奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

久しぶりに星を!

2010年10月30日 | 徒然

 予報に反して久々の爽やかな秋晴れ、台風後の実家の掃除を終えて終日農作業に精励しました。昨日から決めていたように、殺菌と殺虫剤の散布を終え、氾濫で流された灌水ホースを再び設置し、誘引作業で夕刻になりました。昨日の台風で傷ついた苗がかなりあり、今後の生育に課題が残りました。災害後の第2段としては、追肥によるカボチャの活性を図りたいと考えています。Dscn5049

 豪雨災害で電気と電話が復旧した後、有りがたいことですが連日の電話攻勢に閉口する毎日です。静かな南の島に突如に起こった出来事ですが、基本的には静かな島の生活ですので、このブログで様子をご承知頂ければと思います。

 この災害を機に、気負い過ぎた自身への反省として、ペースダウンを思案しているところです。Dscn5045

 画像は1.5m水没したマイかぼちゃ畑と今日一日薬剤散布で活躍したピカピカの動力散布機です。このような機械を駆使しながら農業を営む自分の姿は夢にも思いませんでした。

 一日一回は避難所に立寄りますが、夜空の星を久しぶりに観たような気がしました。


カボチャに教えられて

2010年10月29日 | 徒然

 幸いにも台風はコースをそれ、さほど強くもない風雨の中で終日脳作業で過ごしました。学校は休校となり復旧作業は一時停滞したものの、島の人たちはホッとしたのではないでしょうか。

 夕方近くになって小降りになったのでカボチャ畑と倉庫の巡回を行い、ついでに春カボチャ栽培を予定している畑を観察しました。2メートル近く水没したカボチャたちは、瀕死の中で雄花が咲き、敷き草にツルをからませ必死に生きていました。どこから手を付けようかと思案していた中で、残ったカボチャたちに殺菌消毒と液肥散布を行い、再生の手助けをしようと決心しました。

 春カボチャ栽培を予定している畑は、川の氾濫による泥とゴミに覆われ、農道も泥に埋め尽くされて整備の困難さを痛感しました。残ったカボチャの再生を図りながら計画を練直すつもりです。

 畑の巡回の帰路、避難所に立寄ったところ、おば~に夕飯を勧められてシチューをお腹いっぱい頂きました。入浴や洗濯機の支援が遅れている様子で、もう少し避難所のケアを充実して欲しいなと思いました。

 今日は風雨の中で画像が撮れませんでした。


何から書いたらいいのか・・・

2010年10月28日 | 奄美の話題

 突然の出来事になすがままに過ごした一週間でした。電話や電気が停滞の中、たくさんのメールや電話を頂きありがとうございました。このブログを書いている最中にも台風14号が北上し、嵐の前の静けさを装っています。

 幸いにも実家は集落の高台にあって、また、新設したばかりの倉庫や農機具も数センチの差で水害をまぬがれ安堵しているところです。一方、カボチャは2/3が水没の害を受け、わずかに残ったカボチャもこの台風で全滅するのではと危惧しております。今は、春カボチャの準備に気持を切換えてモチベーションを高めようと自問自答しています。Dscn5042

 奄美の災害は連日報道されていますので改めて書くことはありませんが、普段見ることのないいろんな人間模様が見えてきて、悲喜こもごもと言った感想です。そんな中、若い人たちの頑張りには敬意を表する一方で、被災地の浜でサーフィンを高じる若い人たちには失念の感がありました。

 画像は、1週間ぶりに避難所にテレビがつき、台風情報に見入っている光景です。カラオケ用のディスプレイに地デジチューナーを取付けて、屋外アンテナを地上に取付けた即席の設置でした。時々、映像が途切れるものの被災者にとっては束の間の気晴らしになる事でしょう。


誘引作業

2010年10月13日 | 徒然

 午後から雨の予報が終日晴天になりました。午前は雨を予期して、河口にある家庭菜園(5a)の耕転作業を行いました。おじ~やおば~にトラクターのお披露目を兼ねての作業でした。 Dscn5010

 午後は、5枚葉に成長したハウスのカボチャのわき芽取りと誘引作業を行い、1棟だけ試行錯誤をしながら終わらせました。作業手順や適正な誘引棒の長さなどを確認するもので、農家の知恵が閃き効率的な作業のヒントを得ました。

 その後は誘引作業を中断して、大島支庁が計画する講座制講習に参加して、農機や補助事業、税対策などの新たな講習開催を依頼しました。Dscn5027

 画像は、ススキを活用した誘引棒と敷草用に栽培した夏乾草の刈取り風景です。誘引棒は、30センチの長さをチェーンソーを駆使して切断しました。夏乾草は、穂の受粉頃が刈り期とH氏からアドバイスを頂きました。


元気でやってますよ!

2010年10月12日 | 徒然

 地域のイベント(体育祭)に参加し、倉庫建設や農機の納入、カボチャの栽培管理など全て同時進行で始まり、デジタル的に作業をこなしています。今日は倉庫の電気工事に立会い、その合間にカボチャの栽培管理やほ場整備を行いました。また、完成した倉庫にトラクターや農機を運び入れています。雨天の日を活用して、倉庫の奥に備品棚の作ろうと思案しています。Dscn5032_2

 もう台風の発生はないだろうと思いますが、カボチャは順調に生育し、防除や追肥が生育のポイントになると思います。新米農家の一年目はある意味ではラッキーな年になりそうですが、自然はいろいろとありますので気を引き締めているところです。 

 そんな中で、昨日はハウスのカボチャの1回目の農薬散布を行いました。これからは、残りの畑も1週間遅れで農薬散布を行い、その後には誘引作業が始まります。5枚葉を過ぎると生育が旺盛になり、1日に10センチぐらいのスピードで伸びますDscn5034

 画像は5枚葉に成長したハウスのカボチャと整理整頓中のマイ倉庫です。