奄美の農と暮らし

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ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

へこみの畑人

2016年12月28日 | 晴耕雨読
 今朝は思い切りへこみ、立ち直るのに半日を要しました。
日課のほ場の巡回から始めて、秋カボチャの第1ほ場を観ると、昨日の強風で葉茎はほとんどが倒伏し、露出したカボチャを観て愕然としました。これまでに観たことのないネズミの食害の多さで、ここ2、3日に見事にやられました。
今季は苗作りの段階でネズミの害に悪戦苦闘し、それなりに警戒はしていたのですが、収穫を目前にまさかの出来事でした。

 第2ほ場に移動してネズミの害を観察しましたが異状はなく、ズッキーニを収穫し、帰路はレタスを収穫して倉庫に戻りました。想定外の出来事に一瞬思考回路は停止し、取敢えずは、直売所に野菜を届け、トンネルハウスの設置の準備をしながら対策を練ることにしました。

 薄曇りの肌寒い1日で、トンネルハウスのビニール張る木柱を24本打込み、アーチ支柱をハウスバンドで結束し、6畝ほどビニールが張れる状態まで仕上げました。午前はへこみ状態からなかなか抜けきらず、作業に没頭しながら、何とかいつものダメ元作戦が閃きました。

 午後イチは、ダメ元作戦の遂行でありったけの塩ビ管を集め、第1ほ場周辺に5m間隔で配置し殺そ剤を入れました。
もちろん、周辺の薮にも殺そ剤を投入れて、殺そ剤の在庫がなくなってしまいました。
民家に隣接するほ場で、おば~たちが今年は家の中にネズミが異常に発生して・・・そんなことをふと思い出しました。

 トンネルハウスの6畝の準備を終えると、再び第1ほ場に回り、そこら中の薮に殺そ剤を投入れました。例年になく豊作を期待していましたので、この油断が奴らにスキを与えたのでしょう。農業とは、収穫のその時まで解らないものですね、つくづく!
それではまた明日!

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