奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

ひと山越えて

2014年02月28日 | 晴耕雨読

 暖かい朝で、カボチャの受粉を終えた時分には、初夏の様相になってきました。
昨日から始まったカボチャの受粉はいよいよ本格的になり、約1カ月間、朝イチはこの作業に固定され、ピーク時には10時頃まで行います。
残念ながら、カボチャは受粉の時間が遅くなると、着果の可能性は限りなく0に近くなります。

 今朝は受粉からスタートし、終えると菜園でラディッシュを収穫して、昨日収穫した実エンドウとスナップエンドウを併せて直売所に届けました。しばらくの間はこのパターンになりそうです。

 直売所から再びほ場に直行すると、昨日の続きで、ラストのTハウス外への誘引作業を行いました。2600株の2巡目の誘引で、約1ヶ月かけて、Tハウスの外への誘引を完了しました。正直、ひと山越えたような心境にひと息ついています。003

 今季は、これまでの経験から2つの課題に取組んでいますが、どうやらかん水不足による生育不良の改善はクリアーしたようです。かん水ホースの変更、手かん水とかん水ホースの併用によるかん水が功を奏したようです。
そして、もう一つの課題は草勢の維持、これは防除時における液肥の散布と慣行の追肥で克服したいと思っています。最終的には、5トンの収量が目標です。

 午後はえん麦の刈倒しと条間の草刈、そして、ハウス周辺の草刈で打ち止めになりました。005 帰路は、いつものように直売所に立寄り空のケースを受取り、本日は、実エンドウとラディッシュが完売でした。

 明日からは3月、奄美は春と初夏が同時に来て、あっという間に梅雨入りになります。3月から5月初旬までの奄美は、一番好きな季節です。

 画像は今朝の出荷品、そして日に日に刈り倒されて消えて行くえん麦です。えん麦は、来週中には全て刈り倒され、ほ場から消えて敷き草になります。


カボチャの受粉開始

2014年02月27日 | 晴耕雨読

 夜半からの雨は朝になってもポツポツと降り、想定内の予報にスロースタートでした。
倉庫に立寄り、ジャガイモの袋詰めを行い直売所に届け、そのままカボチャのほ場に直行しました。隔日のかん水の間にカボチャの受粉を10花ほど行い、ここ両日中には本格的な受粉を予期しました。

 ほ場は昨夜の雨で滞水していましたので、パッション・ハウスに入り隔週の誘引作業に取掛りました。今季は前季の倍の株数にしましたので、午後イチまでかかりました。
親指大に膨らんだつぼみが至る所に観えて、これもまた両日中に受粉期の到来を予期するものでした。

 午後は天候も回復し、昨日の続きでラストに定植した畝の誘引作業に取掛り、思いのほか伸びてトンネル内で交錯し、普段の倍の時間をかけて終わらせました。Tハウスの外への誘引作業も残りひと畝になり、「百姓の千時間」のような作業からやっと解放されそうです。 004

 帰路は直売所に立寄り、完売した空の出荷ケースに一日の疲れを忘れ、菜園に立寄ると実エンドウやスナップエンドウがたわわに実り、ラディッシュさえも収穫のサインを送っていて、明日への力をもらったような気がしました。明日は4品目の出荷で、早朝出畑と決めて帰宅しました。

 画像は受粉を開始した今朝の雌花、受粉後は雨に濡れないように、花弁をちぎって被せました。
カボチャ栽培は、受粉期から後半戦に入ります。


ジャガイモの収穫

2014年02月26日 | 晴耕雨読

 2、3日風邪をこじらせて難儀しています。
日中の寒暖差が激しく、朝の作業は上下のヤッケを着こみ、陽射しの強さと共に1枚ずつ脱いで、最後はTシャツ姿での作業になります。午後3時頃からは気温が下がりますので、小まめに衣服で温度調整をしないと風邪をひくようです。003_2 終日、雨、風、陽射しをそのままに受け止めていますので、ひたすらその環境に適応するしか術はありません。

 昨日は、天候が崩れるとの予報にジャガイモの収穫を行いました。2キロの種イモで30キロの収穫があり、しかもデカイモで大豊作でした。地主のH君に、半畝は子供たちと収穫を楽しむようにと残しました。あれだけデカイモがザクザク出てくると、大人でも収穫が楽しくなります。

 さてと、本日は風邪薬を飲み、気合を入れて、昨日収穫したスナップエンドウとジャガイモの出荷からスタートしました。007 ジャガイモは、沖永良部島や徳之島にも負けんぞと自画自賛の思いでした。

 直売所から畑に直行し、パッションやカボチャのかん水を行い、終日カボチャの誘引作業で過ごしました。マスクをするといく分か体調が良く、いつものペースで3畝ほど終わらせました。

 画像は、昨日のジャガイモの収穫風景と年明けに定植したラストのカボチャの畝です。ジャガイモは拳ぐらいの大きさが多く、転勤した教頭先生に見せたいくらいでした。
カボチャは、全ての苗が今月中にTハウスから出ていき、来週からは受粉作業が始まります。


えん麦のじゅうたん

2014年02月24日 | 晴耕雨読

 朝晩の寒暖差が激しく、午前は朝露に濡れながら、昼は猛烈な陽射しの中で麦わら帽子をかぶって奮闘しています。
今朝は、朝露に濡れた実えんどうの収穫と直売所への出荷でスタートしました。

 ほ場に着くと隔日のかん水、もちろんかん水のカウントダウンの間には、ハウスの換気を行い、カボチャの各畝を観察で一巡します。雄花が日に日に開花を始めて受粉期の到来を告げ、雌花もポツポツと咲き始めました。
3日連続の誘引作業に、さすがに飽きが来て、2畝の誘引で午前の作業を終えました。

 午後イチは気分転換に買い物に出掛け、帰宅するとえん麦の刈倒しに取掛りました。003同じ動作の繰返しは滅入ってきますので、目先を変えてそれなりに工夫しています。えん麦の刈倒しの後は、再び誘引作業を行い、ひと畝終えたところで本日の内止めになりました。

 帰路は、イタリアンを播種したほ場と冬瓜畑を巡回し、ついでに直売所に立寄り出荷用のケースを受取りました。ここ両日に出荷した実えんどうもスナップエンドウも完売でした。

 画像は、全てのえん麦が刈り倒されてカボチャの敷き草になった様子です。カボチャのツルがこの敷き草の上をニョキニョキと這い出して、花をつけて実になりやがて収穫になります。


終日の誘引作業

2014年02月23日 | 晴耕雨読

 ここ両日の好天に作業が一気に進ちょくして、何とか長雨の遅れを取り戻せそうです。
本日は、実エンドウとカボチャの出荷からスタートしました。直売所のカボチャは完売していて、いいタイミングでの出荷になりました。

 直売所からカボチャ畑に直行し、早速誘引作業に取掛りました。002 午前はTハウスの外への誘引に1畝、午後はTハウスから出たツルの誘引を3畝終えて内止めになりました。
膝や腰に負担のくる作業で、ここがカボチャ栽培の踏ん張りどころと自分に言い聞かせての一日でした。

 画像は、この陽気で一気に伸び始めたカボチャ群、気温が上がるとさらに一日30センチぐらいのペースで伸びます。この生育のスピード感が、膝と腰の痛みを忘れさせ明日への励みになります。