奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

また明日(^_^)/~

2017年10月31日 | 晴耕雨読
 疲れを知らない子供とはいかず、昨夜は9時にダウンしてしまいました。夜温が20℃以下になり、昼夜の寒暖差が激しく、体調管理が難しい季節になりました。

 放射冷却でたっぷりの朝露の中、出畑、本日から台風の後のカボチャの整枝誘引作業、1週間前に終えた作業の再来で、「余計なしんどい作業を作って」と愚痴の一つもこぼしたくなります。通常の誘引作業と違って、強風でカボチャの成長点が「あっち向いてホイ」をしていますので、通常の2倍ほどの労力を要します。しかも、2割程度は成長点が折れていて、細心の注意を払いながら復活の誘引をやっているところです。

 朝イチのほ場に着くと静寂の心地よさはほんのひと時、膝痛に腰痛、加えて単純作業の繰返しで、忍耐の限界は超えて、一層全滅をすれば諦めもついたもののと悪魔のささやきが聞こえてきます。風雨に耐えて何とか生き残り、「ご主人様、何とかしてくれ」と、天使のようなささやきも・・・多分に妄想の世界ですけどね。4畝を終えると、食料の買出しで午前を終えました。

 午後イチは月末の支払いを終えて遅めの出畑、カボチャに5分間のチューブかん水を行い、終わると猛烈なやぶ蚊の洗礼を受けながら3畝の誘引を終え、精も根も使い果たして倉庫に帰投しました。台風シーズンに台風は来なくて、悪夢を見たような心境です。ご主人さまですから、やれることはやって、後はカボチャ君たちに頑張ってもらうしかありませんね。

 明日も誘引作業だ、また明日(^_^)/~

疲れを忘れた子供のように

2017年10月30日 | 晴耕雨読
 台風22号の後はめっきり気温が下がり、終日北風の強い冬の様相になってきました。本州では木枯らし1号が吹いたようで、島の方言で言う「ミーニシ」が本日のような冷たい北風かなと思いました。
暴風にさらされたカボチャは、1日ぐらいで草勢が回復するわけもなく、ただ、昨日の殺菌剤散布の効果が観たくて巡回しました。

 巡回しながら朝イチの計画はいつもの朝令朝改、防風資材の回収からスタートしました。回収も連続の2回目、手慣れたもので、午前で防風ネットとプラ杭の回収を終え倉庫に搬送しました。

 午後は第2ほ場の倒木の処理に舵を切り、チェンソーに燃料を給油してエンジンをかけるとうんともすんとも、故障探求をする時間もなく、手ノコを積んでほ場に向かいました。大きさの割には柔らかい木でしたので、手ノコでチマチマと切断して電柵外に投棄しました。上半身の筋トレを兼ねて何とかなりました。



 倒木の処理がひと段落したところでズッキーニの定植、老化苗の様相になってきたので、カボチャの誘引に取掛る前のこの機にと閃きました。倒木で押さえ込まれていたかん水設備の試験も兼ねて、定植後の試験かん水はバッチリでした。帰り支度を終え、電気柵をクローズしてスイッチオンにすると通電のランプが点灯せず、急きょ、倉庫から電池を持参して交換を行い一件落着しました。

 時刻は4時半、もうひと頑張りと、午前に搬送した防風資材を、「もう来ないでくれ」と願をかけ、封印のブルーシートで格納しました。
気温が低く、疲れを忘れた子供のように奮励の一日を過ごしました。明日からはまた、カボチャの誘引三昧の日々、終われば、ビニールハウスの設置に取掛ろうと思っています。それではまた明日(^_^)/~

復旧作業

2017年10月29日 | 晴耕雨読
 島内は停電が多かったようですが、小生の住む地域は断続的にはあったものの復旧が早く、いつもの生活を送れました。それにしても風雨は強く、一時は台風の目にも入り、その後は猛烈な吹替えしが来て、久しぶりに台風を感じました。

  

 吹替えしの風雨を聞きながら早めに寝ると早めの起床、外はまだ雨風があって、国道に出ると、浜からの飛散物が山盛り、これを国道沿いの住民で何とかしろと言うから、いい加減な行政ですわ。このゴミをどのような手段で、どこに廃棄しろと言うのでしょうかね。嘱託員は浜に廃棄と言いますが、風が吹けば元の木阿弥で国道に、あほらしいですわ!

