奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

久々の好天に・・・

2023年01月31日 | 晴耕雨読
 テレビでは、雪国のバックカントリーによる事故が報じられている。バックカントリーとは、設定されたスキーコースから外れたスキーで、当然ながら事故の責は自己に帰す。バックカントリーまでとは言わないが、30センチぐらい積もった早朝のスキーは、何とも言えない新鮮さだ。20代の頃、ニセコスキー場で体感したが、ふわふわとした新雪の感触は今でも残っている。
 
 久々の好天に、何かをしなければと不思議な衝動に駆られるが、収穫は小康状態で気持ちだけが空回りだ。実験中のズッキーニの播種は、オーラムが保温から三日目で全てが出根、ダイナーは10粒が未出根となった。結論から言えば、厳冬期の苗作りは、根気良く出根をさせて播種することに尽きるようだ。

 午後は、ミニキュウリの植付け準備でネット張りを行った。好天のハウスは温度が上がり、大汗をかきながらの作業となり、ついでに、中玉とミニトマトに続いてインゲンの追肥も行った。追肥の肥料が強過ぎるのか、1回目の追肥は、トマトやインゲンが萎れてしまい、迷いながらの1回目の半分の量の追肥になった。

 明日も好天の予報、たぶんにミニキュウリの鉢上げ、後は思い付くままにと思っている。ネットで卸売市場のセリ値を見ると、予想したようにタンカンが出荷されていて、3月上旬まではタンカン三昧の日々になるだろう。地元ラジオでは、タンカンは柑橘類の王様と報じられているが、生産者はNO1ではなくオンリーワンらしい・・・だればまた(@^^)/~~~

琉球20日ネギ

2023年01月30日 | 晴耕雨読
 久しぶりに降雨のない朝、気温10℃、沿道の緋寒桜が満開になってきた。いつもなら、雨の雫で軍手が濡れるスナップエンドウやワケギの収穫が、軍手に息を吹きかける必要もなく清々と終わった。晴れの日はいいな~と今更ながら痛感する。昨日収穫したインゲンや茎ブロッコリーと併せて4品目を無人市に届けた。

 稀に見る寒い冬の苗作りに悪戦苦闘する中で、実験のような様相で取組んでいて、24時間の保温で根の出ないズッキーニの種を更に48時間保温器に入れ、根が出る事を確認した。ズッキーニの品種(ダイナー、オーラム)によっても根が出る時間は異なり、ダイナーは寒さに弱そうだ。ラストの72時間の保温に挑戦中で、ダイナーが残り50%、オーラムが30%だ。

   

 今朝は久しぶりに晴れたので、満を持して2回目にワケギ(琉球20日ネギ)の収穫を行った。ワケギ(分葱)は、1個の種ネギが2カ月後には10株になり、1回目の収穫を終えて2回目の収穫時には、ほぼ倍の20株に成長している、まさに、分葱(ワケギ)と言う呼び名がぴったりだ。今季は細い品種を栽培しているが、名称のように収穫までの期間が短く、食味や香りも良く、期間中、3~4回の収穫が出来そうだ。

 午後は、トマトの誘引と脇芽の除去で過ごした。資材の回収に出向いた無人市は完売、帰路に立寄った直売店の棚は空っぽ、明日あたりからタンカンが棚を賑わすかも知れない。明日は晴れの予報、ミニキュウリの植付け準備にでも取掛ろうと算段している・・・だればまた(@^^)/~~~

厳冬期の苗作り

2023年01月28日 | 晴耕雨読
 先週からの寒波で、県本土では数十億円の農産物の被害が報じられている。ここ数年の暖冬続きに、収穫できることが当たり前のような感覚になっていたのだろう。前季に比べて収量は激減、育苗中の苗は日照不足と低温で発芽は悪く、生育は止まったままだ。

   

