奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

パッションの定植

2014年10月31日 | 晴耕雨読
 終日雨の一日、それでもパッションの定植を終りホッと一息付きました。
朝から曇天の空模様、ポツポツと降る中をパッションの苗を受取りに島の北部に向かいました。名瀬市街から龍郷町にかけて本降りになり、北部は意外と雨は止んでいました。

 今季から、民営化となった営農支援センターの事務所に人影はなく、かつて知った育苗ハウスの方に向かいました。ハウスには、相変わらぬ育苗担当のY子さんがいて、40本のパッションの苗を受取り軽トラに積込みました。積込みを終えると、今季の研修生とセンター長が休憩に帰ってきて、お茶をごちそうになりながら、OBとしての近況などを話しました。
センターは人員整理が進み、研修生が、本来の目的とは異なる施設の維持管理に奔走しなければと危惧しました。
久しぶりに観る北部は、先の台風の塩害の後が凄まじく、サトウキビはやっと穂先だけが復活したような印象でした。
  

 ランチで一息ついて、倉庫に立寄り定植用の資材を積込んでパッションハウスに向かいました。しとしとと降る雨の中、ポンチョを着ての作業は蒸し暑く、半分開き直りながら、パッションの苗をハウスに運び入れ、ポンポンカッターを円形からクロスの刃に交換しマルチの穴開けから始めました。
終わると、ウエラックで植穴を掘り、掘った土はバケツに入れて、隣りのカボチャ畑に投棄しました。ポットの大きさは12.5cmで、根鉢の張り具合から観ればもったいない大きさかなと思いました。

 定植を終えると天井からの誘引ヒモで吊上げ、散水を行い、仕上げはネズミ対策で茎の地際に忌避ロープを巻き付けました。元肥に使用する配合肥料には魚粉が含まれていて、ネズミを誘引し、毎年茎の地際をかじられて、4、5本は枯れてしまいます。
  

 雨で作業性は悪く、思いのほかパッションの定植に手間取り、それでも、1日置けば巨大化するキュウリが脳裏にあって、霧雨で夕暮れが迫る中をキュウリの収穫に向かいました。
収穫は50本程度で、明日は早起きをして市場に出荷しようと思っています。
テレビをつけると台風20号の発生、今夜はパッションの定植に酔いたいところです。

焼けたぞ~!

2014年10月30日 | 晴耕雨読
 本日もハテンチュ(畑人)日和、5時前に起床して、朝食を摂るや否や出畑しました。最近、自作のキュウリにハマっていて、夜はピリ辛の浅漬け、朝はドレッシングで程よい甘さと食感を堪能しています。キュウリと言えば、青森県の三沢で食べた、1本漬けと言うみそ風味が何とも言えず、後にも先にもあんな美味しいキュウリは食べたことがありません。
  

 余談はさておいて、本日の予定は、パッションハウスの防草シートの設置と誘引PPヒモの取付け、ハウスの中は、人工的な日焼け装置の中にいるようで、一段とトースト焼けをしながらの作業になりました。
もちろん、作業は予定どおり終えて、キュウリ畑のかん水ホースの修復に取掛りました。

 先ずは、送水を行い漏れのカ所を探し、マルチごとネズミにかじられた痕跡が2ヶ所ありました。
当初は、30mのかん水ホースを引抜いての交換を模索しましたが、マルチの下のかん水ホースはまったく動かず、あれこれと思案して、かん水ホースのバイパス接合をすることにしました。穴の開いたかん水ホースの部分を切取り、塩ビ管でバイパス接合をし、かん水試験はバッチリでした。

 キュウリ栽培はかん水に負うところが多く、かん水ホースの修復にはホッとしました。3日分のかん水をしながら30本ほどのキュウリを収穫して、帰宅には時間もあったので、もうひと頑張りと、パッションハウスのかん水設備を設置しました。
  

 作物は、人が面倒を見た分に反応し、今朝のエンドウもくりほまれもいい感じで生育しています。
明日は、北部に出掛けてパッションの苗を受取り、午後に定植したいと思います。

ピリ辛の浅漬けで乾杯!

