酒と畑に戯れるオヤジな私

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神託事件の宇佐神宮

2012年02月03日 | コミュニケーション・セミナー


大分県宇佐市の宇佐神宮です

全国四万余社の八幡様の総本宮として有名です

この宇佐の地に 初めて八幡宮が御示顕になられたのは欽明天皇の御世です(571年)

奈良時代ですね 宇佐神宮の始まりとされています


やがて朝廷は国の重要な事柄について 八幡様にうかがいをたてるようになりました



宇佐神宮の存在を知ったのは「逆説の日本史・古代言霊編」(井沢元彦著)でした

戦前の教育を受けたものなら誰でも知っているといわれる”宇佐八幡神託事件”

第四十八代称徳天皇に仕えていた道鏡が 宇佐八幡の神託と称して次代の天皇の座を”我が物にしよう”と企みます



称徳天皇は 和気清麻呂を宇佐に派遣 神のお告げを確認させました

宇佐から帰った清麻呂は 道鏡の前でも臆することなく「君臣の分をわきまえぬ無道のものは すぐにも除くよう・・これが宇佐の神のおつげです」


激怒した道鏡により 清麻呂は”穢麻呂”と改名されますが やがて名誉を回復

道鏡は下野の国(栃木県)へ流されました



これが宇佐八幡神託事件の概要ですが ときは古の奈良時代です

江戸時代には 盛んに揶揄された事件も 明治時代になって様相が変わってきました 




寒風のなかを歩き回った宇佐八幡近辺・・

奈良から瀬戸内を舟で渡り 九州上陸してから馬と徒歩であったであろう和気清麻呂

気分はすっかり清麻呂でした


一度は訪ねたかった宇佐神宮です  想いが叶いました

そしてこの地では 思いもかけなかった”ふたつの事柄?発祥の地”であったことを発見

そして69という数字の重みを刻んだ街だったのです



これらは 次回に譲りましょう