奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

困った時の消去法

2015年03月31日 | 晴耕雨読
 久しぶりのオールかん水からのスタート、水圧の関係で2畝ずつしかかん水ができず、ストップウオッチを10分にセットしてカウントダウンの開始。アラームが鳴るまでの間は、カボチャの雄花を採取し、受粉をしながら各畝を回ります。アラームが鳴ると次の畝のバルブを開け、かん水の終わった畝のバルブを閉めます。12畝のかん水には、1時間を要します。
カボチャのかん水と受粉を終えるとズッキーニの受粉とパッションのかん水、パッションはアラームを5分にセットし、この間にズッキーニの受粉を終わらせます。

 ひと作業終えたところで、本日はキュウリの鉢上げを行いました。鉢上げは、育苗箱で発芽させた苗を7.5ポットに移植します。移植の方法は、寝かせ植えと言うユニークな植え方をしています。
本日はまた、作業の選択肢の多い中で消去法を駆使して、ソフトボール大になったカボチャにフルーツシートを敷き、午前を終えました。

 午後イチはパッションの受粉から始まり、終わると、最後に定植したクリユタカの2回目の追肥、続いて動力散粉機によるイオウ粉剤の散布に取掛りました。現在の段階ではうどん粉病を完全に封じ込めていて、ヱビスとクリホマレのトンネルハウス内に6Kgの硫黄紛を散布しました。


 消去法はまだ続いていて、クリホマレの摘果と摘芯を行い、ラストは明朝公設市場に出荷する、ズッキーニと葉玉ねぎを収穫しました。やっと葉玉ねぎを市場に出荷できそうです。

6冊目の農作業日誌

2015年03月30日 | 晴耕雨読
 初夏のような一日で、時々見上げる新緑の山々にいい季節だな~と感慨に耽りました。
カボチャの雄花の採取から始めて、受粉で全畝を回りました。ヱビスに替ってクリホマレの受粉が増え、本日は最後に定植したクリユタカの受粉をポツポツと始めました。
カボチャの受粉作業を終えるとズッキーニの受粉、ここしばらく雄花の開花がなく本日もカボチャの雄花で代用しました。

 一通りの受粉作業を終える頃には初夏のような陽射しになり、いつものTシャツに麦わら帽子、昨日の続きでクリユタカの誘引作業に取掛りました。2畝を終えると農協に注文した農薬の受取りに出掛け、帰路は直売店をモニターしてランチタイムになりました。

 午後イチはパッションの受粉に取掛り、今週末あたりからパッションの本格的な受粉作業を予期しました。パッションハウスから出ると、再び誘引作業で過ごし、本日は5畝を終わらせました。カボチャは一昨日の雨が恵みの雨になり、ソフトボール大に肥大した果実が至る所に散見されるようになりました。
  

 本日から6冊目の新しい農作業日誌の始まりで、どんな物語が綴られるのか、期待と不安を楽しみに変えたいと思っています。また、昨日、公設市場に出荷したズッキーニは中々のセリ値でした。

巣立ちと別れの季節

2015年03月29日 | 晴耕雨読
 海側のカーテンを開けると快晴を予感させるような青天、波はいく分か治まった様子で潮騒が穏やかに聞こえてきました。

 ほ場に着くと昨日の雨でたっぷりの湿度感、陽射しが強くなると蒸暑さが加わり、Tシャツに麦わら帽子の出で立ちになりました。先ずはカボチャの受粉に取掛り、併せて昨日の雨の中のプラコップを回収しました。
雨不足でカチンカチンに固まっていた土壌は一気に柔らかくなり、カボチャの草勢がいくらか強くなってきたような感じでした。

 受粉が終わると、ほ場の乾燥待ちで、昨日に続いてハウスバンドの締直しを行い、12畝のトンネルハウスを全て終わりました。
ひと作業終えたところで、ズッキーニと葉玉ねぎの収穫を行い、葉玉ねぎを直売店に届けて午前を終えました。

 午後は降ったり止んだりの天候で、車内で雨宿りをしながらヱビスカボチャの摘果と摘芯を行い、終わるとクリホマレの誘引で過ごしました。
夕方には、公設市場に葉玉ねぎの出荷を検討していましたが、生憎の雨で収穫ができず、多めに収穫のあったズッキーニを積込んで市場に向かいました。

