奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

脳作業の日

2011年11月28日 | 晴耕雨読

 昨夜来からの雨で脳作業と決め込み、パッションの苗の食害対策や春カボチャ栽培の資材見積もりを行いました。

 食害対策はJAに誘引剤の在庫確認を行い、JA龍郷(大島北部)にある予約済みの誘引剤を好意で譲ってもらうことにしました。ちょうど、明日、大島北部に所用があったので、誘引剤を受取り、ついでに苗の追加購入をするつもりです。

 雨の中、春カボチャの資材申込みを近郊のJAに提出し、ついでに名瀬市街まで足を延ばし、ホームセンターに立寄りコオロギなどの誘引剤を観て回りました。残念ながら店頭にはなく、帰宅してランチにしました。

 午後はビニールハウスに出かけ、ナメクジなどによる食害も懸念されるので、念のためナメクジなどの誘引剤を設置しました。誘引剤は、ビニールハウスの周囲に10センチ程度の塩ビ管を置き、その中に誘引剤を入れます。明日はその中に、さらにコオロギなどの誘引剤を入れたいと思います。

 ビニールハウスから帰宅すると、夕方まで経理で農業簿記を行いました。簿記も来月で締めとなり、税申告をしたのがついこの間のような月日の早さを感じます。島時間は悠々と流れていくはずですが、新米農家には早々と流れています。

 


夢の扉

2011年11月27日 | 晴耕雨読

 今朝は一転して生暖かく、鈍よりとした曇り空、気温の乱高下で体調管理が難しい時期です。

週間予報の天候に農薬散布を思案しながらも、家事とカボチャのシート敷きを行いました。たぶん、最終のシート敷きになると思いますが、意外にもシートの敷き忘れが多く、収獲が楽しみになりました。

 午後はハウスのメンテナンスで、ハウスバンドを固定する鉄管とアンカーを針金で固定し、鉄管の抜け防止を行いました。以前、強風で鉄管が抜けて、上部のビニールがずり落ちそうになりました。自然は、いろんな悪戯をしてくれます。

 ハウスの換気で、パッションを観察すると3本の苗が萎れてひん死の状態でした。原因は温度かかん水と思っていましたが、じっくり観察すると地際の樹皮が食害され、樹皮がほとんどない苗は、立ち枯れの状態でした。

 食害は至る所に散見され、このままでは全滅すると思い、応急処置としてペットボトルを輪切りにして、地際を取り囲みました。最終的には、誘引剤によく薬殺が必要かなと思っています。

 パッションが病害虫に強いと言う定説はもろくも崩れ去り、また一つ課題をもらったような気がします。

 早めに農作業を終え、久しぶりにマイカーの洗車と車内の清掃を行いました。農作業車兼自家用車ですので、車内外共に埃と泥まみれになって快調に走っています。

 今日は、夕方「夢の扉」と言う番組を見て、自分の想いに近いものを見たような気がしました。

「人生の楽園」は、第二の人生のような余生の感があり、他人の夢物語を見ているようですね。


農を楽しむ

2011年11月26日 | 晴耕雨読

 農作業日和の好天が続いています。しかしながら、朝晩は15度くらいまで冷え込み、寒暖差の激しい昨今です。Dscn6348

 昨日で、春カボチャの畑の準備がひと段落し、今朝は、秋カボチャのシート敷き忘れを補正するために畑を巡回しました。用意したシート以上に敷き忘れが多く、三番目の畑のシート敷きで中断しました。病害がいく分か小康状態になり、安心しています。

 今日の予定作業は、赤毛瓜の畑とハウス内の耕うん、ハウスの排水溝作り、そして、豪雨で流されたセルトレーの洗浄など、意外に一日作業になりました。

 明日は日曜日、実家の掃除をし、昨日の続きでカボチャのシート敷きやハウスのメンテナンスを行い、午後からは休みたいなと思っています。Dscn6349

 来週からは、堆肥の散布とかく拌の耕うん、その後の基肥散布、マルチ張り、トンネルハウスの設置など、作業は年末まで続きます。

 忙しい中に自らが考えた計画と達成感に楽しむ日々です。

 

 画像は今日一日の出来事です。Dscn6350

 朝陽に映えるは畑の防風ネット、ハウスの排水溝作り、そして定植から20センチくらいに伸びたパッションです。

この時期のハウスは、陽が射すと温度は40度近くになり、うっかりするとパッションはひん死の状態になります。また、寒いと生育が止まり、温度管理がこの時期のキーポイントです。温度管理は、サイドビニールの開閉で行います。


えん麦の播種

2011年11月25日 | 晴耕雨読

 いつものように畑の巡回から始め、カボチャの病害やネズミの食害を観察し、ビニールハウスの温度をモニターして換気を行い倉庫に戻りました。

 今日は、昨日仕上げた春カボチャの畑にえん麦(トチユタカ)を播種するために、種まきごんべえとまき糸を積込んで畑に向かいました。えん麦は、季節風や敷き草対策に撒きます。

 畝間とトンネルハウスの設置を想定した3mの場所に、種まきごんべえを使って2条のえん麦を撒きました。畑はソルゴーをすき込んだせいかホクホクで、種まきごんべえによる溝切り、種落とし、覆土が実にスムーズでした。Dscn6345

 午前で2/3を終え、久しぶりに実家でランチにしました。

午後は残りのえん麦の播種を早々に終え、ビニールハウスの周辺の残さ物(ビニールやハウスバンドなど)を処理し、赤毛瓜の畑の片づけを行いました。

 おば~二人がウォーキングで立寄り、防風ネットの設置に関心し、ハウスのパッションを見せました。

 画像は種まきに威力を発揮する「種まきごんべえ」です。種の大きさに応じたベルトを交換することによりいろんな種まきができ、株間も調整できます。


耕うん終了!

2011年11月24日 | 晴耕雨読

 昨日に続いて、春カボチャの畑の耕うんの仕上げに取掛りました。Dscn6339

程良い陽射しと北風が吹いて土は乾燥し、上々の仕上げでした。昨日と今日で8時間ぐらいトラクターを乗りました。就農2年目、トラクターの使い勝手や畑の特徴、土質など、体感で理解するようになりました。

 3時頃に耕うんが終わったので畝の設計に取掛り、計測の後いぼ竹で畝間のマーキングを行いました。18畝(45a)、就農の最大面積に挑戦します。

 畝設計の後は、まくら地(耕うん後のトラクターのタイヤ跡)をクワで修正しました。まくら地は、通常、畑の四隅にできます。Dscn6334

 早めに作業が終わったのでトラクターを洗車し、その後は買出しに名瀬市街に出かけました。

 画像は今日仕上げた畑で、もう一枚は着果が遅れて足の踏み場もない祖父大熊の畑です。肥料不足ぎみで、週末にでも追肥を検討しています。