AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6173:小沢峠

2023年01月25日 | ノンジャンル

 コンビニ休憩を切り上げて、8台のロードバイクは再び隊列を形成して走り始めた。まずは小さな峠である山王峠を越える。その方向へ向かって走っていくと、やがて道は上り始めた。

 斜度の上昇とともにサイコンに表示される「10秒平均パワー」の数値も上がった。呼吸もその吸気と排気の音が高まってくる。山王峠の上りはそれほど長い距離ではないので、どうにかこうにか走り切った。

 道は下りに転じた。フロントギアをアウターに入れ替えて、一気に下っていった。気温は低かったが、路面が凍結しているようなことはなかった。

 下り切って、県道にぶつかり、交差点を左折した。ここからしばらく名栗川に沿って山間の道を走る。

 日陰エリアも路面が凍結していなかったので、安心した。路面が凍結していると落車の危険性があるので、細心の注意を払う必要がある。

 順調にコースを走っていくと、左折すると小沢峠に向かう交差点が見えてきた。私はその交差点を左折して一足先に帰路に着く。正丸峠に向かうチームメンバーはまっすぐにその交差点を通過していく。

 交差点でチームメンバーに「気をつけて・・・」と挨拶して、私は左折した。道はすぐに上り始める。名栗側から上る小沢峠は、約2km程上りが続く。斜度は緩くもなく厳しすぎることもなく続き、何度かカーブを曲がる。

 もがくというほどではないが、200ワットを少し超える程度の強度で走っていった。何度かカーブを曲がっていくと、やがて視界の先に「小沢トンネル」が見えてきた。そのトンネルの手前が峠の頂上である。

 短い距離であっても、峠を上り切るとほっとする。トンネルの手前で一旦止まって、LEDライトのスイッチを押した。そして定期的に点滅するLEDライトの光に誘導されるようにそのトンネルを潜り抜けていった。トンネルの出口の脇には「小沢峠」の立派な石碑がある。その石碑の前にロードバイクを立てかけて、スマホで写真を撮った。

 陽光に照らされた石碑の前で一息入れてから、下っていった。帰路も無理することなく走り続けた。補給食はアメリカンドッグだけであったので、帰路をこなしていくうちにお腹が空いてきた。

 「もう少しだから我慢するか・・・」と思いながら走り続けた。ガソリンの残量を示すメーターの針先は限りなく「E」に近くなっていたが、走行モードを「ECO PLUS」に変更して最後の行程を走り切った。

 ちょうど正午に自宅に辿り着いた。FACTOR O2 VAMを玄関の中のサイクルラックにかけて、暖かいシャワーを浴びた。シャワーの温度をいつもよりも2度ほど高く設定した。

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