奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

さらば2016!

2016年12月31日 | 晴耕雨読
 両日の好天に、半分の完成までは行かなかったですが、5張りのトンネルハウスを完成して本年も無事終わりました。

 5時起床、満天の星を観ながら洗濯機を回し、新聞は休刊で砂糖とミルクたっぷりのコーヒタイム、10年前に煙草を止めてからすっかり甘党になってしまいました。
7時半出畑、いつものほ場の巡回から始めると、秋カボチャの電柵コントローラがうんともすんとも・・・ネズミの次はイノシシかなと、第2ほ場に向かいズッキーニの収穫をしました。
好天になるとズッキーニの生育が良く、もう少しズッキーニが楽しめそうです。


 本日から正月を返上しての農作業開始、好天のこの機にとトンネルハウスのビニール張りに寸暇を惜しんで奮励しました。4畝を張り終えて合計5畝の完成、まだ7畝が残っていますが、明日、その後の天候と相談しながら完成をイメージしてます。

 さてと、今年も数時間で終わろうとしています。
新年は酉年、まさかと思いますがヒヨドリの襲来がないことを祈念しつつ、また皆さまにとっては新年が飛躍の年になりますように祈念致します。
それではまた新年に!

走る~走る~ハテンチュ・・・♪

2016年12月30日 | 晴耕雨読
 大晦日も元旦も返上したので、何と無く肩の荷が下りた様な、終日いつもの農作業で過ごしました。
7時過ぎに出畑すると、ネズミの食害で気掛かりな秋カボチャのほ場を回り、ズッキーニの受粉と収穫をしながら一日の作業を組立てます。

 昨日のスナップエンドウの誘引中にアオムシが散見され、防除資材一式を積込んで菜園に向かいました。農作業の要諦は先苦後楽、面倒な作業から始めると後が楽です。
防除が終わると資材を積んだまま春カボチャのほ場に直行し、ハウスのかん水をしながら次の一手をあれこれと思案しました。

 雨で残務となっていたトンネルハウスの準備作業に取掛り、6畝、計12畝の準備作業が全て終わり、後はビニール展張を残すだけになりました。トンネルハウスの設置が年を越すのは初の経験で、歳のせいなのか、はたまた天候不順によるものなのか一考しているところです。


 雲で陽が陰るとヤッケを着、陽が射すと脱ぎ、ハウスも開けたり閉めたり・・・忙しいと言えばそれまでですが、風邪は畑人の敵、冬のハウス栽培は温度管理が全てですからね。
準備作業を終えるとビニールの移送に取掛り、作業手順の確認で、ひと張りだけ、トンネルハウスを完成させました。微風で条件がよく、小一時間で完成しました。

 倉庫に資材を格納すると殺そ剤を積込み秋カボチャのほ場へ、電柱でこちら側を観察するカラスと我慢比べをしながら、飛び去った隙に殺そ剤を塩ビ管に補充しました。カラスは目が良く、車に乗り込んだと同時に山頂から飛来しますからね。カラスの弱点は利口そのもの、釣り糸には異常なほど警戒をして近づきません。

 明日、明後日はトンネルハウスのビニール展張に集中し、2日は秋カボチャの1回目の収穫、3日は春カボチャの1回目の播種・・・3日の午後あたりに全てのトンネルハウスの作業を完成・・・そんなイメージでいます。
本当に正月返上ですね、それではまた明日!
 

畑人も走る!

2016年12月29日 | 晴耕雨読
 終日、降ったり止んだり陽が射したり、朝礼朝改の一日で過ごしました。
小雨の中、カッパを着てズッキーニの受粉を行い・・・なぜかズッキーニがまだ頑張って開花していて、もうちょっこし頑張ってみるかと受粉作業を続けているところです。
  

 昨日のへこみ事件で早速JAに電話を入れ、殺そ剤の購入にほ場から直行しました。仕方がないと思いながらもまだ悪夢のような余韻があって、春カボチャ栽培にも尾を引きそうです。
JAから帰ると、外作業は諦めて、年明けに播種するポットの土詰めを行いました。春カボチャの育苗は、2000ポットを3回に分けて播種する予定で、1回目は予備苗を含めて700ポットを年明け早々に予定しています。その後は隔週で播種を行います。
  

 午後もパッとしない天候で、いつでも車中に退避できるような態勢で、スナップエンドウの誘引ヒモを取付け、後はハウスに移動してトマトの脇芽取りと誘引を行いました。
スナップエンドウの着果がポツポツと散見され、トマトは薄っすらと赤みを帯びていて、急きょ、ネズミの食害を思い立ち、3棟のハウスに殺そ剤を設置しました。

