酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

暴走老人!に思う

2008年01月05日 | オヤジのつぶやき
正月に読んだ本は これである・・・房総半島に住む老人の話ではない 暴走老人!である

現在も ベストセラー継続中のようだ



暴走といっても なにもゼロハン・ミニバイクでかっ飛ばす老人たちではない

ましてや 高速道路逆走のオジさんでもない

ごく普通のオジさんたち・・

そのオジさんたちに いま 異変が生じているという


”病院での待ち時間に耐えられず ダダをこねて床にころがる” 

”店のカウンターサービスで いつまでも怒鳴りちらしている” 

”口のきき方が悪いと女医さんに殴りかかる” 

”コンビニで立ち読みを注意されてチェーンソーを振り回す” 

”犬にチェーンで亀をつなぎ「ヨドバシカメ」と名づけて虐待をする” 

60~70代オジさんたちの 状況が続出しているらしい

これらの実例は みな 一見紳士風というから さらにである


著者は述べている 暴力的な若者などは増えてはいない

統計的に両世代を比べてみても むしろ老人の暴力が激増しているのだそうだ

理由はなにか?

再び 著者はいう

「いままで500年かかった変化が 50年で押し寄せてきた」

「時間・空間・感情の秩序変化への不適用」

「やがて あなたも新老人・・・」


NHKクローズアップ現代でも取り上げられた”キレる大人たち”

番組では ゲストの小朝さんがいみじくもコメントしていた

「これは 日常のコミュニケーション不足ですね」


誰だって こんな”新老人”になんかなりたくはない  ご免蒙りたい

しかし この私も立派な新老人有資格者である それも一級の世代である  いつなんどき暴走するやもしれぬ

今日 夕飯のちゃぶ台を ひっくり返さないとは誰も断言できない

星一徹  小林亜星なら許されても いまの私は居場所を失う  路頭に迷う


ではなぜ いままで 無事にここまで生きてこられたのか 追い出されもしないで・・

本の著者のように 今までの生き方を”分析”してみた

不透明だった部分が 科学的にあぶりだされた

目からウロコ・・棚からボタ餅・・キレないおまじないとは?

これでした 納得でした~




酒と畑に戯れるオヤジな私・・これに癒されてきた・・・と思う

いま鑑みるに ブログの「表札」が実によかった・・・とも思う

お酒と畑がある限り 足をふんづけても謝らないオジさんに 歯を剥きだして噛み付くこともなかろう

サンプルのうなぎより 小さかったといって 定食屋のオバさんにくってかかることもなかろう

新老人入会手続きの 一歩手前で踏み止まるに違いない 

暴走老人にならない方策 秘訣はこのあたりにあるようだ・・・


そして 自画自賛のうちに 今年の正月三が日も 無事に暮れ行くのでございました

さぁ 今夜も一杯やろう!


(お酒は ブログ友のいっこんまさんに注文 送っていただいたものです  キレ味がいいです  オジさんはキレません "自然”に"穏やか”になります)