奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

なんくるないさ~!

2015年02月28日 | 晴耕雨読
 年明けから例年になく雨が降らず、雨が終日降っても明日は晴れるだろうと、すっかり余情幻想に浸りながら一日を過ごし、ふと前季の農作業を見て、「こりゃ、まずい!」と厳しい現実に戻されました。

 春カボチャ栽培の前季のデータを見ながら、来週あたりからトンネルハウスの外への誘引が始まり、誘引と併行しながら20日頃から受粉も始まりそうです。順調に行けば、受粉作業は4月の第1週まで続き、その間には、えん麦の刈倒し、追肥、摘果や摘芯、シート敷きと自転車操業もいいところです。来週末は、鹿児島本土研修に参加しますので、さらにタイトな3月になりそうです。
明日からは、雨天結構(決行)の精神で行かなければ、冬瓜やキュウリの植付けも不可能になりそうです。

 明日も雨の予報、この時期の雨は冷たく、めげそうな一日になりそうです。
沖縄風に「なんくるないさ~」、と言えたらいいですね。

 

1回目の防除終了!

2015年02月27日 | 晴耕雨読
 北国では爆弾低気圧が発生して猛威を奮っているようです。
カボチャの誘引の合間にふぅ~とひと息入れながら山々を眺めると、若葉が日に日に増えて、奄美の新緑の候の訪れを感じます。

 本日は終日曇り、トンネルハウスの開放をすることもなく、誘引と防除、ラストは収穫で過ごしました。
1800株のカボチャの1巡目の誘引と1回目の防除を全て終えました。ポツポツとうどん粉病らしき兆候も観られ、本日の防除はトップジンM水和剤を散布しました。毎年、トンネルハウス内でうどん粉病が発生し、例年とは違う試みでとの思いでした。

 誘引と防除を終えて葉玉ネギの収穫に向かう途中、Mさんのほ場に立寄り、うどん粉病の発生状況などを確認し、Mさんもポツポツとうどん粉病が発生している様子でした。
葉玉ねぎとネギの収穫を終えると菜園に移動し、エンドウの収穫で本日の日程は無事終了しました。

 明日からは、クリホマレの2巡目の誘引に取掛ります。また、生育の遅れに使用した液肥による追肥が、効果を発揮して、草勢が出てきたような感じです。6年目の春は、新米農家からそろそろ中堅どころへの飛躍の年に・・・そんな思いで取組もうと思っています。

還暦同窓会の案内状

2015年02月26日 | 晴耕雨読
 未明から久しぶりの本降りになり、夜が明けても止まず、ボチボチと起きて朝食を摂り、朝ドラを観て予定の出畑となりました。本日の雨は想定していたことで、昨日のイタリアンの播種やエンドウの収穫が見逃せない好機になりました。

 雨が降ればハウス作業と決めていましたので、パッションのせん定や誘引で朝イチを過ごしました。例年どおりならば来月上旬から受粉が始まり、5月の連休明けには収穫になりますが、今季はひと月遅れの収穫になりそうです。
パッションの作業を終えると直売店に立寄り、品薄となったカボチャを届けて午前を終えました。

 小雨の中、月末の支払や買物に出掛け、遅めのランチを済ませると陽が射してきて、予報との相違に戸惑いながらネットで雨雲の動きをモニターして、カボチャの誘引作業に意を決しました。
ほ場に着くと雨上がりの暑い陽射しで、トンネルハウスの開放も視野に、ラストに定植したクリユタカの誘引に取掛りました。風が南から北に変わると一転して曇り空になり、2畝の誘引作業を終えて本日の打ち止めになりました。

 帰郷して6年目、昨日還暦同窓会の案内状が届きました。
故郷は遠きにありて思うもの・・・室生犀星の詩は今では現実の世界となり、懐かしさや故郷への思いは幻想のようにも思えます。三日三晩の飲み会で過ごす同窓会に、躊躇する年になりました。

雨上がりの畑で

2015年02月25日 | 晴耕雨読
 天候が不安定になると、作業の遅れを取り戻したり、先取りでタイトな日程になります。自然を生業とする農家の性みたいなもので、本日も目いっぱいの農業で過ごしました。

 雨上がりの畑に朝の光が射し始めて、トンネルハウスの開放からスタートしました。本日の予定はカボチャとパッションのかん水、終われば、秋カボチャやキュウリ畑のイタリアンの播種、そして、ネギや葉玉ねぎ、エンドウの収穫。午前はこのようなシナリオで、弁当屋に葉玉ねぎを届けて予定を終えました。
 

 午後イチは、収穫したネギやエンドウの袋詰めをして、カボチャと併せて直売店に届けました。スナップエンドウやカボチャは相も変わらず販売好調です。
販売店から春カボチャのほ場に直行すると、昨日の続きで、2巡目の最終畝の誘引作業を行いました。カボチャが伸びてくると、1畝の誘引には2~3時間かかり、1日2畝ぐらいが限界になります。
誘引作業を終えると、本日もまた、生育の遅れた苗の株元に液肥の追肥を行いました。


 本日はまた、ラストに定植したクリユタカが本葉4.5枚になり、1ヶ月に及んだ手かん水が終了し、ホッとひと息尽きました。懸念したクリユタカは、定植した3品種の中でも一番生育がそろい、草勢もいい感じで進ちょくしています。明日から、1回目の誘引作業に取掛ろうと思って

攻めの農業で

2015年02月24日 | 晴耕雨読
 夜半から降り出した雨は朝になっても止まず、出たとこ勝負の一日と決めて倉庫に向かいました。
倉庫では、昨日収穫をしたスナップエンドウの袋詰めをして、カボチャと併せて直売店に届けました。
雨はポツポツと降り続け、来週からの研修に備えて、航空機離島割引カードの更新手続きに役場に出掛けました。
農作業を断念して帰宅すると、eTAXの手続きで午前を終えました。

 午後イチはeTAXの送信を行い、雨が小康状態になってきたので出畑し、カボチャの2巡目の誘引作業で過ごしました。今にも降出しそうな空模様で、いつでも退避ができるような態勢を取りながら何とか1畝を終わらせました。カートに腰掛けて、生育の悪い苗を観ていると、液肥による追肥が閃き、急きょ、倉庫に戻って液肥と資材を積込み、液肥を150倍薄めて株元に注水しました。

 座して待っていると、生育の遅れた苗は受粉時期が遅れ、往々にして小玉になりがちです。ダメ元で、巧く行けば、生育の遅れを取り戻す新しい技術の一つになるかも知れませんね。何事もためしてガッテンです。

 予定の誘引作業と追肥を終えてパッションハウスの中に入ると、数日の暖かさで樹勢が強くなっていて、パッションも液肥の追肥を試してみようと思っています。植物は、春の暖かさを敏感に感じ取っているようです。
座して待つよりは、積極果敢な攻めの農業で、様々な課題を克服して行きたいと思っています。