おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ケンケンガクガク

2015-09-19 12:16:31 | 福島

 安保法案を通すとか阻止するとかで、昼夜を徹してやいのやいのやっている。デモをしようと、野党が時間の引き延ばしをしようと、多数決という民主的な決定の前にはあくまでパフォーマンスに過ぎまい。法案を取りやめるには、とにかく法案反対の国会議員をたくさん国会に送り込むしかないのだ。

 インタビューを聞いていると、安保法案の中身がよくわからないのに通すとは何事だという、自分の不勉強を棚に上げる者もいれば、徴兵制度になれば戦争になるという、魔術的な思考を披露する者もいる。今国会でやいのやいのやっている法案は、「戦争賛成」か「戦争反対」かの選択をしているわけではない。

 僕の立場では、安保法案が違憲なのははっきりしているのだから、安保法案を通したかったからまず憲法改正が先だろうと考えている。憲法を解釈でねじ曲げれば、いずれ憲法は名ばかりになる。が、今回安保法案反対している人は、そもそも憲法改正が駄目だという人たちだから、同じ安保法案がおかしいと言っても、僕とはまったく逆の立場になるだろう。誤解を恐れずに言えば、徴兵制度にして金持ちでも有名人でも政治家の息子でも、いっさい例外を許さず兵役につかなければならないようにしたほうが、戦争が他人事でなくなる分、慎重になると思う。政治は政治家に、行政は役人に勝手にやらせておけという考えが、一番恐ろしい結果を見る。

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負の連鎖

2015-09-18 17:34:10 | 福島

 かつてマーフィーの法則というのが流行ったことがある。普段は全然誰も来ないのに、今日に限って珍しいお客さんが重なったり、昔の友人から電話があって、うわさ話をしていたらその当人からも電話がかかったり、思いがけない場所で次々に知人に会ったりと、なぜだか偶然というのは団子状になってやってくる。

 心理学の世界では、意味のある偶然の一致のことをシンクロニシティと呼んだりするようだが、詳しいことはよくわからない。ただ経験上、偶然は団子状にやってくるとか、探し物を探し始めた途端、すぐ目の前に探し物があったりだとか、今日覚えたばかりの言葉が、いろんな場所で頻繁に耳にしたりとか、そういうことというのは実際にある。

 困ったことに、電化製品の故障なんかも、不思議と同じ時期に重なる。特に精神状態がいらついているときなどの、どちらかというと負の精神状態のときこそこういうことは起こりやすい気がする。機嫌がいいときは、機械だって機嫌良く応えてくれるのかもしれない。

 つい二三日前に掃除機のヘッドのブラシが回転しなくなった。カーペットに入り込んだ犬たちの毛を吸い出すには必需品なだけに、これは買い替えるしかないかなと思っていた矢先、今日はパソコンのプリンタが壊れた。来月から展覧会が続き、おまけにパソコン画の体験教室も開くことになっているので、プリンタがなければどうしようもない。

 ああ、これ以上何も壊れないでくれ。

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日本の名画

2015-09-17 12:15:05 | 福島

 このところずっと描いてきた名画の旅シリーズは、とりあえず目標だった8枚に達した。日本の画家としては浮世絵の北斎を取り上げたが、北斎は版画なので、西洋の画家の作品とはかなり趣が異なる。じゃあ、日本の代表的な画家は誰だろうということになると、西洋画が本格的に我が国に入って来たのは明治になってからだから、世界的に有名な画家というのがなかなか思いつかない。パリで活躍した藤田嗣治だとか岡本太郎とかいう人たちもいるが、あまり一般的じゃないだろう。そもそも代表作を挙げなさいといっても、頭をひねってしまうのだ。

 そんな中、黒田清輝と東山魁夷なんかは、西洋画と日本画を代表するポピュラーな作家と言えるかもしれない。黒田清輝の「湖畔」や東山魁夷の「緑響く」なんかは、日本人なら一度くらいは目にしたことがあるだろう。 

 

 というわけで、7枚目と8枚目の作品にもちゃっかり画中に参加するアベさんなのである。まるで映画監督のくせに、ちょい役で作品に登場したがるヒッチコックみたいではないか。

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名画の旅

2015-09-16 14:29:15 | 福島

 秋の美術展覧会に向けてせっせと絵を描いている。といっても、パロディーじゃないかと言われそうだが、本人はいたって真面目に描いているのである。それはきっと、お笑い芸人がふざけて舞台に上がっているのではないのと同じに違いない。

