奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

出荷準備完了!

2013年04月30日 | 晴耕雨読

 未明に蒸し暑くて目覚め、中々寝付けないないので、起きてカボチャの出荷の際に添付する栽培と農薬の使用履歴を作成しました。農作業日誌を見ながらカボチャ物語の1年間を振り返り、パソコンで作りました。003

 さてと、本日の予定は終日カボチャの箱詰め、滅入りそうな気分をBGMのサザンで盛上げ、75箱を詰め終わりました。途中、農協に電話を入れ、明日の午前に出荷の運びになりました。一人でのカボチャの箱詰めは1日80箱(800キロ)ぐらいが限界かなと悟りました。寝不足もあって疲れた一日でした。

 明日からは、再びカボチャの収獲と倉庫への集積に専念し、1、2トンの集積の後に箱詰めに入る予定です。005 出荷予定は3トンですので、5月中旬までには出荷を終わらせたいと思っています。

 画像は1回目の出荷準備を終えた倉庫の様子と帰路に立寄ったほ場のヘアりーベッチ(緑肥)の花です。緑のじゅうたんに可憐に咲く薄紫色が、何とも言えない風情でした。


カボチャの出荷準備

2013年04月29日 | 晴耕雨読

 疲れは日に日に蓄積し、黒糖酒の酔いのまわりが特効薬のように効いています。

 本日は曇ったり晴れたり、最後の疫病対策で農薬散布をしようか、怠け心と妥協心が葛藤して揺れ動きます。昨日までの収獲に疫病の痕跡はなく、迷いながらも最後の疫病防除を決行しました。人事を尽くして天命を待つの心境です。

 軽トラに防除農機を載せての出畑、パッションとトマトのかん水、そしていつものイノシシの侵入跡の観察・・・本日も異状なしに胸を撫で下ろしました。

 最後の防除は、アリエッティー水和剤を400リッタ散布しました。2回目の散布ですが、ひと月前のジマンダイセン水和剤の散布と併せてよく効いています。

 防除は午前の早い時間に終え、ランチ前に集荷場からマイ倉庫にカボチャの出荷箱を運び入れました。何かに憑りつかれたように不思議なくらい身体が動きます。収穫が人間の本能的な欲望を喚起するのでしょう。001

 午後はカボチャの箱詰めに取掛りました。春カボチャの出荷は三シーズン目、作業工程を検証するために、収穫したカボチャをできるだけ倉庫に搬入し、等級区分と箱詰めの作業を同時進行で行うことにしました。作業は意外にも巧く進行し、いろんな方法があるもんだなと感心しました。
晴れの日には目いっぱい収獲して、雨の日は出荷の箱詰めに専念すると言う作業パターンが確立できそうです。

 画像は午後の箱詰め作業の様子、作業工程を検証しつつ、30箱(300キロ)の箱詰めを終えました。


収穫の風景

2013年04月28日 | 晴耕雨読

 疲労による早めの就寝は早めの起床となり、老いると言うことは寝溜めができないようです。
 

 天候は快晴、7時の出畑となり、パッションとトマトのかん水をしながら、トマトの誘引と脇芽取りを1時間ほど行いました。トマト・ハウスに入る時は、カボチャのうどん粉病がうつるのを避けるために、洗い立ての作業服で朝いちの作業にしています。第1果房はピンポン玉大になり、3~4果に摘果が必要ですが、カボチャの収獲に追われてなかなか手が出ません。001

 ハウス作業を終えると、昨日の続きで3月10日までに受粉を終了したカボチャの収獲・・・第2回目の定植の畝と厳寒期の雄花確保に備えた「くりゆたか」を収穫しました。くりゆたかは、真ん丸で表皮が滑り、片手で持上げるのに苦戦して思いのほか時間がかかりました。収量は1畝でサンテナ15箱、まぁまぁのできでした。

 本日の収量はサンテナ21箱、時間もありましたので、カボチャ・シートと日焼け防止の新聞紙を回収しました。回収したカボチャ・シートの数量で、概ね1/4の収獲が解りました。004最後は殺そ剤を補充し、Mさんのほ場に立寄り帰宅しました。Mさんのほ場はイノシシによる食害が深刻のようでした。

 それから、今朝はアカショウビンの鳴き声を聞きました。梅雨入りはそこまで来ているようです。

 画像は収穫の風景、生育が揃うと着果節位が揃い作業性が向上します。畑の中は、サンテナ専用の一輪車で運搬します。


カボチャの収獲

2013年04月27日 | 晴耕雨読

 GWはカレンダーどおりの好天パターンが予想されています。アカショウビンの鳴き声もなく、梅雨入りはまだまだでしょう。

 作業日誌で改めて受粉時期を確認し、本日からカボチャの収穫に取掛りました。前季は、収穫するカボチャが次から次へと疫病に侵され、農家にとっての至福の瞬間は慚愧の思いになりました。

 そんな思いもあって、カボチャの果柄にハサミを入れ、低部を持上げて病害の痕跡のない瞬間には、思わず安堵の思いでした。001収穫は4畝(約1トン)、上々の出だしで、サンテナに集積して倉庫に運び入れました。久々に心地よい筋肉痛と程よい黒糖酒の酔いに至福の時間を過ごしています。

 第1回目のJA出荷は1日か2日を予定していますので、明日まで1回目の収獲に専念し、その後は倉庫で階級区分や箱詰めを行い、いよいよ出荷の運びです。

 画像は、倉庫に運び入れた本日の収穫物、この瞬間が数か月に渡ったカボチャ物語の至福の瞬間です。


花なれば匂い、枝振りはいらん!

2013年04月26日 | 晴耕雨読

 北風が少々吹きましたけど、「風薫る5月」のような爽やか一日でした。

 今朝のローカル新聞のトップは、昨日小生が参加した「地元JA支所の廃止の会議」・・・マスメディアまで呼んで反対論を扇動しているようで厭世的になりました。馬鹿げた話ですが、島内のボランティア活動は、事前に地元新聞に通知し、翌日の新聞には掲載されると言うパターン・・・「花なれば匂い、枝振りはいらん・・・」と、島唄の格言は単なる美辞なんでしょう。

 本日の予定作業はトマトとパッションのかん水、そしていつものイノシシの痕跡の観察・・・今朝は、殺そ剤を設置した塩ビ管が三ヶ所ひっくり返されていました。殺そ剤がイノシシの誘引剤になっているようです。特に打つ手もなく、猟師のKさんにくくりワナの設置を依頼しました。

 本日の来畑者は4名、いずれもパッションやハウス栽培についての質疑に終始しました。拙い経験によるハウス栽培ですが、温度と換気がポイント、またハウス栽培に必要な資材やその入手方法についても応答しました。

 後はいよいよの収獲準備、昨日抜取ったプラ杭を全て回収し、T・ハウス回収後に発見したカボチャのシート敷き漏れを全て終わらせました。プラ杭はサンテナの4箱分、明日からの収獲に、サンテナの不足分を補うために急きょホームセンターに出掛けました。ホームセンターの在庫は3個しかなく、取りあえず3個のサンテナを購入して帰宅しました。

 連休は好天が予想され、ひたすら収穫と出荷に奮闘したいと思います。夕方、NO2ほ場のカボチャの熟度チェックで試し切りを行いました。予想以上にバッチリでした!