奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

カボチャのシート敷き

2017年03月31日 | 晴耕雨読
 確定申告の時期が終わると、ローカル新聞には県や各市町村の平均所得が掲載されていて、零細農家としては平均所得には程遠く、農業では食べて行けないと言う現状を実感するところです。せめてもの思いとして、心の所得は平均以上のような気がします。


 さてと、天候をモニターすれば午後の後半は降雨の予報、終日、カボチャの管理作業を中心に過ごしました。昨日と同様に猛烈な暑さ、ただ風が強いので2時間コースの受粉作業は一気呵成で終わり、カボチャの隔日のかん水の後は、ソフトボール大になったカボチャのシート敷きを行いました。気温が低い時の受粉作業は奇形果が多く、取敢えずシート敷きを先行して摘果は後日にしました。

 午後は雨雲が刻々と接近していて、午前の続きでシート敷きを終えるとポツポツと降出し、本降りになる前にプラコップを雌花の蕾に被せ、雄花の蕾も採取して、退避行動と併行しながらの作業になりました。倉庫の水挿しに、採取した雄花を挿すと再びほ場を訪ね、降ったり止んだり中でカボチャの摘芯を行いました。

 3月は忙しさの中であっと言う間に終わり、4月のカボチャ栽培は、5月の収穫を目途に仕上げの段階に入ります。季節はスモモの開花が終わり、タンカンの花芽が出てきました。直売所では、春野菜が終焉を迎え、夏までの端境期に入ります。
4月はサラダカボチャにズッキーニ、キュウリを届けようと奮闘しているところです。
それではまた明日!

暑かったぞ~!

2017年03月30日 | 晴耕雨読
 朝から猛烈な陽射しに加えて気温がぐんぐん上がり、大汗をかきながらカボチャの受粉作業に取掛り、いつもは一気呵成の2時間コースですが、今朝はさすがにひと息いれました。

 本日はカボチャの追肥と防除を想定していて、収穫と出荷は後日と決めていましたが、トマト・ハウスに入ると両日の好天で真っ赤に熟していて、取敢えず収穫をしました。ハウスの隔日のかん水をしながら一日の活動を巡らし、倉庫に戻って追肥用の肥料と背負動噴機を積込み2回目の追肥を行いました。

 午後イチは、あまりの暑さに昨日定植をしたズッキーニが気掛かりで秋カボチャのほ場に立寄り、ひん死の状態で萎れていたので思わず手かん水をしました。その後は、倉庫に戻って防除資材を積込み、うどん粉病が発生しているほ場を優先的に100ℓの溶液を作り散布しました。

 好天に恵まれて想定作業は早めに終わり、ラストはナス・ハウスに入り、菌核病で萎れた枝の廃棄で本日も無事終わりました。ナスがこんなに菌核病に弱いとはゆめゆめ思いませんでした。来季は違う品目にトライしようと思っています。
明日はくもりの予報、と言っても前線が近づいていて、出たとこ勝負で判断しようと思っています。


 変わり映えのないプログに、夕方に採取したカボチャの蕾が翌朝には開花する様子をアップしますね。それではまた!

ズッキーニの定植

2017年03月29日 | 晴耕雨読
 終日薄曇りの一日、ほとんど消去法的な農業をしていて、一歩前進2歩後退、そんなところです。
倉庫で昨日採取したカボチャの雄花と収穫カゴを積込んで、いつものように出畑しました。先ずは、ハウスの換気でサイドビニールを巻上げると、後半部がまったく巻き上がらない、鉄管パイプが錆びて折れ、また一つ仕事が出来てしまいました。

 隔日のかん水をしながらカボチャの受粉作業に取掛ると、うどん粉病が発生していて、先日の硫黄粉剤の散布で妥協した畝が・・・2つ目の作業がインプットされました。
朝イチの管理作業を終えると、ナスとスナップエンドウを収穫して直売所に届けました。


 午後はズッキーニの定植に取掛り、発芽不良で計画した90株には及びませんが50株ほどを定植しました。散水をして倉庫に戻ると、修理用の工具と資材を積込んでハウスに向かいました。ハウスの改造と施工は自前でしましたので、2本の鉄管パイプと1個のジョイント交換で30分ほどで終わりました。

 カボチャの追肥作業に取掛ろうか迷いながら、断念してズッキーニの定植資材を洗浄し、春カボチャの手かん水で使用したホースも回収しました。ふと、明朝は雨の予感がして、プラコップを取りに倉庫に戻り、プラコップを被せて本日も何とか終わりました。

 明日は、カボチャの2回目の追肥と防除を思案していますが、天候が下り坂で出たとこ勝負の判断になりそうです。それではまた明日!

