奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

畑人の独り言

2016年03月31日 | 晴耕雨読
 たまに降る雨は、休む言い訳みたいなものができてちょっこしホッとします。
予想していた事とは言え、朝からポツリポツリと・・・TVやネットで予報を見ても全く晴れる可能性はなく、午前中頑張って午後は休みだと、畑人の独り言から一日がスタートしました。

 それでも朝イチはポンチョを着てカボチャの受粉作業、終わればミニトマトとセニョールのかん水、そしてミニトマトの収穫。2ヶ所の直売所をモニターするとトマトは供給過剰・・・ならば昨日届けた直売店は・・・完売でホッとしてミニトマトを降ろしました。
帰途は、カボチャ農家のY君のほ場と農研センター観て帰宅しました・・・Y君も例年になく苦戦しているようです。

 午後は月末の支払いと経理、3月までは収穫野菜も多かったのですが4月は谷間、廃棄しようと思っていたズッキーニの苗を復帰させるかと・・・得意の朝令朝改で4月の作業見積もりを立てました。
今朝はまた、発芽の悪かったキュウリの再度の播種を行いました。
そう言えば朝ドラの「あさがきた」が終わりましたね・・・世の中は熱い志を持った変人が現れないと中々変わらないようですね。

 この雨で追肥が効いてくれるとカボチャの果実が肥大します、明日からしばらくは好天の予報、摘果とシート敷きが終わればカボチャ栽培は収穫を待つだけになります・・・もうひと頑張りです。

忙しく働ける内が華・・・

2016年03月30日 | 晴耕雨読
 ポツポツと来るものの大降りはなく、終日曇りの一日でした。
すっかり離島の風物詩の一つになっていて、この時期鹿児島本土から赴任していた公務員の方が島を離れ、島での思い出を船に乗せて新天地に思いをはせるようです。

 小生の方も北海道から赴任してきたUターン者の一人ですが、人事異動は自分で決めるしかなく、本日も孤軍奮闘の一日を過ごしました。
カボチャの受粉が終わればスナップエンドウとセニョールの収穫、セニョールは昨日弁当屋さんから大口の注文が入り、想定外の収穫作業になりました。
2ヶ所の直売所にスナップエンドウを届け、ミニトマトは激戦区の安売り合戦を避けるために市街の直売店に届けました。

 午後イチはラストに定植したクリホマレの2回目の追肥を行い、終わるとカボチャの摘果とシート敷きに取掛りました。1回目に定植した畝はほぼ終わり、2回目に定植した畝を観ればほぼ着果していて、何とか1/3は高値の1番出荷ができそうです。

 正直、毎日やることがようあるな~と思いながら雄花を採取し、もうひと頑張りと老体に鞭を打ち、明朝の雨に備えてクリホマレの蕾にプラコップを被せました。
人生忙しく働ける内が華かも知れませんね。

 明日は・・・明日考えるぞ~い!

夏野菜の準備

2016年03月29日 | 晴耕雨読
 花冷えで15℃以下の気温が続き、すっかり早朝のカボチャの雌花はイジケテしまい、着果はせず愛のキューピットもお手上げ状態です。15℃以下の気温はカボチャ栽培には厳しい環境です。
何とか気温が上がる時刻まで、ミニトマトやスティックセニョールの収穫を先行させながら受粉のタイミングを図り、ダメ元で受粉作業を行いました。農業とはつくづくお天道様次第です。
倉庫で出荷準備をすると、2ヶ所の直売所と弁当屋さんに朝の収穫物を届け、食料の買出しに出掛けました。そう言えば、摘果したカボチャは完売していました。

 午後はキュウリや冬瓜を植付けるほ場の耕うん、先ずは苦土石灰を散布して耕うんを始めると表土は乾燥してカタカタ、そして内部は粘質系特有のモチモチ・・・2回ほど耕うんを行い妥協しながら何とか仕上げました。後は元肥を散布し、カボチャの管理作業の合間に畝立てとマルチ、そしてトンネルハウスの設置をしたいと思います。


 トラクターを格納するとラストはカボチャのほ場に殺そ剤を補充し、さらにはカボチャの雄花の採取やスナップエンドウの菜園を観て、本日の打ち止めになりました。
スティックセニョールは売れなさそうで売れ、ミニトマトは激戦区の中でなぜか奮闘しています。

スイートコーン播いたぞ~!

