酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

鬼平を歩く

2011年08月12日 | 鬼平を歩く
池波正太郎の「鬼平犯科帳」のファンです 相当嵌ってます

文庫本は全部取り揃え ビデオも一部ですが買い求めました

時折 読み返したり映像を楽しんでいます 月曜日のBSフジ 再放送も嬉しい番組です

ところで鬼平こと 長谷川平蔵が若い頃”てっつぁん”と呼ばれ 無頼をかこっていたのが本所深川でした

この日は 深川で開催される同期会の本会に備えての 幹事5名による候補店の下見をしてきました

平蔵・佐嶋・忠吾と おまさがふたりのあわせて五人のメンバーです

目的の店に行く前に 深川界隈市中見廻りをしました





まずは富岡八幡宮です  江戸市中の安寧を祈願しました  こちらは相撲発祥の地でもあります



横綱力士碑の前で なにやら語り合う平蔵と密偵おまさ・・耳をすませば聞こえてきます

「ここの千貫神輿は無事であろうな」と鬼平 頷くおまさ・・ 



尺貫法がなくなったいま 4,5トンの見事な神輿です

あまりの重量のためか 盗賊どもの”おつとめ”の対象にはならなかったようです 

引き込み女の心配もいりません

しっかり保存され無事でした 寄贈した紀伊国屋文左衛門もほっとしてるでしょう

安堵とともに 急に喉の渇きを覚えた5人です



茶店でバイト勤めをしている猫八こと 相模の彦十にアイスキャンディーを所望しました

彦十は もちろん単なるアルバイトではありません

人相・風体から怪しい人物を見分ける能力を駆使して 密偵のお役目を立派に果たしているのでした

同じく密偵の小房の粂八・伊三次は出張中のようでした ご苦労さま


神輿の無事を確認したあと向ったのが こちらでした



深川不動尊です  石段工事の安全を祈願する平蔵  江戸市民を思う”おかしら”でした



門前町には瀟洒な店が並んでいます

名物「深川飯」(あさりを入れたぶっかけ丼)を食わせる店があります

深川飯の強烈な吸引力を断ち切るのは辛かったですね~ 思わず”たたら”を踏んだほどでしたから・・



いやいや ここにも入りませんでしたよ  下町娘の愛嬌のある笑顔に鼻の下を伸ばしかけた”うさ忠”

”谷中いろは茶屋”ならぬ”深川立ち飲み屋”

彼の袖を引っ張り引きとめました こちらの店は次回のお愉しみです


モンナカ 門前仲町から清澄庭園までの見廻りを続けます

やがて今日の目的地 そば料理「長寿庵・蕎匠」に到着しました

深川女性そのもの 浅黒い肌の早口大きな声の女将と交渉することしばし・・

同期会本会の日程 予算が決定されました

そうなれば市中見廻りのお役目も終了です

「五鉄」の藤巻潤と 猫八の娘まねき猫を呼び出し そば料理とビール 日本酒を楽しみました



部下思いの平蔵さんに写していただきました

さすが”おかしら”です この人のためなら・・と思わせるなにかがあるお人です 

今後とも 江戸市中の治安は「火盗改」にお任せください

また 深川界隈市中見廻り「鬼平を歩く」のカテゴリーでお会いしましょう