2014年10月29日 | 晴耕雨読
 本日はパッションの定植準備、化成肥料を軽トラに積込んでハウスに向かいました。途中、キュウリ畑に立寄りかん水を始めると、畝の途中から水が溢れ出て、どうやらマルチの下のかん水ホースが破れた様子でした。かん水は中断してパッションハウスに移動しました。

 ハウスに着くと、早速、配合肥料と重焼リン、鶏糞を散布してかく拌の耕うんに取掛りました。ハウス内は先日の強雨で乾きは今一つでしたが、定植のタイムリミットもあって、強引な耕うんとその後の畝立てになりました。畝立てには管理機を使用し、ハウスの側面は片培土爪に交換して、さらにはハンドルを内側に回転させて、持ち得る技術はフルに活用して午前で終わりました。

 午後イチは直売店にキュウリを届け、終わるとマルチ資材を積込んで再びハウスに向かいました。
先ずは午前中に行った畝立てをクワやレーキで補正し、かん水ホースを取付けるとマルチに取掛りました。パッションは収穫まで3回の追肥を行いますので、マルチの裾は、取外しを容易にするためにマルチ止めを使用しました。
  

 作業は4時頃まで掛り、終わるとキュウリの収穫に向かい、50本ほど収穫をして、明日の出荷に備えて倉庫の冷蔵庫に保管しました。
明日もパッションハウスの作業で、吊上げ誘引用のPPひもを取付け、畝間には防草シートを敷き、時間があればかん水設備の設置を考えています。

 今宵もピリ辛のキュウリの浅漬けで黒糖酒がすすんでいます。「島酒~がお好きでしょ♪・・・」ハイカラならぬピリ辛で乾杯です。

ビニール展張終了

2014年10月28日 | 晴耕雨読
 無風でビニール展張日和でした。
朝食を摂るや否や倉庫に立寄り、新調のビニールを積込んでパションハウス向かいました。ほ場やビニールハウスは寒暖差で朝露に濡れ、朝イチの無風の時間にと3棟目のビニール展張に取掛りました。新調しようと思ったビニールは長さが足らず、元のビニールを引っ張り出して小1時間ほどで展張は終わりました。よくある珍プレーからのスタートで、思わず苦笑いをしました。
  
 ビニール展張が早々に終わりましたので、普段の逆でカボチャのほ場を観察し、キュウリ畑に向かいました。カボチャはポツポツとウリハムシやウリノメイガの幼虫による食害が散見され、近々に防除が必要になりました。キュウリは50本ほど収穫して、直売店と弁当屋に届けて午前を終えました。

 午後は、ラストに定植したカボチャの株元を割り箸で固定し、途中、営農支援センターからパッションの苗ができた旨の連絡があって、作業が終わると、耕運機と管理機を河口菜園からパッションハウスに移送しました。明日から、パッションの定植の準備に取掛り、金曜日の午前に苗を受取りに北部に出掛け、午後から定植をしようと思っています。

 帰路は河口の菜園に立寄り、ほぼ100%発芽したエンドウに誘引のPPひもを2段ほど取付けました。エンドウは風に弱く、PPひもの間に入れ込んで誘引を行います。PPひもの間隔は20cmぐらいで、外側と内側に10段ぐらい取付けます。
  

 予定作業も終え、比較的足取りも軽く帰宅しました。

ハウスのビニール展張

2014年10月27日 | 晴耕雨読
 天候は晴れたり曇ったり、時折ポツポツと降雨があって、終日、パッションハウスのビニール展張に奮闘した一日でした。
前季の作業日誌を見ると、3棟のビニール展張は二日掛かりの作業、風が最大の難関で、事前の準備が作業のポイントです。

 先ずは前後面のビニールを取付け、終わると、天井ビニールを留めるハウスバンドにペットボトルを取付けます。ペットボトルには1/5ぐらい水が入っていて、天井ビニールの仮止めが終わるや否や、天井越えで対面に投げます。ハウスバンドの間隔は50cmですが、風での膨らみに素早く対応するために、取り敢えずは3m間隔で固縛していきます。

 終日、立ち仕事で、さらに気の抜けない作業に、2棟のビニール展張を終えると、ぐったりと疲労感がきました。お疲れさんと自分に言いたい心境でした。

 午前は、1棟目の育苗ハウスが早々に終わったので、キュウリの収穫を行い弁当屋さんに届けました。収量が日に日に増えて、息抜きに考えていたのが程遠い感じになってきました。嬉しい悲鳴なんですがね。
また、キュウリには、ポツポツとナメクジの食害が散見されてきました。
  

 午後は2棟目のビニール展張を終え、終わると老体に鞭打って、キュウリのナメクジ対策でナメトック散布を行い、さらに、帰路は菜園に立寄って、エンドウに強雨で流出したスタークル剤を散布しました。

 明日は3棟目のビニール展張、作業は午前で終わり、午後はカボチャの株元の固定を予定しています。