酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

見守りボランティア Mさんのこと

2014年07月11日 | ボランティア
気管支障害を持つ独身のMさん70歳(男性)です

彼は 毎日の病院通いで治療に専念しています

健康の具合等 見守りボランティアとしての私の訪問日は 月に一度15日 (2か月に一度の年金の支給日含む)です

支給日にはMさんは 自分で近くのコンビニで年金を引き出して 払い込み先別に仕分けして 私の到着を待っています


ボランティアの仕事は 仕分けされたお金を”家賃”は不動産屋さんへ”国保・住民税・介護保険”の滞納分は

コンビニで支払って領収書を本人に返すこと

さらに 滞納している分の返済計画をMさんと相談して決めることです


最近になって ようやく会話が成立する間柄になりましたが 当初はなかなかむずかしかったですね~

特に 年金の支給のない奇数月は・・・

「あなたが来てくれても 話すことはなんにもないからね」

その言葉通り なかなか円滑なコミュニケーションが成立しなかったMさんとの間柄でした

それがあるとき・・・

ふと目についたのが タンスの上に置かれた手製の仏壇?

なにやら写真が飾られていました

近くに寄って拝見すると・・・

セピア色の写真に写っていたのは 和服のご婦人の全身像でした

思わず「お母さんの写真ですか?」

私の声に目を大きく開いて応じてくれたMさん

「そうですよ ずいぶん苦労をかけたからね 仏壇を買えないのでこんなもので毎日拝んでるんだ

それにしても あなた よく気が付いてくれたね ありがとう」


それからでした

生まれ故郷の新潟の話 優秀な兄や姉の話題 両親の話 上京してからの本人の苦労話

聞けば聞くほど波乱万丈の人生を送ってこられたMさんでした

当方には彼ほどの”波乱万丈ストーリー”はありませんが お互いに身の上話を語る仲になってきました

少しだけでも 心を開いてくれたMさんです


Mさんも私も