2016年03月28日 | 晴耕雨読
 今朝の気温は12℃、すっかり春モードに移行しつつある老体にはびっくりポンの目覚め、年を取ると環境への順応も悪く、意固地な頑固爺になって行くような自虐感に襲われることが多々あります。特に単調なカボチャの誘引作業が自虐感を増幅させるのです。
  

 さてと自虐感はさておいて、本日の予定はカボチャの受粉作業が終われば、キュウリ苗の鉢上げとスイートコーンの播種の準備、午後はキュウリや冬瓜を植付けるほ場の耕うん・・・時間があれば自虐感を増幅する誘引作業。
午前は想定どおりの計画で終わり、ランチに帰宅するとスイートコーンの種が届いていて、得意の朝令昼改の午後になりました。
  

 午前に張替えたマルチにポンポンカッターで穴を開け、株間25cmの2条植えでスイートコーンの種を2粒ずつ指で押込み、170株の播種は小一時間であっという間に終りました。2回目の播種はスティックセニョールの収穫終了後に想定しています。
スイートコーンの播種を終えてもはやトラクターを運転する気力もなく、2畝ほどカボチャの誘引作業で本日の打ち止めになりました。
  

 育苗ハウスではズッキーニが定植期、連日のカボチャの受粉作業に根負けして、この上にズッキーニの受粉を考えると気力が萎えて、今回の苗は廃棄することにしました。
キュウリは半分しか発芽せず再度の播種、冬瓜は予定どおりの鉢上げになりそうです。
例年、ハウスはパッションの風景ですが今年はミニトマト、帰途、浜に降りると絵に描いたような景色でした

防除作業であれこれ

2016年03月27日 | 晴耕雨読
 久々の14℃、ストーブを点けると洗濯機をまわし、先ずは朝のコーヒタイムで一日の農作業をあれこれと思案しました。天候は曇り、いく分か風の予報もあって、午後の防除作業を迷いながらの出畑になりました。

 相も変らぬのカボチャの受粉作業と同時並行のかん水、終わればミニトマト、スティックセニョールの収穫とかん水、その後は倉庫に収穫物を降ろすと菜園に移動してスナップエンドウの収穫、一日の活動範囲は直径2キロもあれば足ります。時々、この行動半径に嫌気がさす瞬間があります、単調な毎日ですからね。

 午前の収穫物を弁当屋さんや直売所に届けると午後はあまり乗り気のしない防除作業、気持ちがアクシデントを招くのですね。
300リッタの溶液を作り、いざ散布に取掛るとホースとジェットノズルの締付けが弱く、顔に思い切り農薬が飛散、修正して散布を始めるリターンホースがタンクから落ちて、かなりの溶液を失ってしまいました。
これではいかんと気合を入れ直して2時間の防除作業を終え、開放したトンネルハウスを閉めると5時のオンタイムで作業終了になりました。

 本日は、動力散布機のホースのよじれを防止するヨリモドシと言う接続器具を取付けてその効果を確認しました。まったくホースのよじれは発生せず、価格は1000円代で防除作業にはお勧めの逸品です。小生は散水と農薬散布用に2個購入しました。
本日はまた、うどん粉病と疫病の両面作戦でマンゼブ系の農薬テーク水和剤を使用しました。マンゼブ系は収穫1ヶ月前までの使用制限で、カボチャの栽培期間中に1回ぐらいしか使用できず、今のところ、5月7日ぐらいに1回目の収穫を予定していますので好機かなと思って散布の判断をしたところです。

 しばらくは好天の予報、そろそろキューリや冬瓜のほ場の準備をし、スイートコーンの播種の準備もと思っています。
嫌気がさす瞬間は、忙しさで紛らわすしかないのかも知れませんね。