おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

雨のドライブ

2019-09-17 10:23:41 | 福島

 昨日は年に数回しかない、僕もタミちゃんも休日という1日だったので、前からどこかへ出かけようと話していた。ところが、朝から小雨模様で、天気予報を見ても1日止む気配はない。それでも家でじっとしているのは面白くないし、テオだって退屈だろうと、少しくらいの雨ならと出かけることにした。

 今は布引高原ではヒマワリ畑が満開だというが、低く雲が垂れ込めているので、高原に行っても視界は悪いだろう。当然山歩きなんてのは、予定から外さなければならない。近場でテオを連れて行きたいところと言えば、この夏連れて行けなかった猪苗代湖だと、とりあえず湖を目指すことにした。

 対岸辺りが布引高原になるが、思った通り雲の中だ。

 テオはこれだけの水を見るのが今回初めてになる。ドリは水が大好きで、猪苗代湖でもずいぶんと泳いだので、テオも水好きだったらいいなあと思っていたら、テオはまったく水を恐れることなく、ずんずんと湖の中に入って行った。

 と思ったら、ビックリして慌てて飛び出して来た。どうやらテオはただの平らな土地だと思ったらしく、普通に歩き出したらズッポリ水の中に入ったので、ビックリ仰天してしまったのだった。そのせいで、そのあとはいくら引っ張ろうと決して水辺に近寄ろうとはしなかった。

 残念ながら水遊びは、来年の夏まで持ち越しなのである。

 少しは水の少ない場所ならと、春になると桜並木で花見客でごった返す観音寺川に行った。看板によると、ここは断層によってできたとある。断層といえばNHKのブラタモリに出演しているタモリさんが、いつも断層ファンだと公言している。以前に猪苗代湖の回をやった時には、ここは紹介していなかったなと思いながら、テオを河岸をブラブラする。

 次は喜多方まで行ってみようということになって車を走らせていると、タミちゃんが腹が減ったので、途中で食べて行くという。喜多方の隣町の磐梯町の食堂で、ふたりでラーメンを食べる。わざわざ有名な喜多方ラーメンを食べずに、別のところでラーメンを食べてしまうところが安部家の流儀なのである。

 喜多方では、よくコマーシャルなどで使われる絶景ポイントに行ってみる。眼下に喜多方の町と田園が広がる風景だが、山がちの地方にこれだけで広々とした風景は珍しい。が、観光客を呼ぶためだろうか、以前にはなかっただろう「恋人坂」という看板が新設されていた。「恋人坂」だの「恋人岬」だの言うのは、日本中あちこちにあるのだ。せっかくの絶景なのに、どうしてこんなダサい名前をつけてしまったんだろう。これでは行ってみたいと思っていた人も、ちょっと引いてしまうのである。

 それよりも近くはソバ畑が広がり、蕎麦ロードの別名もあった。こちらの方がよほど実態を表しているのに、残念なことだ。

コメント
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