定植準備、終わりました!

2017年03月28日 | 晴耕雨読
 栃木では先日の寒の戻りによる降雪で雪崩が発生し、教師と多くの高校生が命を失ったようです。登山の講習と言う決して素人集団ではない人たちが・・・自然とは人智を超えた所にあって、研ぎ澄まされた直感だけが最後の砦かも知れませんね。

 さてと、昨夜は9時前にダウンし、目覚めると絵に描いたような快晴、昨日のコテコテの土壌が、耕うん機のロータリー部にセメントのようにへばり付いて、ハンドルが重くて重くて・・・腰痛の一歩手前で足に来ました、用心していますよ。

 朝イチのカボチャの受粉に隔日のトマトとセニョールの収穫、両日の好天でハウスの多めのかん水を行い、この時分にはこの日の活動がざっと組立てられ、後は直売所をモニターして出荷する直売所を決めるだけです。今朝は、トマトとセニョールを届けました。倉庫に戻ると管理機とマルチ資材を積んで秋カボチャのほ場に、管理機による排水路作りと畝の均しで午前を終えました。
  

 午後はマルチ張りに取掛り、3時間掛けて3畝のマルチ張りを終え、仕上げはカラス対策でアーチ支柱を設置してテグスを張りました。3カ月ぶりの畝立てとマルチ張り作業で筋肉痛になり、今夜も早めのダウンになりそうです。

 明日はナスとスナップエンドウの収穫と出荷、カボチャのオールかん水もインプット、午前からズッキーニの定植作業に取掛ればと思っています。カボチャの2回目の追肥と防除も適期になってきました。前季のブログを見ると、同じように奮闘しているんですね。農業とは、自然の中で生かされているような世界なんですね、つくづく。

ズッキーニの定植準備

2017年03月27日 | 晴耕雨読
 前季の今頃もそうですが、この時期には全国的に寒の戻りがあって、冷たい北風の吹く中、何とかズッキーニの植付けをしたいと言う思いで畝立てまで終わらせました。

 カボチャの受粉は1番手が終盤に、2番手が本日から本格的になり、3番手のえびすもポツポツと始まり、かん水と併行しながら1時間半の作業になりました。終わると、ナスを収穫して直売所と弁当屋さんに届け、ほ場の乾燥状態を観ながら倉庫に戻りました。
  

 久しぶりにトラクターによる耕うん作業で秋カボチャのほ場に入り、緑の絨毯と化したイタリアン・スーダンに目を奪われましたが、あまりの生乾きに後悔の念に駆られました。乾いていたのは表土だけで中はコテコテ、ただ木曜あたりからの雨の予報をみると、やるしかないような気がしました。

 午後は軽トラに耕運機と肥料を積んでほ場に向かい、バケツで3種の化成肥料と有機肥料をまき、かく拌の耕うんを行いました。その後は耕うん機の爪を培土用に交換し、さらにはタイヤ幅を縮めて畝立てに取掛り、3畝を仕上げて本日の打ち止めになりました。

 帰途はハウスに立寄り、萎れたズッキーニや玉ねぎの苗に水を撒き、明朝の準備でカボチャの雄花の蕾を採取しました。ただでさえ、春カボチャの管理作業や春野菜の収穫でいっぱいいっぱいのところ、敢えてズッキーニやオクラを植えるのか・・・もういいか~と言う悪魔のささやきと葛藤しながらなんですね。頑張らないと、その季節に地元から出る野菜がないんです・・・地産地消と旗を立てるのは簡単ですけどね。
それではまた!