 芸術というと、すぐに苦悩とか苦しみとかが根底にないと低級だと思っているのは、19世紀末に流行ったロマン的な発想だ。実は健康的なもの、ごく当たり前のものこそテーマとして扱うべきものだ。が、そういうものは扱うのが大変なので、どうしても初心者は安易に個人的なもの、病的なものに手を染めたがる。

 その点アベさんの扱うテーマはもの凄く個人的なものだが、病的ではない。苦悩もない。能天気なものやご機嫌なものはある。果たしてそれが芸術と呼べるかどうかは、僕は知らない。

 さて、誰もが知っている名画の中を旅しようと、いろいろ題材を探してみるが、誰もが知っているとなると意外とこれというのが見つからない。モナリザの横で記念撮影するみたいに並んでいるところを描いてもいいのだが、それだと名画の中を旅している気分にはなれない。

 展覧会にはとりあえず8点で一作品としたいので、最低それだけの名画を古今東西から探してこなければならない。

 今日は以前描いた「落ち穂拾い」の中に再びトトとお邪魔した。

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派手に転ぶ

2015-09-15 10:52:42 | 福島

 このところの大雨で、長い距離を走ることができなかったので、昨日は久しぶりにリュックに水とタオルを入れてジョギングに出た。天気予報は晴れと言っていたが、分厚い雲が空を覆い、ひんやりとした風が走るのにはちょうどいい。「こりゃ快適だわい」と、身の程をわきまえずにペースを上げて走っていたら、前方に阿武隈川の土手の草刈りをする国交省の人たちが見えて来た。草刈りと言っても、家庭用の肩に背負うような小さなものではなく、キャタピラのついた無人の草刈り器を、後ろからリモコンの操縦器を持ってついて歩いている。草刈り器というより、小型の戦車みたいなものだ。

 バリバリと勢いよく刈り取って行くその周囲には、もうもうと細かくなった草が飛び散っている。あの横を通り抜けて行くのは嫌だなとは思うものの、土手は一本道で脇道はない。仕方ない、一気に走り抜けるか。

 が、最初からペースを上げていたので、すでに足腰はヨロヨロだ。国交省の人を追い抜いていくので、あまり情けない姿を見せるわけにも行かず、颯爽と(自分ではそう思っている)走る。

 ここまでくれば刈り取られた草の破片を吸うこともないというところまで力を振り絞って走り抜けると、ここで集中力が途切れ、つま先がアスファルトに引っかかった。ちょうど運動会の父兄が、気持ちに足がついて行かずに転ぶのと同じようなことが僕にも起こった。あっと声を上げたときには、派手にゴロゴロと転げた。半袖半ズボンの格好でアスファルトの上を回転したのだから、たまったものではない。肘は見事に擦りむけ血が出ている。が、痛いと感じる前に、意識はたった今走ってきた方角を振り返る。と、そこには操縦器を握り、びっくり仰天して目が点になっている国交省の人間がいた。

 今日の絵はゴッホ。アルルの跳ね橋のたもとで、釣りをする僕とトト。

 

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投票

2015-09-13 15:07:13 | 福島

 去年住所を移したため、今年ようやく選挙権を得ることができた。で、今日は三春町の町長選と町議選のダブル選挙で、朝の犬の散歩のついでに投票所になった集会所に立ち寄って来た。

 町長にしろ、町議にしろ、立候補している人のことはまったく知らないし、チラシや広報に出ている公約を見ても、住み良い町だのお年寄りに優しい町づくりだの、まったく具体的な政策がないので、何を基準にしていいのか見当がつかない。

 が、こういうときは僕は新人は別にして、議会で一番発言している人に投票することにしている。というのも、過去の議事録を見ると、議員になったにも関わらず、一度も議会で質問に立ったことがない人というのは意外にたくさんいる。議員にとって仕事はそれだけなのだから、そこで発言しないというのは、税金泥棒と言われても仕方がない。もっとも本人は議会で質問するために議員になったわけではなく、口利料や既得権のために議員になったのかもしれないので、議会で発言しなくっても当然かもしれない。

 僕はそういう人にはさっさと辞めてもらいたいので、議会での発言回数というのを重要視する。たとえ質問内容が馬鹿みたいなものだとしても。

 昨日はモネの絵を描いた。印象派の自由奔放なタッチを真似するのは大変だ。

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貴重な晴れ間

2015-09-12 12:17:02 | 福島

  秋雨前線が遠ざかり、朝から久しぶりに爽やかな青空が広がった。このところ、雨にたたられ犬たちの散歩コースも短くなりがちだったが、今日は雨の心配はない。カメラをぶら下げ、のんびりのんびり散歩を楽しむ。

