おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

画面を構成してみる

2024-05-31 09:39:59 | イラスト
 歌人・山頭火という人の写真はあまり残っていないのか、本で見かけたりネットで検索してみても、有名な写真と言えば笠を被って歩いている後ろ姿だ。「うしろすがたのしぐれてゆくか」という代表作があるので、ぴったりの写真なのだが、あまりに有名なので後ろ姿だけですぐに山頭火とわかってしまうのである。

 で、ほかに何かないかなと探していたら、腰を下ろしているらしい写真があった。顔がわかる写真は数点しかないが、その中でも表情がわかりやすい写真なのではないだろうか。それなら、というので、この写真を使って山頭火の絵を描くことにした。



 ただ、このままそっくりに描いても山頭火らしくないので、とりあえず托鉢姿にするために笠を被ってもらうことにした。笠はいろいろ調べて山頭火らしいものにする。で、その笠を切り取って、山頭火の写真に貼り付ける。



 背景はどうしようかと思ったが、炎天下で遠くを見ている雰囲気にしたかったので、以前僕が撮った写真から入道雲を探してきて描き足すことにした。



 というようなわけで、あちこちから材料を集めて、ひとつの画面を構成してみる。絵が完成したら、左の空いている部分に、濃い墨で山頭火の俳句を書き加えようと考えている。

 さて、どういう俳句を書くか。候補はいくつかあるが、あとは絵の完成を待って決めることにする。
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