと気づくと、未明から狂おしいほど鳴くアカショウビンの鳴き声がピタリと聞こえなくなりました。今にして思えば、渡りの前の鳴動を発しているような、そんな気がしました。梅雨の到来を告げるかのように飛来して、夏の終り渡って行くようです。

 やっと涼感のある朝になり、1日の活動を巡らしながらほ場を巡回、イノシシが小康状態になった秋カボチャのほ場、雑草が繁茂してきたビニールハウス、中耕をしたい春カボチャのほ場等・・・取り敢えず、午後に中耕を計画して帰宅しました。本日は、兄弟が関西に帰る日で見送りに空港に向かいました。

 小一時間ほど空港で過ごすと、帰途はホームセンターに立寄り農機を見、ランチを終えると、地元の役場に直行しました。姪から固定資産税や地籍調査の立会いの件で相談を受けていて、その確認に役場の担当者を訪ねました。先祖が残した墓が今や社会的な問題になっていますが、田舎の固定資産も負のレガシーだなと痛感しました。

 資産価値はほとんどなく、ただ税金だけを納めているだけで、寄付行為もままならず、相続放棄をしても納税が免れるだけで管理責任は残り、登記名義の違う資産の所有権の放棄はできないのが通説のようです。もう一人の姪が、財産はいらないからお金を残してと言う噺が解るような気がしました。

 もう一つの相談事である地籍調査の立会いに関する文書を見ると、地籍の地番はミスプリで、本州に居住しているから説明会の通知文は発送しなかった云々、さらに立会いには所有権者と登記人名義者の両方が必要ではと問うと、地籍については登記人名義が優先・・・それって役所の逃げでしょう。

 登記人名義が違おうが所有者が納税をしていて、変な調査に登記人名義者を前面に出すと、寝た子を起こしてもめ事になるぞと一喝を。電話の向こうでは建前論をらしくしゃべっていて・・・この若造、登記に義務がないことを知っているのかなと思いました。役場の窮した時の「建前論」、下ばかり向いて仕事をしないで、もっと上を向いて仕事をしろよ一喝したい。何よりも自分とこのミスは、プライドよりも「ごめんなさい」でしょう。

  

 そんなこんなで、午後は時雨でトラクター作業はできず、朝の巡回で観た追肥の効いてきたソルゴーや北部の画像で一日を締めくくりたいと思います。それではまた(^_^)/~

積小為大の原則

2017年08月27日 | 晴耕雨読
 大掃除も粗方終わり、後は明日の午後に関西から到着する姉や弟たちを待つだけになりました。本日もまた、滴るような大汗をかきながら、縁側の拭き掃除から始めて、玄関、庭掃除と奮闘しました。8人も参集すると、寝具ひとつとっても大仕事で、亡き母の苦労を垣間見たような気がしました。

 午後はまたしても猛烈な時雨、読書やDVDを観て過ごし、夕方には晴れ間が出て来ましたので、イノシシ対策にソーラの点滅ライトを設置しました。子牛ほどの大きさの足跡もあって、ダメ元とは思いますが、老獪なイノシシほど用心深いので、その用心深さに効果を期待しているところです。
  

 ソーラライトを設置して第1ほ場に移動すると、イノシシ害のほ場と違っていい感じのソルゴー、追肥がインプットされて帰路に就きました。

 地方創生大全を半分ほど読み、「積小為大(せきしょういだい)」、読んで字の如く、小さな積み重ねがやがては大きな事を為す、と言う二宮尊徳の言葉のようです。全国的に身の丈以上のハコモノを税金で作り、実情はほとんどが赤字で、赤字の補てんにさらに税金をつぎ込んでいるようです。道の駅はその筆頭にあるとか・・・・。要は小さく始めて、成功した暁に事業を拡大するとか・・・その逆は妄想の産物だそうです。

 明日も時雨の予報、午前にソルゴーの追肥ができればと思っています。それではまた明日(^_^)/~

あれよあれよと言う間に・・・

2017年08月26日 | 晴耕雨読
 猛暑と言う言葉もマンネリ化してきて、あれよあれよと言う間に8月も残りわずかになりました。小生の子供の頃もそうでしたが、この時期になると遅かりし夏休みの宿題をらしく仕上げて?、永いOFFモードから覚めたような気がしました。今となっては、井上陽水の「少年時代」のようなものです。

 今朝は、大汗をかきながら実家の水回りの掃除に取掛り、浴室、トイレ、洗面所と大奮闘の午前を過ごしました。若かりし頃、点検と言う不思議な経験をしましたので、その気になればな~んてことはない世界ですけど。若い頃、かみさんに、掃除の完璧を追求し過ぎると小言を言われましたが、点検は完璧を追求されましたからね。

 午後は猛烈な時雨になり、ネットで6種類の種と刈払機、そして、1年分の作業用Tシャツを注文しました。今季はミニ冬瓜の栽培を止めていて、お客さんから直売所に問い合わせがあった様子で、季節のものは作らなければと反省しきりでした。秋作は、キュウリ、葉玉ネギ、レタス、ナス、ミディートマト、スティックセニョール・・・例年のヒット商品からスタートして行くかなと思っています。もちろん、スナップエンドウやワケギも視野に入れています。

 今季は、鳴りを潜めていたイノシシ害が復活しそうな予感がしていて、電気柵のほ場の拡充や、電気柵設置までの対策をあれこれと打たなければと思っています。取り敢えず、明日は、ソルゴーを播種したほ場に、夜間点滅のソーラライトを設置しようと思っています。ダメ元ですが、こちらの存在もイノシシに知らしめないとなめられますからね。
それではまた明日!

育苗トンネルハウスの準備

2017年08月25日 | 晴耕雨読
 遅い時間のブログの更新ですが、なんとなく休めないような奇妙な義務感に駆られてPCに向かっています。昼間にTVの予報を観ると、気象予報士が南洋の衛星画像を評していて、プロもそうかと妙に納得しました。気象予報士はデータを元に机上での算段ですが、こちらは限られた情報源の中でリアルな世界ですからね。


 スロースタートの午前になりましたが、育苗トンネルハウスの支柱の設置で午前を終えました。旧盆明けには、キュウリの苗作りからスタートして、玉ねぎ、トマトやナス、1000ポットのカボチャの苗作りが始まります。台風シーズン真っただ中ですので、小さなトンネルハウスでの育苗しかできず、りっぱな硬質プラスチックのハウスを持つ市の農政が、何の農政をしているのか未だに理解に苦しんでいるところです。率直なところ、苗を作って欲しいと懇願するばかりです。

 午後は時雨の予報が見事に的中して、法事の準備で市街の姉宅を訪ねたり、帰宅すると小さな経理や秋作の種の見積もりで過ごしました。そう言えば、昨日、集落の農業用水の会合で訪ねた公民館に帽子を忘れ、最終日の本日に再び訪ねました。昨日、水道水レベルの設備の設計図を観ましたので、この地域は本格的に農業をする人は皆無で、どうせ作るなら、本格的に農業ができる設備をとお願いしました。もちろん、ダメ元ですけどね。

 地元の農政担当者が、用水設備に意見をしていないことに情けなく思いました。現職で退職後の頭の上のハエを追う前に、今、給料をもらっている意義を考えて欲しいところです、それも無理かなと・・・。明日も時雨の予報、トラクター作業による中耕をしたいところですが、なかなか思うようには行きませんね、それではまた明日!