耳についてい離れない・・・丁度1週間前に聞いた言葉である「はんかくさ~い」と「寧々ちゃん」は何度ものたまったのである。「何だろう・・・はんかくさいって・・・」と疑問に思ったのであるが、「はんかくさい」は、アルコールで混濁した頭のなかをぐるぐると回るばかりで、結局手元にひきつけることはできなかった。
まあ、なんとなくそのニュアンスは分かるような気がする。良い意味ではないはずである。しかし、「寧々ちゃん」の唇から何度か放たれるうちに「はんかくさい」は、何かしらかわいらしい装いを纏うにいたった。
テディベアのぬいぐるみのように・・・思わずぐりぐりしたくなる感じであろうか・・・次回、きりきりに冷えたビールジョッキをともに飲み干す機会が得られたなら、最低でも5回は「はんかくさ~い」を引き出したいと画策している。
さて何はともあれ、今日は火曜日である。ゴルフスクールの日である。あいも変わらず猛暑である。日が落ちたところでなかなか気温は下がらない。体は重い。
しかし「はんかくさい」私は車に乗り込み、ゴルフ練習場へ向かう。さすがにゴルフスクールにおいては、「寧々ちゃん」の「はんかくさ~い」は聞けないはずであるが、彼女が休まなければ言葉を交わす機会を得ることは確実である。
昭和の森ゴルフ練習場に着いた時「寧々ちゃん」はまだ来ていなかった。Yさんがスクールが始まる数分前に来た。「Sさんは今日お休みだそうですよ・・・○○さんはちょっと遅れるって連絡ありました・・・」と話しかけてくれた。「良かった・・・休みではないようである・・・」と安心した。
「寧々ちゃん」とは2回「花蕎好」で食事をし、先週一度羽村駅のそばの居酒屋でビールをジョッキ7杯づつ飲んだ。それだけである。しかし、その間に二人の間には共有する秘密が徐々に堆積してきた。
Coreさんの浮気・・・寧々ちゃんが4年前に受けた手術のこと・・・酔うと「はんかくさ~い」を連発する癖があること・・・
「寧々ちゃん」は既に40歳を超えている。若々しい美しさは既に失われつつある。しかし、どこかしら少女らしさを歴然と保っている。結婚し、出産し、子育てをしてきた・・・その長い年月のなかで当然女性は変化していく。その変化の過程や程度はひと様々である。
大きくうねりながら本質的に変化していく場合もあれば、表層面は年月の侵食課程で変化していくが深層部はまったく変わらず冷たい水脈が絶えることなく流れている場合もある。「寧々ちゃん」は明らかに後者である。
その絶えることなく密やかに流れる水脈に手をひたすことができるならば、心地良い涼を得るとともに、その清澄さに強く心惹かれるであろう。
「こんばんわ・・・」明るめの声が響いた。一番奥の打席で汗を流していた私は、振向かなくいてもその声の主が誰か分かった・・・・
まあ、なんとなくそのニュアンスは分かるような気がする。良い意味ではないはずである。しかし、「寧々ちゃん」の唇から何度か放たれるうちに「はんかくさい」は、何かしらかわいらしい装いを纏うにいたった。
テディベアのぬいぐるみのように・・・思わずぐりぐりしたくなる感じであろうか・・・次回、きりきりに冷えたビールジョッキをともに飲み干す機会が得られたなら、最低でも5回は「はんかくさ~い」を引き出したいと画策している。
さて何はともあれ、今日は火曜日である。ゴルフスクールの日である。あいも変わらず猛暑である。日が落ちたところでなかなか気温は下がらない。体は重い。
しかし「はんかくさい」私は車に乗り込み、ゴルフ練習場へ向かう。さすがにゴルフスクールにおいては、「寧々ちゃん」の「はんかくさ~い」は聞けないはずであるが、彼女が休まなければ言葉を交わす機会を得ることは確実である。
昭和の森ゴルフ練習場に着いた時「寧々ちゃん」はまだ来ていなかった。Yさんがスクールが始まる数分前に来た。「Sさんは今日お休みだそうですよ・・・○○さんはちょっと遅れるって連絡ありました・・・」と話しかけてくれた。「良かった・・・休みではないようである・・・」と安心した。
「寧々ちゃん」とは2回「花蕎好」で食事をし、先週一度羽村駅のそばの居酒屋でビールをジョッキ7杯づつ飲んだ。それだけである。しかし、その間に二人の間には共有する秘密が徐々に堆積してきた。
Coreさんの浮気・・・寧々ちゃんが4年前に受けた手術のこと・・・酔うと「はんかくさ~い」を連発する癖があること・・・
「寧々ちゃん」は既に40歳を超えている。若々しい美しさは既に失われつつある。しかし、どこかしら少女らしさを歴然と保っている。結婚し、出産し、子育てをしてきた・・・その長い年月のなかで当然女性は変化していく。その変化の過程や程度はひと様々である。
大きくうねりながら本質的に変化していく場合もあれば、表層面は年月の侵食課程で変化していくが深層部はまったく変わらず冷たい水脈が絶えることなく流れている場合もある。「寧々ちゃん」は明らかに後者である。
その絶えることなく密やかに流れる水脈に手をひたすことができるならば、心地良い涼を得るとともに、その清澄さに強く心惹かれるであろう。
「こんばんわ・・・」明るめの声が響いた。一番奥の打席で汗を流していた私は、振向かなくいてもその声の主が誰か分かった・・・・