 今朝はズッキーニの再度の催芽処理で、保温器に種を入れた。24時間の保温で、大方は根が出るが今季は30%ぐらいの出根で、出根のない種はこの低温で発芽することがないようだ。2度目は、出根した種のみを播種し、出根しない種は、再度、保温器に入れて観察をと思っている。低温期の苗作りは、こんなもんだと思っている。

 終日、降ったり晴れたり、しかも10℃前後の気温、朝イチの収穫と出荷を終えると、録画した時代劇を観て過ごした。BSで時代劇シリーズを放映していて、信長、秀吉、家康はある種のマンネリ化だなと痛感する。最近では大河ドラマを見る気さえならない。

 明日はズッキーニの二度目の播種、そろそろ晴れてくれないかな~と懇願を。地方紙によるとタンカンは平年並みで、明日から収穫が始まるらしい。平年並みと言うのもふたを開けるまでは解らないが、価格低下の予防線のようにも思える・・・だればまた(@^^)/~~~

無風で6、7℃・・・

2023年01月26日 | 晴耕雨読
 予報の10数年に一度の寒気と言う報道に、いつもの誇大放送かと高を括っていたが、今朝の畑の体感で本当に寒いな~と実感した。山裾に近いマイ畑は、無風で6、7℃ぐらいの気温なんだろう。マイナス15℃の北海道の今時分を思い出した。マイナス15℃ぐらいの気温は、息を吸うと鼻毛が凍る体感があって、雪の上を歩くとキュッキュッと締まったような音がする。

 スナップエンドウの収穫から始めて、茎ブロッコリー、2回目のワケギの収穫と続いた。どちらも、放射冷却で冷たい朝露に濡れ、濡れた手袋に息を吹きかけながらの収穫だった。倉庫に戻ると袋詰めをして無人市に届け、帰路はビニールハウスに立寄り、隔日のかん水で午前を終えた。

 午後は好天のこの機にとスナップの防除、苦戦中のハモグリバエ対策に栽培以来初の「ディアナsc」を散布した。年々、ハモグリバエの害が増えて、粘着シートでも対応しきれない状況だ。「ディアナsc」は浸透性に優れた農薬らしくて、収穫前日の散布も可能だ。

 前線が近づいていて明日は雨の予報、ズッキーニの発芽は今イチで、再度の播種になりそうだ。ミニキュウリは、保温器での育苗中だが、日曜あたりには発芽の予定だ。自然は人智の及ばない所、寒かろうが暑かろうが、それでも足掻くしかない・・・だればまた(@^^)/~~~

緋寒桜の季節

2023年01月23日 | 晴耕雨読
 2度寝、3度寝で起きて、昨夜の鍋にチャンポン麺と玉子を入れて朝食に。鍋の後は決まってうどんだが、チャンポン麺の方が妙にしっくりくる。天候は晴れたり曇ったり時雨れたり、こういう日は決まってモチベーションが低空飛行だ。スナップエンドウの収穫から始まって、少な目の茎ブロッコリーとワケギと続き、ワケギの収穫時には雨になって早々に切上げた。

 直売店に5品目を届けると早々の帰宅になり、ネットで出荷用資材を調べてランチタイムになった。燃料や食品だけでなく、いろんな資材が3割ほど高騰し、送料を天秤にかけながら、入手にあの手この手を駆使している。

   

 午後も調べ事は続いていて、気が付くと稀に見る好天になっていて、希少な防除の機会を逸してしまった。たぶんに明日は大荒れ、外作業は見込めないので、明日の予定を先取りしてインゲンの収穫を行った。帰路は、いつもの緋寒桜の名所に立寄り、蜜を吸うメジロを観ながらカメラにおさめた。

 明日から10年に一度の寒の予報、島の予報も10℃以下で、アラレあたりが降るかも知れない。今日から国会も始まり、何やら荒れそうな国会の様相だ。安全保障に少子化、物価の高騰等々・・・揚げ足取りだけではなく、らしい議論をと思う・・・だればまた(@^^)/~~~