今年最後の日は小雨混じりの寒い一日でした。
小雨の中ハウスに向かい、カボチャの受粉や子葉が展開し始めたカボチャの苗に散水を行いました。2回目の苗作りで、発芽は遅れたもののほぼ出そろい、催芽処理が思いのほか成功したのではと思っています。
その後は、鏡餅に敷くウラジロを取りに、旧国道を通って峠に向かいました。ここ1、2年の風水災害で、国道沿いは土石流や落石、地盤沈下、そして至る所で樹木が折れ、災害の凄さを改めて感じました。奄美に来た直後の風景から一変していました。
当然ながら、目的のウラジロも中々なくて、有名な世界一大きな豆「モダマ」もまったくありませんでした。モダマは開花期に台風が来たために実をつけるチャンスがなかったのかも知れません。
峠近くでやっとウラジロを見つけ、持参した高所用せん定バサミで切取り持ち帰りました。一年に一度ぐらいしか訪ねることはありませんが、このような奄美の森の風景が来年は世界自然遺産の暫定リストとして申請されるのでしょう。
紅葉とヒカゲヘゴの奇妙なコントラスト、国道直下に観る奄美の森は、映画のジュラシック・パークのような世界でした。