酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

また 浅草の灯が消えた

2012年10月22日 | オヤジのぼやき
20日は同級会でした

男女12名が貸切スナックに集まりました

宴もたけなわの頃 画家のS君が話してくれたのが

「明日で 浅草から最後の映画館が消える」

な なんと!

我が幼少時から親しんできた映画館がなくなる

一瞬 酔いが醒める心地でした


明けて21日 日曜日です

自転車で行ってきましたよ



馬券買いのオジさんたちには 関心が薄い閉館ですが カメラを構える人もチラホラと・・

3館閉館のひとつ「中映劇場」(松竹系です)

 

 1000円  洋画と邦画の3本立てです

思えば 小中時代の昭和20年代  浅草には30館の映画館が並び 

50円で3本の映画を楽しめました

こちらは・・・



「浅草新劇場」です

  

そして 地下にある「浅草名画座」を含めて3館が この日をもって閉館になりました


9月26日には 先に2館が幕を閉じていました





        「浅草世界館」と「浅草シネマ」 

浅草の歴史を紐解けば 1909年(明治42年)日本初の常設活動写真館として「三友館」が開設

戦後まもない頃は 30館あまりの常設館で映画黄金時代を築いていました

松竹 東宝 新東宝 大映 東映 日活(当時は洋画の封切り)

邦画各社は 週2本の新作を制作  のちに「第二東映」まで登場

ほかに 大勝館 松竹座では洋画の封切り

浅草映画街は 大衆娯楽の王座の地位を誇っていましたね


その地位をテレビに譲って 次第に姿を消していった映画館です



場外馬券売り場 パチンコ店に様変わりした かっての映画街です

自転車の預かり賃5円を払って 映画館のハシゴをしたのも今は夢のなか・・

東京スカイツリーが完成した今年 浅草から映画館の灯が完全に消えました

時代の流れというには 一抹の寂しさを感じます


中映劇場は空いていました