 ひと月前には、連日35度を超える猛暑日が続いていたが、お盆を過ぎた頃からぐずぐずした天気ばかりで、気温も20度を下回る日も多かった。この前まで雨空を飛び交っていたツバメたちの姿は、今日はまったく見ない。あんまり寒い日が続くので、ツバメたちもひと足早く渡っていったのかもしれない。

 耳を澄ますと蝉の声は聞こえない。代わって草むらからコオロギの鳴き声が秋の到来を告げている。早くも柿が赤く色づき始め、大きな栗の木の下にはイガイガの実がゴロゴロと転がっている。残暑らしい残暑のないまま、気がつけば秋のど真ん中にいる。

 天気予報では明日にはまた雨が降るようなことを言っていたので、今日の晴れ間は実に貴重だ。洗濯物もまとめて終わらせたいし、庭仕事や畑仕事にも精を出したい。

 散歩の途中、すれ違い様に挨拶を交わすと、口を揃えて「ほとんど一ヶ月ぶりのお天気ですね」と言う。

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三枚目

2015-09-11 15:38:39 | 福島

 台風一過とはいかないものの、大雨だけは止んでくれたので、今日は久しぶりにジョギングに出た。すっかり体がなまっていたので、お宮まで全力で走ったら、帰りの体力が残っていなくて、途中からちんたらと歩いたり走ったりで帰って来た。いつも早朝で会うウオーキングをする人たちも、今日は遅い時間に家を出たようで、走りながらいろんな人に挨拶した。ただでさえヒイヒイ言っているのに、「こんにちわ」と走りながら声を出すのはもの凄く大変なのだ。

 週末は天気がよければ、畑や庭の手入れをしないことには、お盆過ぎから天気が悪い日続きで、ほとんど放ったらかしだ。全然育たなかったジャガイモを引っこ抜き、収穫の終わったトウモロコシやトマトの引き抜かなければならない。そろそろ白菜や春菊といった鍋の材料を植える季節になってきた。

 せっせと毎日絵を描いているが、昨日は一日かけて点描で有名なスーラの絵を描いた。面倒なので点描は省略でべた塗りだ。僕としてはこの方がずっと現代的な絵に思える。で、トトやドリも画面に参加させた。でも、ドリは遠くにいるので、このサイズだとちとわかりにくい。

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続・パクリ

2015-09-10 17:55:47 | 福島

 午前中、少し晴れ間が見えたので、台風一過今日は洗濯物が乾くかなと思っていたら、お昼前にゴロゴロと雷が鳴り始め、パニックになったドリが網戸をバリバリ破ってしまった。今まで一体どれだけの網戸と襖が犠牲になったことやら。

 午後になると土砂降りの雨になり、こんな日はパソコンで絵を描くしかないなと、展覧会用の絵を描き続ける。ようやくひと段落つきテレビを見てみると、栃木や茨城、会津地方で大災害になっていた。鬼怒川の堤防が決壊したとかで家が流される映像が流れている。知らないうちに世間は大変なことになっていたのだ。そんなこととは夢にも思わず、せっせと名画をパクるアベさんなのであった。

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パクリ

2015-09-09 16:03:15 | 福島

 台風の影響で、朝から雨風ともに強い。こんな日にカフェに来る物好きは少ないので、こういう日は絵を描くことに没頭することにする。

 今度、郡山と三春とで展覧会があるので、何か今までと違ったものを出品しようと考えているとき、ふと昔描いた名画のパロディを描き直してみようと思い立った。以前はどんなパソコンにでも入ってるお絵描きソフトを使ったので、画素数も少なく、カラーも自由に使えなかったので白黒で描いたが、今使っているお絵描きソフトなら、原画に近いものが描けるだろう。といって、色数が増えた分だけ以前描いたときよりもぐっと大変になる。前の絵ならパロディで済ませられたが、あまり描き込んでしまうと今度は盗作になってしまう。

 パクリは最近の流行なのでそれはそれでいいのだが、見る人の中には原画をよく知らない人もいるので、そういう人はただの模写だと思うかもしれない。

 そこで、原画をアベさん風の画風に変え、以前と同様僕とトトを画面に登場させることにした。まず描き直したのは、僕の大好きな画家アンドリュー・ワイエスの中でも最も有名な「クリスティーナの世界」だ。ブログに載せるためにサイズを小さくしたら、丘の上のオッサンと犬の姿がわかりにくくなったが、ちゃんと絵の中を散歩しているのである。

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