 今朝は何よりも感動したのは新規栽培のナスの実で、ちゃんとらしくなってきていて、昨日のへこみが少し和らぎました。ハウスから出て隣りを観ると、雑草抑制で播いたイタリアンが薄っすらと緑色になっていて、一喜一憂の日々の中、播いた種は実るんだな~と、ちょっこし農家冥利につきました。

 明日からしばらくは好天の予報、トンネルハウスの完成、春カボチャの1回目の種まき、そして秋カボチャの収穫・・・3面作戦を巧い具合に乗り切りたいなと念じています。
それではまた!

へこみの畑人

2016年12月28日 | 晴耕雨読
 今朝は思い切りへこみ、立ち直るのに半日を要しました。
日課のほ場の巡回から始めて、秋カボチャの第1ほ場を観ると、昨日の強風で葉茎はほとんどが倒伏し、露出したカボチャを観て愕然としました。これまでに観たことのないネズミの食害の多さで、ここ2、3日に見事にやられました。
今季は苗作りの段階でネズミの害に悪戦苦闘し、それなりに警戒はしていたのですが、収穫を目前にまさかの出来事でした。

 第2ほ場に移動してネズミの害を観察しましたが異状はなく、ズッキーニを収穫し、帰路はレタスを収穫して倉庫に戻りました。想定外の出来事に一瞬思考回路は停止し、取敢えずは、直売所に野菜を届け、トンネルハウスの設置の準備をしながら対策を練ることにしました。

 薄曇りの肌寒い1日で、トンネルハウスのビニール張る木柱を24本打込み、アーチ支柱をハウスバンドで結束し、6畝ほどビニールが張れる状態まで仕上げました。午前はへこみ状態からなかなか抜けきらず、作業に没頭しながら、何とかいつものダメ元作戦が閃きました。

 午後イチは、ダメ元作戦の遂行でありったけの塩ビ管を集め、第1ほ場周辺に5m間隔で配置し殺そ剤を入れました。
もちろん、周辺の薮にも殺そ剤を投入れて、殺そ剤の在庫がなくなってしまいました。
民家に隣接するほ場で、おば~たちが今年は家の中にネズミが異常に発生して・・・そんなことをふと思い出しました。

 トンネルハウスの6畝の準備を終えると、再び第1ほ場に回り、そこら中の薮に殺そ剤を投入れました。例年になく豊作を期待していましたので、この油断が奴らにスキを与えたのでしょう。農業とは、収穫のその時まで解らないものですね、つくづく!
それではまた明日!

正月返上ですね!

2016年12月27日 | 晴耕雨読
 昨日の陽気から一転して、風雨の強い大荒れの一日になりました。
ネットで雨雲の動きを見てもさほどの雨雲はなく、何となく行けそうな雰囲気で倉庫に向かいました。
倉庫に着くや否や猛烈な風雨、「こりゃ~だめだ」と、一瞬、大晦日も正月も返上しての作業風景が横切りました。

 風雨でズッキーニの受粉と収穫作業にも行けず、雨待ちをしながら秋カボチャの収穫に備えて倉庫の片付けに取掛りました。育苗や誘引資材を取りまとめると、JAにサンテナの借用の件で電話を入れ、雨が上がり次第受領に行く旨を伝えました。


 風雨は中々治まらず、よしっと意を決してポンチョを着、ズッキーニ畑に向かいました。畑に着くと雨が小康状態になり、ズッキーニの受粉に続いて収穫を行い、さらにはコリンキーも収穫しました。昨日の夏日で、ズッキーニが思いのほか肥大して多めの収穫になりました。帰路はハウスに立寄りレタスも収穫して、2軒の直売所に届けました。

 午後も風雨は治まらず、座して待つのも時間の無駄で、午前に取りまとめた育苗や誘引資材を育苗ハウスに移送し、終わるとサンテナの受領にJAに直行しました。軽トラにはシートも常備されていて、サンテナを濡らすこともなく倉庫に格納しました。

 時刻は3時、既に正月返上のエンジンは全開で、外作業ができないこの機にと、ナスの3本仕立てをほぼ完成させました。ナスの実の肥大は、ズッキー二の速さに比べて緩慢で、やっと3センチぐらいのメンコイ(北海道弁:かわいい)実がポツポツと散見されました。

 明日は・・・明日考えますかね。