奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

全壊ハウスの片付け

2012年08月31日 | 徒然

 久々に涼しく爽やかな目覚めで、快晴につられて何となく浜に出掛けました。011 今季は、当たり前のように見ていた景色や天候が一変し、不思議な感慨を持っています。

 実家の片付けも終わったので、本日から全壊したハウスの片付けに取掛りました。天候はカラッとした暑さで、先ずは高潮で農道に漂流したゴミの処分から始めました。その後は、強風で保管棚から落ちて、高潮に流された資材の捜索と回収を行い、再び保管棚に納めました。

 午後は雨でスロースタートとなり、倒壊した鉄管パイプの保管棚を復旧し、散乱した塩ビパイプやイボ竹の整理を行いました。016

 正直、台風の後の復旧をどこから手をつけようか、作業をしながらあれこれと思案しました。最終的には、倒壊したハウスは解体後に鉄くず屋に引き取ってもらうことになりそうです。

 秋カボチャは断念しましたが、ほ場には台風の飛散物があり、チェンソーを使った処理作業も念頭にあります。また、秋カボチャのほ場を今後どうするのか、いろいろと課題もあります。003

 画像は農道の漂流物と観るとため息が出るハウスの全壊、そして今朝の爽やかな海です。この爽やかな景色に一日の活力をもらっています。

 復旧は、再び「百姓の千時間」の心情で取り組みます。雨にも、風にも、寒さにも負けず、夏の暑さや台風にも負けず・・・そんなハテンチュ(畑人)でありたい。


お盆入り

2012年08月30日 | 奄美の話題

 ひょんな時間に目が覚め、閉め忘れた倉庫の戸締りが気になって戸締りに出掛け、夜も明けてきたので、ついでに墓地に立寄り、昨日やり残した清掃を終わらせました。030

 奄美では本日からお盆、迎え、中日、送りと三日間先祖の霊を供養します。

 ちょっと間の抜けた話で、お盆の日にちを誤解し、急きょ、供花や供え物を購入に市街に出掛けました。店はどこも混んでいて、女性のパワーに圧倒されそうになりながら何とか買い物を済ませて帰宅しました。世の女性人は偉いなと今更ながら感心しました。

 帰宅するや否や仏壇に花を活け、位牌を並べて迎え盆の準備をしました。気温はぐんぐんと上がり、ランチを済ませるとすかさず倉庫の整備に行きました。屋根の雨どいが台風の飛散物で埋まり、雨どいの役目をしなくなっていました。005

 作業は早々に終わり、再び実家に帰り、屋根に上がり倒壊して宙ずりとなった防風林の処理を行いました。その後は、着替えて迎えの墓参に出掛けました。

 画像は夕暮れにぷらっと出かけた月夜の浜辺、もう一枚は早朝に波打ち際まで下りて観た流木と浜の全景です。


ひと息ついて

2012年08月29日 | 徒然

 台風一過の晴天とは程遠く、曇天と小雨交じりの蒸暑い一日でした。026

 停電で溜まった洗濯、掃除機がけを済ませ、台風で倒れたテレビアンテナの復旧から始めました。壁に上がる梯子を取りにハウスに出掛け、ハウスの損壊状況を改めて丹念に観ました。何とか2棟の全壊が0.5棟ぐらいの復旧の可能性はありそうな気がします。

 梯子で上がってアンテナを観察すると、復旧には部品が必要となり早速ホームセンターに向かいました。途中、農研センターやその近郊のハウスを観て、台風の凄さを再認識しました。033将棋倒しの状態になったアーチ支柱や風圧で入口側の支柱が吹っ飛んだ様子など、その猛威にはただ驚くばかりです。忙しそうに片付けをしているSさんに「頑張りましょう」。と取り留めもないエールを送ってその場を立ち去りました。

 アンテナの復旧を終えると墓の掃除に取掛りました。 5センチほど浜砂が堆積し、義兄の墓と合せて半日作業になりました。これで何とか、週末のお盆にはご先祖の霊を迎えることができそうです。

 画像は風圧で斜めになったハウス近郊の電柱、042高潮で流木が打ち寄せたサン奄美(直売店)、防波堤が砂で埋もれた実家前の浜辺です。 浜辺については、今後のさらなる自然災害が懸念され、対策が近々の課題になりそうです。


ノックアウトです!

2012年08月28日 | 徒然

 三日ぶりにやっと電気がつきました。携帯はまだ不通、ネットの接続も不安定な状態です。

 台風15号の凄さにはノックアウトされたような心境、敵ながらあっぱれとしか言いようがありません。ビニールハウスは2棟全壊、資材の保管棚は倒壊し、折しも高潮に満潮と豪雨が重なって、春カボチャの資材もみごとに流されました。

 秋カボチャの防風対策で植えたソルゴーは跡形もなくなり、今シーズンの秋カボチャ栽培は断念を検討しています。また、ハウスはかろうじて1棟だけが残り、当面は、全壊したハウスの後片付けに奔走しそうです。010

 実家の方は、周辺の防風林が倒壊する他、さほどのダメージは受けませんでしたが、浜から飛散した砂とゴミに埋もれ、また、高潮が防波堤を乗り越え危機一髪のところでした。

 一先ずは災害の全体を観、生活の拠点から整備を始めて、ハウスの片付けに取掛ろう考えています。

 画像は完膚なきまでノックアウトされたビニールハウス、台風災害に立ち向かう小生の唯一の武器は「落ち込まないこと」ぐらいかなと自問自答しています。

明日は、盆が近いので同じように砂とゴミに埋もれた墓の清掃をします。


台風15号接近

2012年08月22日 | 徒然

 台風の影響で終日風雨が強く、いい骨休みになりました。

 昨日で想定の作業は終了しましたので、悪天候にも余裕の気分で今日一日の活動を巡らしました。

本日は、農協が行う年2回の農業廃棄物の回収日(有料)、小雨の中、倉庫や畑で保管していたビニールを軽トラに積込んで農協に供出しました。農協では若いM君が派遣で受付を行い、仕事の傍ら農業談義で時間をつぶしました。若いM君には迷惑だったかなと思うところです。

 農協の帰路は、「よってみ亭」でワンコイン(500円)のランチを摂り、いよいよ本降りになってきたので午後の活動をあれこれと思案しながら帰宅しました。取りあえずは経理を行い、講習でもらった資料の整理で時間をつぶしました。

 大型の台風15号が刻々と接近し、週末には奄美に最接近の予報、この時期の露地栽培では生姜やサトウキビ、また柑橘のタンカンが心配なところです。いずれにしても、夏の奄美の農業は、ある種の博打のようなもので、願わくば大過がないことを祈るばかりです。

 何の因果か、週末には奄美市の防災訓練が計画され、各集落では避難訓練や炊き出しを予定しています。災害の要諦は初動の対処、通信や交通、電気が確保されるまでの間、各地域で如何に対処してゆくかにあると思います。災害当初は、行政を含めてあらゆるものが一時的にあてにならなくなります。

地域には、老人会長、区長、壮年団長などのリーダーがいて、いざと言う時にはこのような人たちが中心に動くことが肝要と思います。その意味では、日頃から地域リーダーにはその時の心構えなどを訓育して欲しいと思います。

 余談ながら、先般の奄美豪雨の際に感じた教訓の一つです。