  

 さてと、洗濯や朝食を摂りながら1日をあれこれと、先ずは被害の全容を確認してからと、実家の周辺を確認すると、ビニールハウス、春カボチャのほ場、秋カボチャのほ場と巡回しました。春カボチャのほ場はススキの倒伏が著しく、せん定作業が必須になりました。

  

 続いて秋カボチャの第1ほ場に、ソルゴーは見事に削がれていて、ただ、被せた防風ネットが健在で、思っていたよりもカボチャの茎葉が残っていました。ただ、倒木で電柵はメチャクチャ、作業の優先順位を思案しながら第2ほ場に移動しました。

  

 第2ほ場は、ソルゴーの生育が良かったので、その奮闘ぶりが至る所に散見され、一番良い状態でした。この強風で、全滅を覚悟していましたが、7割程度は復活できそうな気がしました。被害の全容を把握すると、先ずは、展張した防風ネットの開放とほ場に飛散した枝木の処分で午前を終えました。

 午後は、殺菌剤150リッタを作り傷んだカボチャへの散布、背負動噴機による散布か迷いながら、ローリタンクを使用しての本格的な散布に舵を切りました。散布を終え資材を洗浄して格納すると時刻は4時、何とか、電柵の暫定的な復旧ができないものかと、ノコギリなどの小道具を積んで再びほ場に向かいました。

 直径25cmの倒木の処分はできませんが、手ノコでチマチマと枝を切り落とし、電柵線の碍子を緩めて線を最展張し、らしく仕上げました。通電試験でスイッチをオンにすると、通電ランプが点灯し、何とかなるもんだな~とホッとしました。

 明日から2日間は台風の後のカボチャの誘引作業、終わればズッキーニの定植に取掛りたいと思っています。ビニールハウスの設置と秋作の準備、来月中旬には春カボチャの準備、タイトな日程になってきました。やはり、九州同期会には行けそうもありませんね。それではまた(^_^)/~

猛烈な吹替えしの中で

2017年10月28日 | 晴耕雨読
 今しがたから猛烈な吹替えしが始まり、朝イチに電気柵の電源をOFFに出畑した以外は、インドアーで過ごしました。台風22号は予想以上の強さで、午後から本格的に吹荒れて、風速的には30~40mの強さではと思っています。
この強さだと、カボチャはほぼ全滅だろうと予想していて、後は秋作の野菜と春カボチャの準備に切替えねば思っています。



 台風22号は沖縄に近づくにつれて勢力が強まり、しかも久しぶりの直撃コースで、まざまざと、その存在を思い知らされています。先日、カボチャ栽培の検討会で訪ねた、北部のビニールハウス農家に被害がないことを祈るばかりです。

 猛烈な吹替えしの真っただ中で、後4、5時間はこの状態が続くだろうと思います。小生のビニールハウスも無事であってくれと祈るばかりです。
先ずは、台風22号の実況まで、また明日(^_^)/~!

2回目の台風対策

2017年10月27日 | 晴耕雨読
 雨の中、黙々と2回目の台風対策、前回と同様に洗濯物を増やさない作戦で出畑しました。さすがに、1週間に2回の台風対策となると、気持ちも身体も重く、ましてや雨に打たれての作業ですから、この時期にか~と天を恨むような心境でした。

  

 第2ほ場の防風ネットの展張から始めて、2張りの展張を終わった頃合いに、昨日ほ場を訪ねた新人のS君が来畑し、手を休める事もできないので、作業をしながら、昨日の率直な感想を伝えました。カボチャ栽培は量より質を追求すること、ほ場設計の見直しと播種時期の分散、リスク回避と作業の集中を避けるために播種時期を1週間ほどずらすことを勧めました。島は雨が多いので、カボチャの節間が長く、畝は最低でも4m、出来得れば5mがベターと。ソルゴーによる台風と敷き草対策のノウハウもあれこれと指南しました。S君からは、昨日の検討会よりここに来れば良かったとの感想でした。S君の感想でいく分か気持ちが軽くなり、6畝の展張を終えて午前を終えました。

 午後は残り6畝の展張、2mと1.5mにつる先が伸びた2パターンのカボチャの生育があって、1.5mのつる先については2m幅の防風ネットで何の問題もありませんが、2mについては、つる先を優先的に被うので、株元ははみ出てしまいます。問題は、株元側の防風ネットをどうやって押さえるか苦慮しました。先日の検討会で、農政担当者に意地悪な質問をしとけばと思いました。言うは易く行うは難しです。いつもの閃きで、ひもを長くしてネットに結び、もう一方を株側のプラ杭に固縛しました。

  

 カボチャ11畝とキュウリの防風ネット掛けを終えると時刻は4時半、もうひと頑張りと倉庫に戻り、1回目と同様に苗と倉庫の台風対策をして、2回目の台風対策は終わりました。自分を褒めてやりたいくらい、奮励の一日でした。おつかれさん、自分に!

 今日は、初収穫で2本のキュウリをゲットしました。本来ならキュウリの収穫期ですが、前回の台風でダメージを受けていて、来月から本格的な収穫になりそうです。
土日は台風籠りですね、骨休みになればと思っています。それではまた(^_^)/~