 港に着くと沖縄からの上り船が入港してきて、折しも巣立ちと別れの季節、今夜はこの船でこの島を離れる人たちが多い事を予期しました。小生も16の春に巣立ち、港の別れは何とも言えない余情感に浸ります。出たとこ勝負の一日でしたが、本日も無事終わりました。
本日、島を離れるM一家に幸あれと祈るばかりです。

恵みの雨

2015年03月28日 | 晴耕雨読
 昨日の夕方から降り始めた雨は夜通し降り続け、朝になっても止まずいつの間にか大荒れの一日になりました。
天気予報を観れば午後から晴れの予報、ネットで雨雲の動きを観ると到底晴れそうな気もせず、倉庫には催芽処理中のズッキーニがあって、取り敢えずは、育苗ハウスで雨待ちをしながらズッキーニの播種を行いました。

 雨は止むどころか集中豪雨の様相になり、風も強く、一先ずは帰宅して月末の経理で過ごしました。3年ぶりに秋カボチャの収益があり、新たな品目の販売も好調で上々の滑り出しで推移しています。
経理を終えると、雨が小康状態になり、この機とばかりに、カボチャの受粉にほ場に向かいました。間一髪の中で受粉を終え、多めのズッキーニを収穫して午前を終えました。

 午後になっても風雨は強く、雨の中直売店にズッキーニを届け、そのままTUTAYAに直行し、今月で切れるデスクダイアリーと現代農業を購入して帰宅しました。
帰宅すると眠気がきて、昼寝の態勢を取った途端に陽が射し始めて、着替えて再びカボチャのほ場に向かいました。
先ずはパッションの受粉を行い、終わると強風で剥がされたトンネルハウスのビニールの修正を行いました。年明けから好天に恵まれ、油断しているところに本日の風雨、自然には油断も隙も見せられないなと痛感しました。運よく一畝だけですみました。

 これからメイストームの季節にもなりますので、この際にトンネルハウスの点検と修正に取掛り、ビニールのずれを修正し、ハウスバンドの締直しを行いました。本日は半分の修正が完了しました。
久しぶりの降雨が恵みの雨にならんことを祈るばかりです。

素人なりに思う農業

2015年03月27日 | 晴耕雨読
 終日、畑で風雨にさらされていると疲労が蓄積して、野生爺といえど朝の目覚めが悪くなります。今朝はいつもより遅めに起きての出畑になりました。

 カボチャの受粉の前に直売店をモニターすると3品目全てが完売で、空のカゴを積込んでカボチャのほ場に直行しました。いつものようにヱビスの雄花を採取して受粉に取掛り、ヱビスが終わるとクリホマレの雄花を採取してクリホマレの受粉を始めました。隣りのクリユタカが日に日に伸びて、来週からの受粉を予期しました。

 カボチャの受粉が終わるとズッキーニの受粉、両日雄花が全く開花せず。カボチャの雄花で代用しています。ズッキーニはカボチャの仲間、ペポカボチャですので何とか着果しています。
カボチャとズッキーニの受粉が終わると、昨日の続きで、ヱビスの摘果と最終の誘引、ヱビスの畝を一通り終えました。ここから先はアドリブで、ズッキーニと葉玉ねぎ、ネギを収穫して直売店に届けました。
  

 午後イチは、葉玉ねぎとネギを再び収穫して2軒目の直売店に届け、散髪を兼ねて市街に食糧の買出しに出掛けました。帰宅するとポツポツと降出し、明朝のカボチャの受粉作業に備えてプラコップ作戦を決行しました。今夜から明朝にかけては雨の予報、恵みの雨になって欲しいものです。


 帰路は久しぶりの菜園のリーキを観、気温の上昇とともに生育が旺盛で、リーキを紹介するパンフを作成しなければと、そんな思いで帰宅しました。
本日はまた、ズッキーニの催芽処理に取掛りました。
今朝のローカル新聞によると本年度もサトウキビ生産は4年連続減収、栽培品目を増やし、その土地の自然環境に適応した農業の営みが最良ではと、素人なりに思う日々です。