おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

遊び上手

2019-09-16 08:52:34 | 福島

 愛護センターから引き取って来たせいなのか、テオは人間に対しては警戒心が強い。その代わり、犬に対しては物凄くフレンドリーで、相手がどんなに大きかろうと、テオに対して鼻の頭にしわを寄せて唸り声をあげようと、そんなのはお構いなしと尻尾をフリフリ、相手の顔をペロペロと舐める得意のペロペロ攻撃をおみまいする。

 カフェ青い犬にやってくるお客さんの中には、ネットで調べて来る人が多いが、ドッグカフェと勘違いして犬連れで来る人がいる。「なかなか犬連れで行けるお店がなくって」と言うが、カフェ青い犬もお店のブログでは「ここはドッグカフェではありませんので、ケージなどをご用意ください」と明記している。

 ネット社会は便利かもしれないが、使い方はかなり荒っぽい。「ドッグカフェ 福島」と検索すると、「犬」と「カフェ」が店名に付くアトリエ・カフェ青い犬は、いつだって上位にランクインしてしまうのだ。

 あまりに最初からドッグカフェだと張り切って来られるお客さんには、電話で「ドッグカフェではないですけ大丈夫ですか」と断ると、水を差されたように電話越しでもガッカリするのがわかる。そういうのもあって直接連れて来た犬に対しては、大概は一応ドッグカフェではないことを断った上で、入ってもらうようにしている。

 ただ、犬好きのテオにとっては、またとない遊び相手の登場にテンションは上がる。「犬が苦手」と言う犬にも遊びに誘おうとペロペロ攻撃を仕掛ける。昨日来たミニチュアダックスもそんな1匹だったが、最後は自分からテオに向かってじゃれつき始め、飼い主さんが「うちのがこんなに他の犬と遊ぶなんて」とビックリしていた。「この犬は(テオのこと)、遊びに誘う天才犬だ」と感心していた。

 昨夜の散歩では、道路にいた猫に対してまで遊ぼうと誘いをかけていた。猫パンチが出るとさっと後ろへジャンプし、それがまた面白いらしい。シャー、ピョン、シャー、ピョンと、しばらく楽しんでいたが、いつまでも猫を困らせても可哀想なので、テオを引っ張って離れると、猫は猫で名残惜しそうに、きちんと座ってこちらを見つめていた。

コメント
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